回転寿司で食器を洗っていると停電が二回もありました。

親しみやすい先輩がひゃーこわと言いながら仕事をしながら水を配ってくれました。ありがたいよね。汗をかいて喉が渇く前に貰えるのが。

雷が近くにでも落ちたんじゃないかと思うくらいで帰れるか。帰れるかって心配になっちゃった。

傘を持っていなかったから帰りに傘を借りて帰った。乾かしたら返しますから。帰る頃に急な土砂降りだから大目に見てね(. 〇 ./)
∪ ∪ペコ
  )(

帰ってきたら洗濯物がびしょびしょ。もう一回乾かさないとね。

「黒の誓い」スタート

「9代目久しいな」

「リボーンか。」

小さな友人が孫の誕生日パーティーに来てくれていた。

「しばらく見ないうちに背が伸びたじゃないか」

「相変わらず老骨に鞭を入れながら忙しいのだろう。」

端から見れば、赤ん坊と老人。しかし二人は、古い友人。

「リボーン〇〇をみていないかい。今年で七歳になったんだ。」

「そういえば、外を出ていく所をすれ違いで見たぞ」

「なに!!」

テイモシーは、驚いた。早く孫を屋敷に戻さないと行けない。よりによって月の出ている深夜にはまずい。テイモシーは、部下をよびつけ〇〇を連れて帰るよ命令した。

お母さんは、お父さんのお父さんボンゴレ9代目に生まれたばっかりの私と手紙を渡して亡くなった。産後、体力が落ちていたお母さんは、頼れる人は、ボンゴレ9代目とお父さんの二人しかいなかった。

でもお父さんは私が産まれる前に事故で亡くなったことをボンゴレ9代目おじいちゃんから聞かされた。

お父さんとお母さんの顔も知らない。どんな声をしていたのか覚えていないことが淋しいと思わない日もなかった。時々家族連れで出かける子の笑顔が羨ましいと思っていた。

「ねぇ。おじいちゃん。私にお父さんお母さんどうしていないの。」

そう言うとおじいちゃんは、優しく頭をなでてこう言った。

「お母さんは、優しくって綺麗な人だったよ。天界のお父さんは、どうしてもお母さんを手元に置きたいから天界で結婚式を挙げているだよ」

「天界ってボンゴレから近い所なんだよね。ねぇおじいちゃん私を天界に連れて行ってよ」

「それは、いけない!!天界に行くには、危険なんだ。生きている人間には狭き門なんだ。」

おじいちゃんは、申し訳ない目で見る。

「駄目なの」

「生きている人間は、昔街の創立者の人間に頼んで天界を行き来をしていたことがあった。街が天界から物資と作物の種をもらって豊かになった」

おじいちゃんの昔話が始まった。

天界の物資と作物の種で豊かになった街には、時々豊かさを妬み。ボンゴレの人を拷問にかけ天界に行き来する街の人になりすまし天界に入ったことが何回かあった。それに怒った誇り高い天界の英雄は、神獣に跨がり街の住人に成り済ました人間とを天界の行き来の仕方を教えたボンゴレの人間を粛清した。

それから天界に行く方法を変えた。

「英雄の神獣か天界の管理人アルコバーレノ案内がなければ、行くことができないんだよ」

がっかりした。天界が目の前にあるのに行くことが出来ないのが。
しばらく。おじいちゃんとは、口をきかなくなった。そんなおじいちゃんは、それでも優しくしてくれた。

「〇〇。」

返事をしない私の目の前に箱を置いて中を見せた
中には、封筒とプレゼントの袋が入っていた。

「今日〇〇の誕生日にお母さんから預かったものなんだ」

「お母さん」

気になって、リボンで結んだプレゼントを解くと中には

「わぁぁっ。ドレス」

胸に赤い薔薇とリボンの肩紐。裾は、ピンクのレースであしらった白いドレス。

娘の誕生日に作ってくれたドレスにくぎづけになった。

「おじいちゃんどう?」

ドレスを着て身体を回す
とピンクのレースが花が咲いたようにふわふわとした。

「とっても似合っているよ」

嬉しい。

今さっき思い出が走馬灯のように思い出した。母が娘作ってくれたドレスを汚してしまった。ベスターを探して夜の街を護衛の山本と獄寺に言わず走り回っていたら不気味な象と遭遇して恐くて腰を抜かしていた。

ベスターは、子猫なのに象を毅然と立ち向かっている。でも象の長い鼻でベスターは、地面にたたきつけられた。

「ベスター!!」

足が動くベスターを胸に抱きしめる。

恐いよ。おじいちゃんには、夜に屋敷の外を一人で出歩いたら、いけないと言い付けられていたのに破ったから、破ったからこんなことになったんだ。

恐いよ。恐いよ。

ベスターを潰さないようにギュと抱きしめる。

不気味な象が鼻を高く振り上げた。

恐い。助けて。山本 獄寺!!

続く。