ピカチュウの飴細工を買ってきました。ピカチュウ以外にペガサス、イルカ、ボールを転がす犬の飴細工があったよ。職人技すごい。川越暑い。いわ熱いだ川越に七夕の飾りがあったよ

さぁお話スタート。

「暑い…」

「うぉぉい。俺の髪で遊ぶな!」

「えー。見てて暑苦しいだもん。お父さんの髪」

ちぇ。ケチ。減るもんじゃないのに。

「大々お父さん髪ツヤツヤし過ぎて眩しいし。暑苦しいしいっそ結べば。髪痛みよ」

「駄目だ。」

「ぶー」

「コラッロ荷物届いてるよ」

マーモンの念力で浮いている荷物をコラッロの前に置いた。

なかには、飴細工が入っていた。

「ワー☆職人技。お父さん見てみて」

「おおっ。イルカにペガサスに猫?」

ピカチュウを舐めるとピカチュウの顔が崩れ黒と赤が混じった。かわいいピカチュウが勿体ない。でも日本の味だ。

お父さんにイルカにマーモンにペガサスを渡す。

「くれるのかい?」

「うん」

「あめぇ。」

飴細工したキャラの顔を舐めるとメイクが崩れる

「はぁー。美味しかった」

「ジャパネにもこんな飴細工出来るのもいるもんだね」

もうひとつ箱を開けると綺麗な浴衣とストールと男性用の浴衣と一緒に送り主の手紙があった。

「コラッロへ
貴方が日本からイタリアに暮らしてしばらく経つね。元気にしていますか?もうすぐ日本で七夕があります。織り姫をデザインした浴衣を作りました絵本は、お父さんによんであげなさい。たまには日本に帰ってきてね。

おばあちゃんより。」

「わぁ。」

マーモンに手伝ってもらいながら浴衣を着て肩にストールを結んだ。

「なかなか似合ってるよ」

「マーモン私織り姫様」

「あぁスクアーロどうだい着れたかい」

「これでいいか」

銀髪をたなびかさ紺の浴衣に青の帯をした父がてできた。

お父さん似合ってる。

「侍みたいだね」

「日本美人だよ」

「へへそうか」

「お父さん絵本読んであげるよ」

「読めるのか」

「日本人、日本の絵本読める」

「織り姫は、…で・・を」

「読んでやるよ」

漢字が読めないらしい。なら俺が読んでやろ。

「むかしむかし。大神には、美しい働き者の娘の織り姫がいました。織り姫の作る織物は、美しい物でした。大神は、働き者の彦星を織り姫の相手に選ぶ織り姫と逢わせました。二人は、一目惚れをして一緒に暮らしました。」

「お父さん漢字読めるの」

「ヴァリアーは、世界七ヶ語話せるぞ。日本語もな」

「織り姫と彦星は、幸せ過ぎて仕事を怠けるようになり。牛は、痩せ細り病気になり。服が着れず困る住人が増えたものの夫婦は、仕事を怠けました。そんな二人に怒り大神は、大洪水で二人を離れ離れにしました」

「え。仕事を怠けただけで」

「いや怠けすぎだろ。彦星…彦星……。織り姫…織り姫…。二人の夫婦愛に大神は、大洪水に橋をかけ一年の七月七日に会うことは、許すと告げました。」

「えっ。また暮らさないの。」

「また暮らすと仕事怠けるだろ」

「えー。それまでは、淋しいじゃない。彦星も織り姫も」
「また調子に乗るだけだ」

「あっ。明日七夕じゃない短冊に願い事を書かなきゃ。お父さん折り紙」

「何を書くんだ。」

「教えない」
終わり。

暑い。もう寝よう。