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ACT5-(6)

警察に連行される3人を見送った芳樹達は、やれやれとため息をついた。
「…………どうなるんでしょうね、彼女達。」
「精神鑑定されるだろうけど、殺人をしているからね。
未成年っていうのも考慮されると思うけど…………。」
「……………でも、再生回数が伸びないからって人を殺すのはよくないな。」
「…………そうですね。」
「…………で、どうする?」
「……彼女達が呼び出したエンジェル様……低級霊をどうにかして祓わないとな。」
「まあ、これは祐一が専門だから祐一に任せようぜ。」
「そうだな。」
「………そんな投げやりにしなくても……。」

かくして、踊ってみた動画を巡る事件は終わった。
「………芳樹義兄ちゃんだけズルい。」
「何がずるいんだ、ゆき。」
「だって満月と2人で土方組のコスして踊るなんて!
僕だって踊りたかったよ!」
「………だったら、幸人お兄様もコスをすればいいじゃないですか。
幾らでも付き合いますよ?」
「満月ってば優しい!じゃあねぇ、メイド服でこの曲を………。」
「待ちなさい。自分の願望を妹に押し付けない。」
「そういうあや兄ぃ、顔がにやけているよ。」
「………満月のメイド服に萌えてるんだね、うわ変態。」
「……メイドは止めた方が良いと思う。ここはバニーちゃんでしょ。」
「お前が1番怖いわ、はる。」
「とかなんとか言って、芳樹義兄さんが1番喜んでいるじゃん。」
「何でだ。」
「じゃあその鼻血は何?」
「うっ…………。」

「…………大変だなぁ、お嬢様。」
「…………当の本人がいる前でメイド服が良いとか、バニーちゃんが良いとか言わないでくれます………?」
「奥様も良く、綾人様をとっ捕まえることができましたね…………。」
「………本当にそうですね………。」

続く。
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