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うたかた

こんばんは。
久しぶりに覗いてみた。
やっぱり自分の文章が好きだなと思った。
上手いとか、才能があるとかっていうわけではない。
ただ単純に、自分のその頃の感情をまるっきりそのまま文にしたものだから、
パズルみたいにぱちっと当てはまる感覚が嬉しい。
自分が書いた文章なんだから当たり前じゃんと思われるかもしれないけど、
自分の感情をまるっきりそのまま文にする機会なんて、あるようであまり無い気がするよ。
日々の感情はいつも生まれては消えて、それが何億回ももう繰り返されてるわけだ。
ずっと覚えているつもりでいても、自然とその時の感情は忘却の淵へ追いやられる。
忘れてしまったことさえ忘れてしまう。
だからこそ文にして残すことが大事。
このぴったりはまるっていうのは、例えで言うと、どこかのアーティストの曲や歌詞を聴いて、「この曲は自分の気持ちを代弁してくれている」と思う、あの感覚に似ているかな。
遠のいていく記憶の中のわたしは、わたしでいてわたしではない。
本体のわたしの記憶から切り離されて、「わたしの知っていた人」になる。
だからこそ、そのわたしの知っていた人が書いた文章っていうのは、自分ではない誰かが書いているような感覚がある。
それでもその子は、わたしのことを一番よく知っているし、わたしもその子のことを一番よく知っていて、時間軸を超えた親友みたいな位置にいるんだよ。
それってなかなかすてきじゃないかい。
今夜はそんなことを考えながら寝よう。

おやすみ。

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