前置き。リョカム一家のお話です。

リョウマが某カフェアニメを歌わされるお話です。仲の人のネタです。嫌な人はスルーしてください。

子供達は長男シノノメと双子のカンナ♂♀です。カンナ♀の呼び方はカナです。




「アラスカの王者だ。ローカルなんて言わせねぇ」

「キャー!!」


謎の商人のとある館でリョウマは歌っていた。カンナを膝に乗せてカムイは大興奮していた。それもギャップ萌で。商人から好きに使っていいと言われた魔法具を使ってリョウマを撮った。声も動きも。

「グリズリー★rock」サビのところを次男のカンナと長女のカンナが合いの手を入れる。

歌い終わるとリョウマに体当たりする形で双子が抱きついてきた。

「お父さんかっこよかったよ。」

「お父さんの美声でもう虜。」

右耳に次男カンナ。左耳にカナに言われリョウマは照れ臭くなった。紛らすように双子の頭を同時に撫でた。

「「お父さん髪の毛くちゃくちゃになっちゃうよー」」

困ったように笑うカンナと無邪気に笑うカナ。リョウマの表情は変わっていないけど口元が緩くなっているのをカムイは見ていた。

次に別の曲が流れ曲名が「ふわわタイム」

「あっ次お母さんだよ。」

カムイとカナがマイクを取る。
可愛い声と幼い声での妻と娘のデェエットにリョウマは聞き入れた。シノノメが曲を入れて。

「シノノメ次はこれ歌ってみて」

「アオノカタがいいぜ。」

息子達はノリでデェエットする曲をいれた。

「ぴざキター。アツ!」

「慌てて食べなくともぴざは逃げないぞ。」

「しひゃがひひひふる(舌がひりひりする)」

「カナは猫舌だったんだな。」

「猫?カナは猫になれるの?」

「猫舌。熱いものを食べて舌が反応しやすいってことだ。」

「ニャー!ニャー!」

「どれ。美味いなこれ。秘境じゃ食べたことねぇ。あっカナこっちを食え丁度いい熱さだ。」

「「美味しい」」

「父さんも母さんもぴざどうぞ。」

シノノメに差し出されぴざを食べるとチーズのトロミが舌にひろがりパンがサクサクしていた。

「美味しい。あれ?リョウマ兄さん食べないのですか。」

「いや。俺ちょっと。」

「父さん食わず嫌いはよくねぇぜぇ。二度も食べれないぜ」

「いや。ぴざの具材が。」

「お父さん食べれないところがあるなら僕に頂戴。」

「じゃ頼も。」

「おぃおぃ。」

プッとシノノメが吹き出した。ピザはシーフード。ピザに乗っていた海老をリョウマが取り除いてカンナにあげた。息子に食われる海老を見て笑わずにいられない。

「またいっらしゃーい。」

カラオケを出たあと遊び疲れたカンナをリョウマがおんぶし眠り。カナがシノノメの肩に乗っていた。

「リョウマ兄さんが「グリズリー★rockを歌ってくれることが叶って嬉しいです。」

「普段の父さんが違う感じに見れて楽しかったぞ。」

「グリリーさんの方はどちらかと言うと俺よりもシノノメの方が似てないか。」

「俺がグリリーさん似か?どこら辺が」

「ウフフ確かにシノノメの方がグリリーさんですね。」

「シノノメグリリー。」

「おぃおぃ茶化さないで言えよ俺の何処がグリリーさんなんだよ。」

「戦っている時のイキイキ感とお祭りの時に人たちをゆ「わーわー母さんストップ!」

「あとだっこ遊ぶの時におむぐっ。」

「もうわかった。俺がもう何もかもグリリーさん似でいい。でも他人に振り回されたことはないからなー。」

カナの口を塞いでシノノメは認めた。

「リョウマさん五回も「グリズリー★rockを歌っていましたね。」

「あれだけしか知らぬ。」

「束縛がしたい人の歌詞を歌うリョウマさんこわかったですよ。本当にそうなりそうですー。バレンタインデーで作ったチョコを防腐しないで早めに食べてくださいよ。」

「もらったその日から食べるぞ。」

それにジョーカーでもあるまいし。

「また親子で行きましょう。今度は戦争が終わって平和になったときに。」

「あぁそうだな。次にいく場所を探しておこう。」


終わり





















































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