俺の精神クラッシャー

道歩いていてふと前を向いたらちょっと遠くの方を可愛い感じの女の子が歩いていて「あ、なんか可愛いな」って感じで見てたら信号のとこで追いついて、チラッと顔を盗み見たら前の彼女だったよ!!「ウオッふ!」って言うところだった。

いまだにそういうふうになるところ女々女々しい。

そう、今日は肉の日だから、ゼミメンバーで焼肉に行くぜ。

あなたの夢を教えてくれませんか

金曜日は、ぼくの小学校の卒業式でした。
六年生の、お兄さんお姉さんが卒業しました。ぼくは、五年生なので、送る側でした。

六年生は、校長先生から卒業証書をもらったあとに、ひとりずつ、短いスピーチをしました。
テーマはみんな、将来の夢についてでした。

税理士だとか公務員だとか、プログラマー、秘書、司書、アニメーター、だとか、いろいろ難しそうな職業がたくさんで、おどろきました。

「れれれ?ぼくが小学生のころなんて、男子は野球選手かサッカー選手、女子は花屋さんかケーキ屋さんかお嫁さん、珍しいといってもせいぜい漫画家か宇宙飛行士だったぞ」とぼくは思いました。
あ、ぼくいま小学生なんですけどね。

小学生の将来の夢も、多様化しているんですね。
エムブロのお兄さんお姉さんの夢は、なんですか?

ぼくは、宇宙飛行士か、消防士か、警察官もいいけど、幼稚園の先生もいいなって思ってるし、お花屋さんもあこがれるし、詩人にもなれたらなりたいし、船乗りもいいと思う、大学の研究員なんかもかっこいいなぁ。でもまずは、小学校を卒業しなきゃねっ!きゃぴっ!

1番なりたいのは、いまだにウルトラマンだったりするかなぁ。
ぼくも変身アイテムを拾って、ウルトラマンになって、怪獣をやっつけたいな。
でも、怪獣ってあんまり来ないよね。
そんなら、キャプテンアメリカになりたいな。ここは日本だから、キャプテンジャパンかなぁ。
悪いやつをこらしめて、みんなを守るよ。でもキャップはいいやつだから、悪いやつでも殺さないんだ。

でもみんなって誰だろう!
ぼくのまわりには、誰がいるんだろう!
お父さんとお母さんと妹と弟とねこと……?
あとは、ともだち?学校の先生?
昨日すれちがったあの人は、本当にいる人かしらん

そもそも、ぼくはここに本当に住んでるのかしらん。ぼくは日本人だったかしらん。ぼくは男の子だったかしらん。女の子だったかしら。ぼくは小学生だったかしら。ぼくはにんげんだったかしら。あれ?ねこだったかしら。

いまは朝であってるかしら。

ぼくの将来の夢は、
縁側で、ねこといっしょにお茶を飲んで、孫が遊びにくるのを待つことだよ。
怪獣も悪い人もいないよ。
小学生もいないよ。
大学もないよ。

【とある28歳女の話】


女はキチガイになった。20才よりも小さいころはキチガイじゃなかったけど、20をこえてからキチガイになりつつあり、28になるころにはもう立派なキチガイであった。
20のころに付き合った彼氏とはずっと続いているが結婚はしない。なぜなら女が望まないからだ。
女がいま1番望んでいるのは、犬のぬいぐるみである。
みどり色で、麻で作ってあるぬいぐるみが欲しい。
女は彼氏にお願いした。
彼氏は世界をまわってみどり色で麻でできた犬のぬいぐるみを探したが、見当たらなかったので作った。
女は大変満足した。耳の長いところを持って、おててをつないでいつもいっしょに歩く。
麻でできたみどり色の犬は、炭と名付けられた。
女はすぐに炭を好きになった。どこへ行くにも炭といっしょだった。彼氏は安心した。メイドインチャイナじゃないから、怒られると思っていたのだ。もし彼女が怒ったら、俺はチャイナになろうと思っていた。
女は炭と寝るのが好きだった。

数ヶ月後、女は妊娠した。
彼氏は世界の終わりだと思った。女は結婚したくないのだ。妊娠したら、結婚は義務か、おろすしかないか、彼氏はひどくうろたえて、炭の腹を引き裂いた。
女は泣いた。
炭は大事な友達だった。寝るときもトイレもお風呂もいっしょだった。大事な友を失ってしまい、女は彼氏を信用しなくなった。

女は5日で臨月になった。彼氏は、どうやって女を苦しませずにこどもをおろせるか考えていた。やはりもう一度、炭の腹を開けるしかないのか。

女は、こどもの名前を考えていた。女にはもう、立派な父性が芽生えていた。こどもは漁師にするつもりだ。

ある日、耐え兼ねた彼氏が、とうとう初めて女に話しかけた。
「名付けというものは、そんなに大切なものか?」
その瞬間、女は陣痛をむかえ、出産した。
腕から、可愛い炭が出てきた。女は喜んだ。それから頭部から、もうひとつ炭が出てきた。双子だったのだ。これにはさすがの彼氏も喜んだ。

