他との繋がりが全く絶たれているから、捨て身になれるから、あの人と居るのは比較的楽なのだろうと見当はついている。
共通の知り合いがいないことをいいことに、きっと自分は歯止めが効かなくなって余計なことを言いすぎて、それが拒まれなかった分だけ依存する。
そんな自分がもっと嫌になる。
親密になってしまえば捨て身になれなくなるから、きっと他と同じになる。
嫌われないように嫌われないように、どんどんつまらない自分に収まっていく。
それで今以上に距離の取り方がわからなくなって接し方がわからなくなって面倒にもなって、自分の気分で相手を振り回すことになって、結局おわりたくなる。おわる。
そうやって予防線みたいなものを張って、言い訳を沢山ならべて、タヌキ寝入りを決め込んでいるのもなんだか馬鹿らしくなってきたところで、ちゃんとけじめはつけようと思っている。
もう何年も。
いや、逃げ道を残しておきたいだけかもしれない。
つくづく、勝手だ、と思う。