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ACT5-(4)

「…………智久様、どうですか?」
「おぅおぅ、賞賛の声が多いが批判の声もあるな。
こいつらが怪しいな。」
パソコンをいじりながら、智久は批判のコメントを出した投稿者の情報を画面に出した。
「………芦田佳代子に間宮愛菜、石田彌生。
全員、同じ私立中学の3年生か。個人情報タダ漏れだな。」
「3人が通っている学校は進学校としても有名ですね。
……それに3年生となると、受験のストレス発散として踊ってみた動画を投稿しているんでしょうか。」
「だろうよ。………ええっとこいつらの踊ってみた動画はっ……と。
…………まあ、可もなく不可もなく普通だな。
素人らしい踊りだ。」
「……この3人が河川敷の事件と何か関わりがあるのか?」
アイスクリームを持ってきた芳樹がほれ、と智久と鶴丸に渡した。
「それをこれから調べるのが、警察の仕事だろ。
芳樹と満月ちゃんは変わらず踊ってみた動画をアップしてくれ。」
「わかった。………まったく、お前もやってみたらどうだ?」
「俺は見ているだけでいいんだよ。
2人の仲に入るのは勘弁してくれ。」
「何だ、わかっているじゃないか。」


………同時刻。

「………ダメ、続かない。」
「………こんなんじゃだめだ。」
「………他の河川敷にも行きたいところだけど、警察が張り込んでいるから
インスピレーションが浮かばない…………。」
「…………どうする、エンジェル様に頼んで警察を排除してもらう?」
「………うん、排除してもらおう。」
「それしか方法はないよね。河川敷の人達を殺してくれたんだもの、エンジェル様。」
「そうと決まればすぐにまたエンジェル様を呼ぼう。」

「………うん、呼ぼう。」

続く。
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