昨日、もう一昨日の話になりますが、旦那さんを無事に入院させました。

もちろん、順調にいくわけもなく。
昨日、ついったでもつぶやいたのですが、本当にひどい有様でした。

「入院したくない」「体が動かない、苦しい」「明日、母親と行く」といごねる旦那に私は、義母が来るまでの約一時間の間、「甘えるな」「逃げるな」「先延ばしにしたら、お前はいかない」「お前のその言葉なんて今更信用するか」というような言葉を怒鳴り続けて、怒りのあまりベッドを蹴りつけるといったことをしていました。

当然、猫達はおびえてました。

義母の「いい加減にしなさい、まくまちゃんが可哀想でしょう!都合のいい時だけ、『お母さん、お母さん』と甘える癖に!」という言葉で諦めたのか、なすがままでした。 

今回は再飲酒のためなのか、離脱症状がはたから見ても顕著で、異常発汗と手の震え。幻視もありました。

電車はどうあっても無理なので、家から病院までタクシー。首都高使った…。

病院に憑いたら観念したのか、旦那は大人しかった。

診察の前の面談では飲酒の経緯、アレルギーの有無、職歴など。不意に先生に「奥さんから見ての旦那さんはどんな性格?」と聞かれ、本当に素に
「狡猾で計算高いです」と答えて、先生に笑われて慌てて「無口です」と答え直したり。

でも、14年生活してて思ってたことはぽろりと出ちゃうのは仕方ないよね。頭いい人だけど。


診察と入院の同意書にサインしていきました。
今回は、禁断症状が酷いので、閉鎖病棟の個室から。
てんかんの発作を何度か起こしているから、監視カメラ付きの部屋。
自傷を起こしたり、暴れたりしたときには、拘束具等を使うなどのことの同意書に次々のサインしていく旦那さん。
離脱症状で、手が震えてしまって酷い字でした。

その姿を見て、私はやりきれない思いでいました。


ついったでも書いたけど、お酒は簡単に人を壊します。

依存症になった本人も苦しいけれど、周りもこれ以上ない不幸です。
暴言を真に受け、悩み苦しみます。
暴言、暴力に怯えて正常な判断なんてできない。
仕事で評価をもらえるようになって、そこで自信がついてきて力関係が逆転していって、前はやられっぱなし、殴られっぱなしのところをやり返す、先に殴って押え込んで大人しくさせるといった行動をし始めてから大人しくなったけれど。(もちろん、殴り返されることもあって、痣を顔に作って仕事したこともあるけど)

私もDV嫁と言われれば、そうでしょう。わかってます。けれど、先に潰して心を萎えさせないとこちらが酷い目にあうからきれいごとなんて言えない。

アルコール依存症は、最終的にはアルコールで脳が委縮していって、痴呆と変わらなくなるし、内臓もボロボロになって俳人になります。

酒癖の悪い人は、アルコール依存症、そしてDV予備軍なので、どんなに好きでも逃げるべき。
私のような思いをする人が、一人でも減ってくれますように。