両生類ゲコゲコ


【ボクは、とあるオタクとお友達で、同居していました。】

『ところでサ、きみはエロスについてどう思う?』

薄暗い部屋。パソコンの青白い光だけが発光物。かわいらしいアニメの女の子に、奴は飽くまでも無表情だった。ムッツリ。

『エロス神は崇拝していないよ、ボクはキリスト教徒なんだ。』と言うと、奴は眉を動かしただけで黙っていた。ボクは少し、調子にのって言った。
『それに、性にがっつくのは美しくはないかな。』
『本音は?』
『やりたい。』
『矛盾している。』
『できれば君と。』
『やなこった。これだから三次元の女は…。この淫乱』

奴が、パソコンの中の嫁以外の女の子には興味が無いと知っている。ボクは少しだけ、苦笑した。

奴は立ち上がって、ボサボサの長髪をかきながら玄関に向かった。
『どこに行くの』
とボクが問うと、『飯、』という実に簡潔な答え。時計を見ると、もうお昼だった。

『外に行くんなら、お化粧くらいしたら?』
『もうじき女捨てるから良いんだよ』
『もったいないなあ…』

心の底からの本音をもらすと、奴は呆れたようにボクを見た。
何か文句でもつけたいのだろう。でも結局、何も言わずに目をそらされた。

玄関で靴を履いているあの子に向かって、ボクはからかい半分に声をかける。
『ねえ、女捨てる前に抱かれてよ!』
『やなこった!だれが両生類なんかと寝るかよ!』
一字一句予想通りの答えが返ってきたので、可笑しくて笑いだしそうになった。

今更でどうしようもない関係だ、ボクたちは、となんだか馬鹿みたいなこと思い、、
   、
  、
 、



気がつくと、女を捨てたボクは、死ぬまでずうっと独りだった。

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ひたすら愛おしい、


妹弟の運動会にやってきました、ちびっこがいっぱいあはははあはあはあは自嘲します。自重。

こう書くと…犯罪臭がするかもしれませんがちびっこ大好きです。癒されます。
現代は、『ちっちゃい子好きだよ!』と言うだけで犯罪者予備軍ですよね。

子供がからむ犯罪は、なくなっちゃえばよいのに。
あんなに、みにみにぴょんぴょんしてて可愛いのに、なにゆえかれらから笑がおをなくそうとするのだろうか、。

お返事。

(通信箱)が起動しているようでよかった

$$『はじめまして(?)たまに来ていた…』
わ、お!前々から来てくださっているのならば、はじめましてではなくもはや兄弟ですね。
んはは、デレる…、ぼくも貴殿がだいすきです^^^ありがとうございます。



さ、て…と、
一旦帰ろうかな。

『センセイ』もたまには良いコトを言う


『絶望しきっている時期もある。

何をやっても上手くいかない、
調子が悪い、
八方塞がりで、
どこを向いても敵、敵、敵――…‥
そんな時ヒトは、下を向いて俯く。
下も地面で塞がっている。
もう、どこにも逃げ場が無い…

そんな時は、上を見ろ、
不運に囲まれたとしても、足元に地面しか無くても、天井は開いているだろ、空が見える、

誰かに引っ張り出してもらいなさい。

絶望に囲まれた友を見た時、
いっしょに敵の中心に入って、寄り添ってやるのも優しさだが、それじゃあキミも彼も出られなくなる、から、
引っ張り上げる力を持て。』

(ホント、たまに良いコトを言ってのける教師だ、
コトバの選び方がなかなか上手い。ぼくは好きだ。
どうして国語の教師じゃないのかしら、この男。)
(ちょっとだけ、教師になるのも悪くないかもなぁ、と思ったりした。)
(ならないだろうけど。)

もう、秋になる。

地面の果て

こう……、
【実は、地球ってまっ平らで、地面の端っこに立って下を覗いたら、地面の下に星が見える→見とれていたら、後ろから誰かに突き落とされた】みたいな気分です。

コメントお返事です。
遅くてすみません。
$$無都さん
まだ作ってないので、美味しいかどうかは不明です、よだれは拭いてください^^^

$$サイカさん
実を言うと、《ケータイもメモ帳も裏紙も鉛筆も無い。あれ?マッキーの紫色ならあるんだけど》という、実に高校生らしかぬ状況にいました。

$$希林さん
作ったらコチラで自慢しますが、時間が空いていないという、誰かさんの陰謀が……。
デザートはおれの恋人。



地球が丸くて良かった!!

でも、下に浮かぶ星が見られないのは非常に残念です。

この、【全体的に蒼い世界】では、利と不利は常に仲良しさんなようです。

仲がよいのは、非常によろしい。

結論。

碧い幸せ。


【碧い表紙の本を手に入れた】

ハジマリ

『まるでアタマが悪いのね、』
『お前に言われたくは無いよ、アタマ無いくせに』

変ゼル(兄)が、愚レーテル(妹)の脊に腕を回した、そこが腐敗のハジマリでした、死んだ魚の匂いがする、歯で相手の唇を噛むと校庭の鉄棒の味がした。

『向こうの兄妹は、蒼い幸せを捜しに出かけたよ、』
『アタマ悪いのよ、そんなモノ無いに決まってる、そうでしょ?無いと言ってよ、お兄さ……』

気持ち良(悪)い、

『碧は、ボクらの色なのに。あの日ボクらは、碧い夜の日に大人どもを出し抜いた、』
『それならどうして、蒼い幸せはボクたちのモノじゃないのかしら、幸せってきっと蒼くは無いのよ、緋いに決まってるわ、ねえそうでしょ、兄さ…』

緋い鳥仔鳥、何故何故緋い、


兄は妹の唇に噛み付いた。妹の唇も、みつあみの髪も、ワンピースも、小生意気な瞳も、
全部ぜんぶぜんぶ緋いので、『ボクらの幸せはほんとうに緋い色をしているのだろう』と二人は思った。
否、そう思ったのは兄だけだった。

『いつか、いつかいつかいつか、二人で幸せの緋い鳥を探しにゆこう、』

二人の涙は、確かに苦渋の碧だった。



『なんて、ね。』



叶わない夢に!!

妹は先に、全身幸せの緋で、兄を裏切り先にゆきました。幸せの緋。

哀しすぎる夢に、

『たったヒトリの、家族だったのに、』

目が醒めたときに変ゼルは、
妹の上に裁つ緋い鳥をみた。

(あのコはいつ、死んでしまったの?)

口の中は、運動場の鉄棒の錆びた味がした、(    あっ、   ぁああぁ、)

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