昨日話をしていて、離婚してから1番自分が変わった事は、『綺麗なもの、可愛いもの、キラキラしたもの』に対して、とても素直に欲するようになった事だと思ったんだ、って話をしていた。

長い間、ずっと抵抗があってアクセもつけない、ネイルもしない。メイクも最低限。ひどい時は眉だけかいて終わりにしてた。

多分、女としての自分を否定したかったのかなと思う。最後の数年はレスだったけどすること自体苦痛だったし、触れられるのも嫌で『妻』という自分を否定していたんだと思う。

今は迷走してるけど、メイクは楽しい。
話を聞いてくれる人に、相談してアドバイスしてもらったり。
綺麗なものや可愛いもの、キラキラしたものって、やっぱり心の栄養なんだと思う。
長い間ずっと否定して、手を出すことに罪悪感、敵意を向けてたのは、もったいないとは思うけれど、それだけ心が壊れてて、目を背けて自分を守っていたのかもしれない。自分とあれは違う世界にあるものだって。

引越しを無理矢理決めて、来月引っ越すんだけど、すべてリセットしてやっと始められるんだと思う。今度の場所は、古いアパートだけど、ひとりで暮らすには充分だし、実家から5分くらい。私に何かあった時、みるくを頼める距離だから心強い。それにあまり丈夫でない私を心配してる両親も手に届く範囲だから、安心出来ると思う。

引越し手伝ってくれる友達(いつもありがとう)に、会う度に表情が良くなってるって言ってもらえるし、話を聞いてくれる人も「良い方向に向かってる」って言ってくれるから、私はきっと良い方向に変われてるし、前に向いていける幸せな状態なんだと思う。

抵抗のあったの女子力アップ系のまとめや若い頃好きで読んでた光野桃さんのエッセイの言葉を頭に入るし、服装も適当なものから部屋着でもロングワンピや髪もきちんと纏めることを心がけてる。引越しの準備で部屋はぐちゃぐちゃなんだけどね。
ネイルも今は、自分に合う色をジプシーする楽しさもある。手に年齢出始めてるから、若い頃つけてた可愛い色はもう似合わないからそれに合うエレガントなものが欲しいな、とか。

今の所、2度と恋愛も結婚もするつもりもないし、考えられないけど、今は自分の中によどんでる澱をゆっくりと漉していこうと思っている。

この歳になって、色々と遅いリハビリしてるけど今度は自分の人生楽しみたいと思う。

私と関わってくれる方には本当に感謝している。