食べたらだめなもの無い?

そう聞いてくれるのが

なんで君なんだろう


痛くない?

さみしかったん?

そう聞いてくれるのが

なんで君なんだろう



願いがあったこと

痛いのは胸の奥だったこと

かなしくて行き場がないこと



知っていたとしても

そんなことばをかけられるのは

君だからだったよね



突き落とされた場所で

出口がなくて

見ないふりして

聞こえないふりして



ただつくった顔で

ベッドに入って明日を迎える



冬はもう過ぎて

心地いい太陽が

照らしてくれるのは

表情のない頬



じゃあ行くね

背中ごしに閉まったドアを

しばらく眺めていた



動けないまま

眺めていたよ