ｍａｒｃｙ.

仕事が終わって
ためこんでたこと全部かたづけて
急いで電車に乗った

ギターは悩んだけど背負って行かなかった
雨だったし
君の家にもかっこいいのがあるから

コロナの影響もあって
待ち合わせは1時間オーバー

でも笑って
おれもやること終わらせとくわって
言ってくれた

いつもの場所で停まってる車

ちゃんとわたしより先に着いて
待っててくれるよね
いつも

それから久しぶりに会えてうれしいって
書いてある顔でじゃれてくる

やっと会えたなぁ
わたしもうれしいよって口にしないけど
顔で言う

それからお腹すいたねってごはん食べに行くと
雑炊とナン、謎の注文をする君にめっちゃ笑った

ほたる、明日見に行こうねって言ったら
今から行く？って言ってくれた

え？行く！

明日だとおもってた
今日連れてってくれるんだ
優しいな

途中で鹿に遭遇して
野生の鹿なのに逃げなくて
ゆっくり見られて感動

それから車をとめてすこし歩いて川沿いへ

『あ、いた！』

ほんとうに
夢みたいだった

ほたるが目の前をゆっくりふわふわ飛んでくれて

ようこそ、待ってたよって
お迎えしてくれてるみたいで

わたし夢中で目にやきつけた

きみと一緒に見た
しずかなよるに見た

やさしくて儚いひかりだった

こないだ

ってもう先月のことだけど

家に遊びに行ったとき

無印の化粧水をさしだされた



わたしがいつも使ってる

敏感肌、高保湿のやつ



それからおんなじ無印のオイル

それからコットンも



え、これって

前に滞在した女のか？

と、やなかんじのことが

すぐに頭をよぎったけど

でもわたしが使ってるのと

まるっきりおんなじやつだなぁと思って




使ってもいいの？って聞いたら

なんとも言えないかおをして

これ結構高かったんやで？

って言ってきた



それに対してわたしは

無視したわけじゃないけど

何も返せなかったきがする




ありがとうくらい

言えてたかなあ

言えてたらいいな





それだけのことだけど

なんかね

忘れられない

忘れたくない

夜の会話だったよ






わたしはさ

やっぱりすきなのかな？

えっと、どう思う？

って

きみに聞いてみようか

日曜日のよる

さよならするとき




すきになってもいいのか

だめなのか

それがわからないし



そもそもすきってなにかも

よくわからないまんまだけど



このままなんにも言わずに

そっと

そばにいてくれるのが

そっと

そばにいるのが

ふたりにとって

いちばんいいのかな


お互いに

なにもわからないから

とりあえず

一緒にいるのかな










そんなきもちが

何度も何度も

押し寄せては

泡になって消える

いつか

なくなってしまうのが

もう　わかってるから

すごくせつないな

考えたくないな

考えないけど

一瞬だけ

頭のすみ

過ぎっちゃうと

だめだな

ほんの一瞬なのに

心臓がつぶされそう


だから考えない

平気なふりというか

何も考えずに笑ってたら

目の前にいる君と

楽しいことばっかり見てたら

難しいことも

かなしいことも

顔を出さないでいてくれる気がして




逆に

わたしが消えそうな気配をしてたら

さみしがって

いかないでって瞳をして

この手を引いてよね



きみのギターの音が

すごく綺麗だったよ

だからわたし

弾きたくなったんだ



わたしも

君のこころに響くように

弾いてみたかった



愛は伝えないけど

なんか他の方法で

君に届けたらいいかなと思って

なで肩とか

キスとか

乾かない髪とか

紅く染まったほっぺた

白い肌

吸い込まれそうな瞳

綺麗な横顔

それから

抱きしめたときの

華奢な胴回り、とか

好きみたいな苦しいが

ぎゅっと心臓をしめつける

あの日からずっと

おんなじ夢を見る

きみがそばにいるのが

夢みたいだからだとおもう

いつも

マカえん可愛いですよね

愛をつたえそびれたことって

誰しもあるよなきがする

そんなあいてのことって

いつまでも清いままで

可愛いままで

いつまでもすきだったりする




体調がすぐれないです

月の日がせまるからかな

きてもこなくても

わたしたちの間には

そんなことはないから

関係ないけど

でもどうせ会うなら

身も心もすっきりしたままで

会いたいよなぁ



あと8日？

すごい

はやい

どうしよう

はやく

会いたいなぁ



ねえ、きみも

そう思ってくれてる？