後輩とお寿司をたべた

一年とか、もっと前からか
行こうって言ってたのがやっと叶って

楽しかった
可愛い可愛いだいすきな後輩

かえりみち
夜風があまりにも気持ちよくて
やさしくって
虫の音がきこえてきて

おもわず
いや、おもわずでもないのか
君がでてきて
となりにいるようなきがして
心臓がぐっしゃりしめつけられた

考えたら
今日はまだ水曜日で
あれからまだ
たったの3日しかたっていなくて

約束の日は
こんな夜をあと20回くらい越えないと
やってこないと知って
また心臓をぎゅってされた

わたしはまた
いつのまにこんなところまで泳いできたのか
自覚がなくてさ
つらいな

いま帰れなくて座っている
公園のベンチには
つないでくれる手も
抱きしめてくれる腕も
もちろんなくて

そろそろ夜風が冷たいのに
まだ、帰れそうにもない

ななめうしろには綺麗な灯りの
素敵なお店があるんだけど
こんな顔して入れない

やだな

ほんとやだ

無意味にかなしくて

こんなかっこわるいかなしみ

笑ってしまおうか

そう思えるだけまだ

わたし強くなったな


歳を重ねると強くもなるよな

勝手にたくましくもなるわな


でも弱いところも

どうしよもないところも

全然変わらずにあるよな

ほんとうにかっこわるくて

なにをそんなに

がんばって生きてるんだろうな

いつもいつも

わたしは強がるばかりで

そして一生懸命

愛してしまったひとにしがみついて

生きてるよな

生きてるんだよな