コーヒーがさめないうちに

きのうは車を運転してもらって

君と行くはじめての日帰り旅行




楽しみだったし

楽しくなるってわかってた




だけどきっと君は今日

わたしに言う言葉がある



帰り道か、家に着いた頃か

そんな安易な考えでいたら

出発して10分足らずで

ハンドルを握った君が

前を見たまま言った



「今日で、会うの最後だから」





それ、いま言うのか

いまからふたりは

楽しいところへ行くのに

いまから

楽しむために

その場所へ向かい出したところなのに




今日、そう言われることは

わかっていたけど

今日が終わる頃じゃないかと思ってた

いま聞かされちゃったら

どうしたらいいのか






わたしは鈍感だけど

なんで察知していたんだろう

君のどの行動が

言動が

わたしをそういう風に思わせたんだろう

わりとしっかり覚悟をしていたから

まだよかったかもしれない

そして平気なふりをするのは

意外と簡単なんだなって思った




「最後、

うん、

そう言われると思ってた。」

ちょっと明るい声で

君にそう言ったとおもう





強がりみたいに

思ったかな

かっこわるかったかな

いま振り返ると

なんで最後なの?って

ちょっとは縋って欲しかったのかなって

男心みたいなものを

考えてみたりもしたけど

そんな可愛くてばかみたいな女の役

わたしにはできない





最後?って聞かなかった

どうして?

もう会いたくないの?

って聞かなかった

うなずいて、すんって受け入れた



そしたら君はびっくりして

「予知能力あるの?」って

聞いてきたね

「そんなの無いよ、でもなんでだろうね

わかってたんだよね

今日それを言われるだろうなって」




ついさっきの瞬間まで

3ヶ月か4ヶ月間

毎日ずっとなかよしだった

言い合いをしたことも

反論を思ったこともなかった

そんなふたり




視聴者がいたとしたら

なんでってみんなが思うような

突然の最後っていうことば




そんなことばを

日帰り旅行のはじまりに

突きつけられた

これはかなしいことなんだろうか


突きつけた君が言った

「暗っ、、行きしなやのに。」

わたしは笑ってた

君が言ったのにね、

君が暗くさせたのにねって

思いながら






どちらかが何か

いけないことをしたわけでも

傷ついたわけでも

かなしくなったわけでも

なんでもないけど

そこにある 最後


そろそろかと察知したから

わたしは

思い出を作りたかったのかもしれない


それとも今日楽しい思い出をつくるから

君がこの日を最後だと決めたのかもしれない




泣きそうにもならなかったのは

わかっていたから?

それとも

今日をどうしても

楽しく過ごしたかったから?




ものわかりいいわたしを

頑張って演じたかもしれない

でもそれがいいとおもった

目の前がまっくらになることも

わかっていたけど

なんか

それがいいと思った


いつかさよならが来るなら

それは今じゃないと

好きって気づいたくらいの今じゃないと

たぶんもっと

かなしくて苦しくなったと思う




すると君は

「会うのが最後じゃなくて

こういうおでかけのことだからね、

会うのは会うからね、

わたしの好きなリンゴをもって

会いに行くからね」

そんな風に言い換えた



なんだそれと思いながら

そうなのって笑って返すしかなくて



いや、もうりんごとかいらないし

会いに来なくていいよ

ってゆーか会いにこないで、


それくらい

言えばよかったのかな





ためしているのかな

何のつもりかな

ただ最後だと思ったのかな



考えたくない頭で

すこし考えながら

わたしはいまこんなにも

かなしくて

目の前が真っ暗だけど

すぐに切り替えて

過去にするんだろうなって

そうであってくれと

心の底から思った



きみもわたしを

そうやって振り回すんだな


勝手にそう決めたことに

わたしはすんなりうなづくから

あとで君のほうが

わたしよりももっと

さみしくなればいいって思った




かがみを見るたび

君の眠たそうな目を思い出すのは

幸せなことなんだろうか

不幸せなことなんだろうか




君とであえたことは

なかよくなれたことは

なまえをよんでもらったことは

不幸せと

呼ばなくちゃいけないのかな






最後まで楽しかった今日

写真もたくさん撮った

ともだちをこえていた

楽しかった今日と君を

大切そうに抱きしめた



なによりもすぐに

全部わすれてしまいたい

楽しかった今日のことなんて








70億にただひとつの

7がつ3日は

やっぱりとくべつな

だいじな

忘れたくない日になりました


翌日になったらまた

わたしの記憶はまた

いつものように薄れてしまうのに

それなのに胸にのこった

あたたかいものが

しっかりわたしを包み込んでいるのが

ふしぎですごいなぁって思います



おぼえてることだけ

書きのこしておきたいけど

なんて書いたらいいのかな

思ったことを



昨日は眠たい目をこすりながら

ふたりで朝の早い時間から

くるまでおでかけしました

現れた彼が

いつもはゆるいかんじなのに

今日はすごく見違えて

おとなっぽくてかっこよくて

どきどきした

ずっとみていたかったけど

みないで!って言われるから

がまんしてた

それなのにわたしといえば

家着みたいな格好で

どうしよう、着替えてこようかなって

何度言っても

それで大丈夫って

やさしく何度も

言い聞かせてくれました




到着して

わからないことがあったとき

顔をみただけで

これはねって教えてくれる

たぶん

あらかじめ用意していてくれたことばで

わたしと目があったときだけ

教えてくれてた

なんだろう、もう

押し付けがましくなくて

ただ寄り添ってくれるところは

思えばいつもそうなんだ


普段も

おしゃべりしていて

かえってくることばが

ぜんぶやさしくて

嘘がなくて

ちょうどよくて

なにひとつはしょらずに

うけとめて

こたえてくれること

あたりまえに思ってたけど

なかなかそんなひといないよね

君と会っていて

話していて

ここがなんか合わないなって思ったこと

まだ一回もないの

これから出てくるだろうけど

出てきてもいいんだけど



今日、自分の顔をかがみにうつしたとき

ぽわんと君の顔がうかんだ

眠たそうなわたしの目は

きみの目に、にている

こないだ店員さんにごきょうだいですか?って

聞かれてうれしかったけど

自分でもおもうようになった

似てるよなぁって

うれしいなぁって

似てきたのか

似てたのか

どっちでもうれしいな




あと、冗談かもしれないけど

一緒に住む?って聞かれたの

ほんとうだったら

すごくうれしいけど

まにうけちゃだめだなって

さらっと返すつもりだったのに

わたし

思ったことを返してしまった



もうだれとも一緒に住みたくないけど

君とだったら住みたいなって






7月の月のしたで

全然更新してなかった

毎日が安定していたからか

不安定すぎたからか

どっちだろう

わりとどっちもです

なみです

おはようございます



明日は7がつ3か

わたしの名前の日だから

毎年とくべつに思う

そんな日にたまたま

きみと会う約束をしていて



きみと行く新しい場所

京都のとある場所

遊びに行くわけじゃないよって

言われたけど

私は君とのちょっとながいドライブを

楽しむつもりでいるね





何着ていこう

何着ていけばいいんだろう

春からずっと

週に2回は会ってるけど

毎回うれしい

続いて欲しいなぁ

こんな

うれしくなるような日々が




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