「ぼくたち、結婚したほうがいいかなぁ」
彼氏はおしゃべりになっていた。女は、なんだか彼氏がうるさくなったと思った。だから、夜逃げをした。カバンに、腹が裂かれている炭と、双子の炭をつめて、スクーターで夜逃げをした。

女はもう、まともになっていた。28歳もそろそろ終わるのだから仕方がない。
女は、炭たちを抱いてベンチの下で野宿をした。

新しい朝はこなかった。
女と炭たちは、公園にBBQにやってきた野菜成分が足りていない大学生たちに、野菜にされてしまったのだ。
女はニンジンになり、炭たちは、ピーマンになった。

そこへ、警察がやってきた。
野菜成分が足りていない大学生たちは、あせって散り散りになった。
その警察官は、女の彼氏だった。女を探すために、警察官になったのだった。
しかし、もう手遅れだ。女と炭たちは野菜になってしまった。
彼氏は泣いた。泣きながら、ニンジンとピーマンを食べた。

彼氏は、この日のことがショックで、キチガイになってしまった……。
おめかしをして、外を出歩くようになった。道ゆく人は皆、こいつはキチガイだと思った。

男も28才になった。
あの日の女と同じ年齢になった。男は毎日、野菜成分が足りていない大学生を買ってきては、庭で栽培した。
さみしさを紛らわせるために、本物の犬も買ってきた。しかし、本物の犬とは、びゃーびゃーびゃーびゃーとうるさいのだ。そこで、男は、川に犬を返してきて、昔のように炭を縫った。

一方、ニンジン且つまともになった彼女は、男をうらんでいた。
男に食べられたからだ。彼女は、男の咀嚼音が何よりも嫌いだったのだ。
彼女は毎日、ニョキニョキと男の耳からはえてきたが、男はキチガイだから気づかなかった。男が気づかないと引っこ抜いてもらえないので、彼女は、毎日はえてはくるものの、毎日枯れてしまっていた。そしてまた、新しくはえてくるのだ。

彼女は、炭に会いたかった。
彼女は炭と浮気をしていた。あの日生まれた双子の炭の母親は、炭である。
彼女はまともになったので、そのときはじめて、炭のありがたみを知った。
そして、悟りを開いた。
もう、私は引っこ抜いてもらえないのだ。男は変わってしまった。
あんなに愛していたし、愛してもらっていたけれど、私の浮気のせいで男はキチガイになってしまったニョキニョキニョキニョ。

彼女は、まともになったので、自殺を決意した。実にまっとうな判断であった。
いままではキチガイだったので、死のうと思っては逐一男に報告し、止められていたのだ。今回は、男には何も言わずに死のうと思った。まっとうな判断であった。

彼女は、はえてくるのをやめ、男の胎内で死んでしまった。彼女はニンジンになっていたので、28歳のままだったから、享年も28歳だ。

キチガイになった男は、胎内のなかでの彼女の死を感じた。
「これでまっとうな暮らしができる!」
と男は思った。

男のキチガイも完全に治った。

翌日、彼は、サスペンスドラマでよく登場する海辺の崖から飛び降りた。
享年28歳だった。

天国

天国!天国天国!
天国天国!
天国!
天国天国!

天国天国天国?
天国!天国天国、天国天国!

蟲天国!
天国天国!

ワーム天国!天国天国!

わわわわワーム!ワーム!て!て天国!

天国

天国天国ー!天国天国天国天津飯天国天国天国天国天国夫国天国天国天ぅ!

夫国!夫国夫国!去国去国!

バナナケチャップ天国!天国ケチャップバーモントカリー天国天津飯!

天国

天国……

ぼくはもう少しだけあたまがわるく


ふと気がついたら、夜の8時から3時まで漫画を読んでいた。1冊の漫画を読むのに7時間もかかるかふつー

ベッドに寝転んで読んでた。
バカみたいな漫画だった。
読み終わって気がつくと、いつの間にか無意識に時計外して枕元におき、靴下も無意識にぬいでスリッパの中に丸めていれてあった。ズボンは何故か、シーツの下にあった。

バカかと思った。しかし、バカな漫画を読んだ後だからか、「ぼくはもう少し馬鹿になるべきなんじゃないか」とも思った。

馬鹿になるとは具体的にどんなになるんだろうか。
卒論のことや、将来のことであたまいっぱいにするのをやめてみるか。それはレベル1。

レベル2は、ねる、あ!ねむい!もうねむい!だめ!急に眠気が襲ってきた!もうだめだ!ねる!ねるわ!
おはすみ!
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こんにちはお日柄も良く、やしちです。
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