みんな、赤の他人になっていく。
赤い他人だよ。
お兄ちゃんは、僕に持たせた。
赤い他人だよ。
僕は友達にならなかった。
僕は赤ですらなかった。
透明だったんだと思う。
誰も僕を見ないと思う。
僕がいる位置は空洞。

明日もまた、同じような文面がくる。
悩ましいことに、明日もまた、同じような文面がくる。

日に日に僕は太っていく。ご飯が美味しいから。泣きながら、口にご飯をつめている。ご飯が美味しいから。
シュヴァンクマイエルのような食べ方をする。汚い食べ方をする。

明日もおんなじような文面がくる、残念ながら、明日もおんなじような文面がくる。

僕は透明なはずなのに。
みんなして僕を見ないくせに、仕事は空からふってくる。こぼれた仕事は、僕にでもやらせようという魂胆。ありがたくもなんともない。時間だけが消えていく。

僕はもう、居たくてそこにいるんじゃない。
なんのために居るのかはわからん。残念ながら、明日もおんなじ文面がくるから。それしかきっと理由はない。