なにか送ってきたとして

わたしがそれをあけなければ

会いたくなることはないと思った

だから

君のなまえを消してみる

ことにしました


この暑さがやわらいで

風が冷たくなってきたころ

まだ君のこと思い出したら

そっとなまえを取り出してみる

かもしれない



もう、会わない

かもしれない

べつにもう

わたしなんかいなくても

君は生きていける

かもしれない









君の手が

何よりも

好きだったなあということと



思い出して苦しくなって

しまうこと、それは



わたししか知らない

君は知らないで

こんな暑い日のよるも

優しいギターを弾いてる