シノノメにサイゾウが息子のお話を出します。秘境のことは捏造話です。

サイゾウの話。

シノノメ。俺が何故五代目サイゾウと名乗っているのか知っているか?「サイゾウ」とゆうのはとある王国にいる一族に仕えている上忍の称号だ。これは大変な名誉なことである。

貴女のお父さんリョウマは「雷神刀」を扱える最強の侍であると同時に国民からは模範的になる人物。俺はリョウマの手足になることはそれは‥‥っておい!話を聞けぃ!歴史には興味がないだと。とっと秘境を出た子供の話を出せだと。あい。わかった話題に出そう。

俺には息子が一人いる名前はグ
レイだ。「グレイ」という名前は息子が使っている偽名だ。あいつは技も。頭脳も冴えていた。歴代の忍よりも優れる忍びになれると見込んだ俺はグレイが六代目「サイゾウ」を継ぐのだと思っていた。ところがあいつは年頃になるにつれて難しくなった。訓練を怠けて甘党が高じて自分で甘いものを作ることに熱中し始めた。息子が甘い薫りを纏い始めた頃俺は胸焼けがひどくなった。

「サイゾウ甘いものが苦手なのか。」

「あぁ。甘いものの他に味の濃いのは好かない。」

「辛い味は平気なくせにか。」

「それ以外は薄い素朴な味のがおれにとって食べやすい方だ。」

「忍に好き嫌いがあること初めて聞くぜ。それから息子と疎遠になったんだろう。」

「完全に会わなかったわけではない。仕事先で息子とも会ってはいた。出し抜かれることはないよう張り合うこともいくらかあった。それでもお互い父と息子として話すこともなかった。」

「忍の一族は味気ないな。」

「忍にとってはこれがふつうのことだ。主君の影になる忍びは手足となれるために技を鍛えることが常だ。」

「それから息子とはどうしたんだ。今はどうしているんだ。」

サイゾウは話を続けた。

次に秘境に向かう途中で息子を見つけた。息子はとある豪邸で盗み及び暗殺するよう依頼主からを受けていることを知った。

依頼主を仕留めた後俺はグレイに何故依頼を受けたか問い詰めた。盗みのためだけに人を殺さない心構えを息子は持っていた。

「もうすでに息子はいつでも六代目「サイゾウ」の称号を譲れるほどに誇り高い忍になっていた。グレイは「サイゾウ」を継ぐことに悩んでいたこと打ち明けた時おれは好きに生きろと伝えた。そうして息子は「グレイ」は今はカムイ率いる軍に入っている。後になってから息子のいる秘境には人が減りはじめていた。忍関連の仕事で生計を立ってないと生活が苦しいことを知ってからどうして気づくことができなかったのだろうと後悔したいものだ。」

サイゾウの話は小難しい。「グレイ」のことを話しをしていたサイゾウの雰囲気は普通の父親のような顔をしていた。

「たー。」

カンナが起きて声を出すとシノノメはカンナを抱き上げた。ひっくとカンナがくずりだした。あっまずいと思ったとき遅かった。

「びぇぇぇん!」

泣き止まなかった。オムツが濡れているわけじゃない。哺乳瓶でもない。おもちゃでもない。

ズトドドドド!両親が走ってきた。

「見つけたぞ。シノノメ。」

「カンナお母さんですよ。こんなに泣いて。ではご飯にしましょうね。」

カムイが着物の肩を掴むとカンナに母乳を飲ませようとした。リョウマはカムイを隠しながら仁王立ちをした。これはカムイを見るなと意思表示。サイゾウは後ろを向いたり。シノノメは母乳を飲む赤ちゃん見ようとした。

「見るな!」

口にしていないけどリョウマの目はシノノメを強くにらみつけていた。

続く。