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不可能性を考える

後髪を切って、前髪は伸ばし始めた。髪型を変えるときというのは何らかの変化が自分の中で起こったときだというけれども、どうだろうか。

髪を切ったら、爪を切ったら、忘れたいことだけを忘れられたらいいのにといつも思うけれど、その頻度と都合の良さがゆえに忘れたくないことも忘れてしまいそう。でもそれはそれでいいかもしれない。

だけどそれは無理だから、考えないようにするようにしなくてはいけないのだけど、どうしたらいいかわからなくてずっと考えている、ようなふりをしているだけかもしれない。

こうしてみると考えるべきことが他にも沢山あるなあと思って、それさえ考えないようにするべき哉と思っているけれどしまった、これが出来ないから困っていたのだったね。

と考えるのは何回目でしょうか!

ミザントロープ

長い長い二週間でした。

言いたくないことは増えていきました。言いたいことは減っていきました。言わないようにしてきたことを、ついに言ってしまいました。そんなことは彼女にとっては大したことではなかったかもしれません。ずれは思っていた程ではありませんでした。でも確実にずれてはいました。方向性の違いです。解散の理由は音楽性の違いで、破局の原因は価値観の違いと昔から決まっています。他人が他人であることに嘆いているわけではありません。色恋沙汰でもありません。

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