おへやじゅうが

部屋中が、ベットの上が、車の中が、彼のものであふれているよう。漫画とゲームと服とCD。

ぽかん。

ぼくが寂しくならないように、暇をしないようにって、置いていくよう。
それに埋もれて眠るよ、服を抱いて眠るよ、漫画は読まずにしいて眠るよ、CDを子守歌にして眠るよ。
起きたら、寂しい寂しいと言って泣くよ。
おとうさんとおかあさんが困っているよ。

スティッチのオープニングがpillowsじゃないから怒ったよ。
styleシートがうまく使えないから怒ったよ。
大三元阻止されたから怒ったよ。
眠ったら、怒ってたのも落ち着くよ。

布団にしていた漫画を読もうと思う。元気良く読むのがコツである。

目が痒いから、指で目玉ぐりぐりしてるなう。

案外、痛くなくてびっくりするよ。

 

さみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいようさみしいよう

ふん、ぎりぎり

男はよく勉強した、わけではないが学校に通っていた、名前を仮にススムくんとしよう。

ススムくんは学校に通っていた、成績は真ん中くらいだった、運動はあまりできなかった、音痴だった、顔は普通だった、モテなかった、友達は少なかった、満足だった

勉強熱心ではなかったが、授業を休まないのと、課題の提出はよくやった。ススムくんは、当たり障りのない自分に満足した

趣味は歌を聴くこととインターネットとゲーム。かっこいいから始めたギターは、うまく弾けなかったので埃をかぶっている。たまに取り出して、ポロロンと鳴らして満足して片づけた。

ススムくんには、なにもなかった。それでいて、『ぼくのような人間はたくさんいる』と知っていた。知っていたからこそ、なにもしなかった。ススムくんは、望んで大衆のなかに隠れた。ススムくんは満足だった。

ススムくんは、『自分は特別だ』と思っている人間がきらいだった。人間はみんなススムくんのように、なにもないと思っていたからだ。あるいは、――

そんなススムくんにも恋人ができた。美人ではないがブスでもなく、面白みもないし成績はまずまずだが、いっしょにいてしあわせだった。恋人の名前を仮にドリ子とする。

ギャルゲーのようなデートはできなかった、オナニーより気持ちいいセックスもできなかった、だけどススムくんはドリ子と歩くだけで満足だった

ススムくんは、ある日ふと、自分の手を見た。大きくもなく、小さくもなく、特徴のない手のひらだった。

ススムくんは、ドリ子を想った。標準体型で顔は普通でわがままではないが気が利くわけでもないドリ子、成績は真ん中運動神経人並み料理だけが誉められるドリ子、ああなんて特徴がない、ぼくたちは似た者同士だね、ドリ子

ドリ子を想いながら、ススムくんは手のひらを見た。

そしてからだ中を走る寒さに気がついた、なんだろうこの気味の悪さ、『ぼくのような人間はたくさんいる』という感覚、からっぽの心臓、埃まみれのギター、意味もなく泣くドリ子、当たり前の生活、結局つっかかる『ぼくのような人間』、いつも同じことを考えている、ぼくは特別になりたいのかな

ススムくんは、ドリ子を呼び出して、ドリ子に尋ねた、『ぼくはどんな人間だ』、ドリ子は大きくも小さくもない目でススムくんを見上げた、『ふつうの人間だよ』、ススムくんはまた尋ねた、『ドリ子はどんな人間だ』、ドリ子は厚くも薄くもない唇を開いた、『ふつうの人間だよ』、ススムくんはうなずいた、ドリ子の頬をなでる、冷え性で冷たい肌に涙が出そうになった、『そうかな』

ドリ子を帰して、ススムくんは手紙を書いた、せめてだれかの特別になろうとおもう、と書いて、引き出しに入れた、ドリ子宛ではない。

ベッドに入って目を閉じた、明日も、音楽を聴きながら自転車で学校に行って課題をもらって友達と通信ゲームをして家に帰ってドリ子とメールのやりとりをしながらインターネットをしよう、ススムくんは変わらないであろう生活に満足した

翌日ススムくんは発狂する

鳴く勇気がないので得意な役はチートイツです


こんばんはやしちです。
麻雀、漫画、昼寝、通院、昼寝、麻雀、煙草、麻雀、ネトゲな生活をしています自堕落!

昼間腐るほど寝ても夜になると眠たくなるって不思議だね。4時前に目醒めるけどね。

こんなんじゃあいけないと思い明日は単発でバイトです、高校生によくわからない封筒を押しつけ住所を聞き出すだけの簡単なお仕事です。

国立大は、明日から二次試験とかなのかなかなかな。いいか高校生諸君、こんな大学生になってはいけないゾ☆



生きる気力がわかなくて大変です。
好きなことも好きじゃなくなって、作業的にネトゲと麻雀をしています。
楽しくないけど、外にいるより楽なのです。

外界があんまりにもつらくて、お兄ちゃんに、『調子に乗るなよ』と怒られ(後に仲直りする)、やしちは、ぼんやりと生きています。

こうしていたら、いつかはぼくも、サイボーグになれるのかしらん。
機械の体が欲しいから、僕らは999に乗る………

ばかじゃないかねどいつもこいつも。
くたばっちまえ、くたばっちまえよ、くたばれ

定期的に意味もなく、何かぼんやりとしたものに憎悪と恐怖を抱きながら、あほみたいに麻雀しています。

ぼくです。

いっそ、

長い長い夢のあとの


ぼくの長い長い夏休みが終わって、いま、帰ってきました。もう冬で、やがて春だね。ぼくは、やしちです。

夏休みのあいだ、いろいろなものを見て、いろいろな人と会って、いろいろなことをしました。もう僕は、スペイン語でも韓国語でも、僕のことを話すことができるくらいになりました。

こんなに夏休みが長くなってしまったのは、夏休みがあんまりにも楽しくて帰りたくなかったのがひとつ。
だけども、冬にさしかかった頃ぐらいから、バカンスが苦痛になってきました。

(ほら、あれじゃん、ぼく魚じゃん、しかも深海魚じゃん、空気中じゃ息できないどころかもう、日の光もつらいっていうか。)

休みすぎても疲れるじゃないですか。夕焼けこやけの歌が流れたから、あー、帰りたいなぁって思うような気持ちで、僕は、海に帰りたくなりました。

ところがどっこい、水面近くと深海じゃ呼吸の仕方が違っていて、深海での呼吸の仕方を僕は忘れてしまっていたのでした。

冬のあいだは、それを取り戻すのに必死で、帰れませんでした。それが夏休みが長くなった理由ふたつめです。お散歩したり、先生とお話したりして、やっと帰ってきました。ただいま、人間ども。

いまは、自宅で、ふうっと息を吐いて、旅の疲れを癒しています。

疲れがとれたら、夏休みにあったことを思い出しながら、うみます。

ふむ。追記って、どう書くんだっけな。

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こんにちはお日柄も良く、やしちです。
此処は、
『部屋の部屋』
というサイトのブログです。
創作散文詩、小説など置いてます。
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(旧サイト、ガラケー向け→『ETC』
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