『母の日』に贈り物をするから金くれよと妹が言うのです。妹はまだ働ける年ではないし、お小遣いも毎月使い切る律儀な性格。仕方がないのでお釣りは返す条件で壱萬円札を渡しました。そして帰宅した妹は僕にこう言いました。
『足んないよ』
どんだけ高価なプレゼントやねん。
交通費、飲食代、あと遊ぶ金で大半が消えたそうです。気配りの足りない兄ちゃんを許しておくれ。
いや、ちゃうやろ。お前な
国土交通省が道路担当職員用に民間から145戸の宿舎を借り、151140000円を道路整備特別会計から支出していました。家賃は月幾らにすれば良いだろうか。
一億五千÷145やろ?
(支出150000000÷145戸)÷12ヶ月で87000円よ。
ですが、道路整備特別会計に戻されたのは19710000円。131430000円足んないね。
それって道路担当職員用の家賃を道路整備特別会計がほぼ全額負担みたいなもんやないか。
国交省道路局総務課は『支出には法令上の根拠があるのでご理解いただきたい』と申すので、その法令上の根拠てものを探してみました。
ほいでどないや、あったんか?
根拠があるなら言えよ。
わかんなかったのね。
繰替金償還の条文は見つけました。道路整備特別会計法には『借りた金は返せ』と。
借りた、ならね。
道路を作るお金で、遊んだり旅行したり、家賃まで支払い『お金足んない』が通用すると思うのか。金返せ。
それを妹にも言うたれや。
ヤッちんには妹いないわよ。
なんでお前はそういう嘘をつくねん。
違法ではない。