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われに五月を

寺山修司の詩の世界に魅せられたのは大学生の時だった、
どこでどう出会ったかは忘れてしまったけれど、本から知っていったので、
おそらくたまたま彼の詩集を見つけて購入したのだと思う。
その時に出会うことができて本当に良かった。

彼は恋について詩を書いた
愛について詩を書いた
淡々とした調子の中に
寂しさとドキドキが混ざっていて、
彼の詩に触れると
わたしの中にある扉が開いて
もう感情が次々に溢れ出して
止まらないような
そんな感覚になった。

大好きなフレーズはメモに綴って
何度も何度も読み返しては
彼の詩の世界に恋をしている気分になった。

わたしは彼のもつ孤独な世界に魅力を感じる、
きっとそれはわたしも持っていて、
誰にも近づけないんだとおもう。
だれにも近付かせたくないんだとおもう。

でも人が嫌いというわけではないんだ、
ただただ
空想の世界の入り口で
いろんなものを客観的に見て
空間を眺めながら
いろんなことを考えたい、
そのためには一人にならなきゃいけないから
だからそういう孤独が好き

彼もそうだったのかな、とふと思う。
詩を使ってその世界があることをわたしたちに教えてくれている、
隠れた秘密の暗号みたいに。
そこには、
同じ世界を構築している人には感じ取れる、
熱のようなものがある。

ああ、夜中に書き出したから眠くなってきてしまった。
また後日書くよ、きっとね。

おやすみなさい。

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