あした、会えるんだけど

うれしいんだけど

うれしくないふりをがんばるんだろうなぁ

だってきみには

わたしとちがって

すばらしい未来がまってる

そんなことを言ったら

わたしの人生はもう

終わってしまったみたいだからやめたい

あしたはうそのにこにこで

それともすなおなはにかみで

きみの目にうつるなら

どっちでいればいいんだろう




ずっとずっとまえの

あのこをすきなときを思い出す

すきなのにうれしいのに

つよがりにかえていないと

じぶんをたもてなくて

つよがりにつよがりかさねて

きらいだってずっと言ってた

意を決して好きなのかって聞いたら

嫌いじゃないって言ってたあのこも

わたしのことがすきだったらしい

なんだよ

そのときに言えよ

だれかのものになってしまって

いまわたしだけひとりになっても

いみがないから

うごけないから

なんて弱いもの同士がかみついても

仕方なかったね、あのころ

そんなあのこがいまとなっては

素直な声きかせてくれて

そしたらわたしも

素直ににこにこできたりして

いまさらだけどよかったのかな

もう答えもだせないわ、



約束して会ったにこにこのわたしより

道端でばったり会ったふいうちのわたしが

ほんものなんだって知ってた?

わりと夢をみて生きてるあのこ

そんなきれいな色の夢そんざいしないよ

なんて言ったらほっぺた掴まれるんだろうか

自信がないきみのこと

わたしはすごくかっこいいとおもってた




あのこに会えないのとは関係なく

あしたは綺麗な瞳にすいこまれるよ

魚みたいな灰色の目をしたわたしに

夢みたいに鮮やかなにじいろをくれるとおもう

純粋とか単純とか

そんなことばがすごく、にあうかもしれない

どんなむずかしい素敵なことばより

わたしが欲しいのはもっと簡単な

綺麗なものだった、






もうすぐあしたがくる



待ちこがれたあしたがくるよ、