リョカム

リョカムです。カムイが某カフェアニメにはまるお話です。中の人ネタがあるので見たくない人はスルーです。

ツリーハウス。そこで休養をとっているのはカムイと夫のリョウマ。カムイはベットで寝転がりながら上機嫌でタブレットのニ動を見ていた。リョウマはというとカムイに構えてもらえず不満でいた。それも。

「リョウマ兄さんがグリズリーockを歌っていたと思うと似合うわー。」

カムイがキャラがシリーズで見つけたリョウマの出る動画を見ていたから。本物が自分の近くにいるのに編集動画を見てリョウマは面白くなかった。

「カムイ」

「んー。」

「カムイ。」

「もぅ。なんですかーリョウマ兄さん。今いいところなんですよー。」

生返事ばっかり繰り返すカムイが一度ヘッドホン外しリョウマに文句を言った。

「そんなのを見て楽しいか?」

「うん。兄さんも見る。」

タブレットを差し出され「グリズリーock」をイヤホンで聞く。これが自分の声と聞くと恥ずかしくなる。特に歌詞の「王者」と「蜂の巣」とか言う言葉が。

「どうですー。リョウマ兄さん」

「いやすまない。楽しいか分からぬ。」

「えぇー?そんなことないよー。普段と違うリョウマ兄さん見れて楽しいもん。」

「これかが?」

「うん。しろくまカフェのグリリー見ていると楽しい。」

カムイからしろくまカフェのリズリーがリョウマと共通点があるとアピールしてきた。

「だからんっ。んっ。」

カムイの口を口で塞いだ。一度は口を離すと次は深く口づけをした。

「カムイは俺とグリズリーのどっちらが好きなんだ」

「リョウマ兄さんです。」

これには即答した。嬉しくなりカムイの頭を撫でた。

「そんな編集動画よりも俺に構ってくれないか。その毛むくじゃらの歌よりも楽しいことをしよう。」

「リョウマ兄さん甘えん坊さんですね。ではなにして遊ぶます。」

「そうだな。お前がやっていることを逆にしてやりたい。」

「スキンシップだけそれならいいですよ。はいどうぞ。」

「とその前に」

ヘッドホンの栓を外しタブレットをいじくり。「拍手喝采合唱」を流した。

「では始めるぞ。」

和風の曲をBGMに妖艶を含んだ笑みをカムイに向けた。

「「ただいまー。」」

「帰ったぞー」

「しぃー。カムイが起きる。」

子供三人(内に双子の兄妹)に注意をするリョウマの膝にカムイが遊ぶ疲れて眠りこけていた。

「あっ。ろくまカフェだ。お母さん飽きないな。」

どうゆうことだと訪ねると。

「あのね。「グリズリーloc」歌っているのを見るとギャップが面白いだって」

「それじゃ。俺が物足りない言い方だな。」

オロチでさえもリョウマは実直で失敗話がないことで有名だと言うほどに面白みが少なかった。

「ねぇ。お父さんこれを歌ってよー。」

「俺がこれをか。」

「お父さんなら美声で歌っているところが見たい。駄目かな?」

「ダメー?」

双子にキラキラ目線されて

「わかった。歌ってみよう。」

「「わーい。」」

「父さんご飯食ったか?」

ぐぅぅぅぅ。

「取りに来てやるよ。」

「ありがとうな。」



































剣聖が大根で悪辣将軍を切り伏せる

白夜ルートガンズが出た辺りのお話です。童話形式です。カムイはリョウマと夫婦となっています。


大きな国が2つありました。ひとつは太陽に恵まれ作物が多く育つ平和な国でした。もうひとつの国に太陽がなく貧しい王国でした。平和な国の豊かさに嫉妬した貧しい王国は戦争を仕掛けるほどに攻撃的でした。平和な国から奪わないと生きてはいけなかったからです。

貧しい王国には王様の家来の一人ガンズと呼ばれる大男が人の命を人質に取り無理矢理言うことを聞かせようとしていました。人々が困り果てている時に一組の夫婦と子供達が現れました。

彼らは平和な国から来た王族であり貧しい王国を救うために現れてくれたのです。

竜に変身ができる妻は、「救い」と謳われる刀を振り回し道を切り開いていきました。夫は先代の王の形見の刀で雷を呼び起こし妻と仲間たちを鼓舞していきました。子供の兄は槍で双子の兄と妹は竜になってなぎはらっていきました。

追い詰められたガンズは夫婦に倒されたました。

「奥義!!」

夫が大根でガンズを地下深くに落としました。

「くそぉぉぉぉぉぉ!」

ガンズに解放された人たちは大喜びし夫婦にお礼を言って戦争が終わるまで避難することになりました。

こうして子供を連れた夫婦は貧しい王国の国王を倒しにいくことになりました。

おしまい。

「くそぉ!くそぉ!あの海老侍俺をコケにしやがて!今度会ったら始末してやる」

地下深くガンズは、柱に引っ掛かって動けないでいた。

力が欲しいか?

「おぅよ。一国の王になりてぇよ。竜の末裔とか過去の栄光にしがみついた王族を叩き落としてやる。」

なら我が導いてやろう。

「それならまず俺に解放しろ。柱に引っ掛かって動けねぇ。って俺誰と話しているんだ?」

辺りを見ても地下の暗闇だけ。何も見えない。

パサッ!パサッ!

翼をはためかせる音が聞こえた。ガンズの体が上に上に上がった。上に。上に。リョウマに落とされた場所にたどり着いた。見回すと誰もいなかった。部下も。侵入した白夜王国軍もいなかった。

こい。ガンズの頭に声が響いた。半透明なドラゴンナイトがガンズの元へ降りてきた。

「乗れてことか。」

コクンッと頷くとガンズが言われた通りに乗った。

負けた駒を使おう。役者が揃うまで我の退屈をしのぎに捨て駒よ。



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