きみのあたまをなでて きみがわらって

帰っていきましたよ

たのしかったよ




帰るって言ってたのに

やっぱりわたしの家もどりたいって言うから

ハーゲンダッツを買って

部屋にもどった




やっぱり帰らないなんて

きみが初めて言った理由は知ってるよ

ちょっとだけいじわるして

大人気なくてごめんね




クズみたい

わたしもだけど

でもほんとにわたしがクズなら

君は会いに来ないし

手を繋いだりも、しないね




自分のことをクズだと思い込んでるみたいな

そんな台詞を吐くきみも

ほんとにクズだったら

大丈夫?なんて言わないし

折れてくれたりもしないし




ほんとにクズなひとなら

お互いすぐに切ってるね

そもそも会いに来るのは

どういうわけか知ってる?





来月の約束は

ちゃんとはしなかった

こっちで花火できなかったから

そっちでするって

ふわっと言っただけにした




さてこれから

どうしようか




貸してたものも

返ってきたし

もう会う理由を

物では作ってない




次も会いたいような言葉を

今までわたしから言うようにしたけど

ここらへんで

わたしから言うのは

やめようかって




あとはきみ次第ってことに

しようと思った




きみがわたしに飽きるときがきたら

それでいいよ

だって仕方ないから



いいコトも

わるいコトも

わたしはぜんぶ受け入れようって

最初から覚悟してた



昨日のばいばいって言いかたは

つめたくしたと思う

そんなふりしかできないのは

あつくるしいのが嫌だから




3時間ほどの運転て

どれくらいしんどいのか

免許のないわたしには

わからないけど




遠いところありがとうって

昨日送ったメッセージに

さっき返事がきてた





こんどはこっち来てもらうからねって

ひとことだけ





それを

会いに来てって言ってるんだなって

いつから捉えるようになったんだろう




5ヶ月くらい

こうしてるけどさ

きみは

好きにならないって

言ってたけどさ

好きってどういうことか

考えたことある?






なにかを見せて

披露したいのも

まっすぐに目を見て

離さないことも




すぐに捕まえて

つよい優しい手で握ることも

膝枕してくれてこっちを見て

そのままずっと撫でてくれるのも




きみが他のだれにも興味もてないこと

わたし知ってるんだ




それからわたしが

きみ以外のだれのことも

興味もてないことだって

思い知ってるよ



きみももっといろんな人を見て

そしてたくさん思い知って

それから最後に

悔しかったら好きって言ってみて













寂しくはないけど ちょっとせつなくて

会えたよ

会いに来てくれたよ

車で2時間半かけて

うれしくてにこにこした

でも恥ずかしくて

ちょっと距離あけてみたら

君は荷物を置いて

いつもどおりぎゅって引き寄せてきて

キスをした

強気だよなあいつも

そんなに自信に満ちたカオで

まっすぐにこっち見ないで

それから一緒にお風呂に入った

キョーダイみたいな私達

今日の君はすごくふざけてる

ずっとハイテンション

どうしたの?酔ってんの?って

聞いてしまうほど

こないだ遊びに行ったときは

わりと不機嫌だったよねって言っても

覚えてないらしい

わたしに会えてそんなにうれしいの?

なんて

まあうれしいでしょうね

めちゃくちゃ尻尾ふってるもんね

夜は一緒に

おうちでお蕎麦食べた

炊き込みごはんのおにぎりも作った

海苔がぱりぱりのいい海苔で

巻くと最高だった

ご馳走さま

よだれ鷄も作ったから

おなかいっぱい

明日のお昼はなに食べようかな

どこへ行きますか

花火は雨でできなかったから

つぎ会うときのお楽しみにとっとくね

こんどはわたしが会いに行く



自然がいっぱいの

君の住む町で

色の付いた煙、夏のにおい

一緒につつまれたら

忘れられない、一個だけの

夏になるかな





水色の雨が降る

『あしたのもちもの』

って書いて
箇条書きにして送った

いつもみたいに
素直に聞き入れるところが

可愛くてもだえて
そのまま返事返せない

シンプルで
かざりけのない

じつはすごく単純で優しい
そんなひとだよきみは

今日の、夕方の、
何時くらいかなぁ

夕方の王道といえば
5時、
はやくて4時なんだけど
わたしのなかで

ああなんか会いたいような
会いたくないような

なんか今日に関しては
きみがここへ来るのが
夢みたいな気がしてる
なぜだろね

会わないあいだ、考えすぎてか
現実から離れてしまったかな

そんなことってある?笑




君が約束をやぶったことは

今まで、一回もない
 

キセキみたいないとしいひと

あした、会えると思ったら

なみだがでてきた

うれしいほうのなみだ

わたし、きみのこと

だいすきみたいやんか



って、打ちながら

寝てました

起きたから

今日だ

わたし

遠距離とか

したことないし

こんなに

月に2回とかしか会わないの

はじめてだけど

なんだかちょうどいい




梅雨、明けなかったね

花火、できないのかな

したいな

止んだらしよう

だって夏なんか

一瞬で終わっちゃうから





70億にただひとつの

そんな風に言ったら

嘘じゃなくて

ほんとにそう思うから

なみだが出そうだ



いま自分が

すごくすごくみにくくて

できたら誰にも会いたくないし

君となんて絶対に会えるわけない

こんな姿、見ないでって



だけどあと3日で

たったの3日で

君がこの部屋へまた

やってくることになっていて



あんなに会いたかったのに

嫌われそうでこわいよって

どうしてこんな急に

わたし落ちてしまったんだろう



左のまぶたと目の下が

痙攣しだしてからもう1週間がたつ

朝起きた瞬間から眠りにつくまで

ずっとずっととまらない痙攣

ここまでなったのははじめてだよ



君が毎晩愛用してる蒸気の出るアイマスク

電動式のやつ

あれを貸してくれることになった

目につけるものを貸してもらうのは

衛生的に申し訳ないんだけど

君がつかうものだから

治ってしまいそうな気がする



ストレスって

知らないうちに抱えてしまうものだ

そしてまた知らないうちに

どこかへ消えてしまうものだ



君と花火とかしてるうちに

君のギターとか聴いてるうちに

君と夜をこえてるうちに

君の手とつながってるうちに

気がついたら

治ってるとおもう




わたしさ

ほんとはさ

君と以外はだれとも

やりとりしたくなんかないんだよ

でもさ

君は

ほかのだれかを

もとめたりするんでしょう?



それもこれもぜんぶ

わたしの勝手な想像と決めつけ

違うよって言われても

わたしの勝手な疑り、でも




どこかで

思ってる



君は

いまのところ

わたし以外誰にも

わたし以上には誰にも

そのかおは見せないし

あの手もあげてない






 
そんなだからわたし、

君以外のことは大体

もうどうでもいいやって

思ってしまうんだ







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