すぐに既読がついて

ほっとした



100キロ向こうにいる君を呼んでも

いみがないのに



無事助かって

落ち着いて

それから

明日、すぐに

防犯ブザーを買いに行ってきてって言われた



君らしいなと思った

ほんとに

かっこつけないね




変に嘘ついたり

優しいふりをしないのは

相手が依存しないですむ




そもそも面倒だから

依存なんてされたくないんだろうけど

それはお互いにとっての

好都合なんだと思った



だけどちゃんとした提案をくれるところ

結局は優しいところ

それって人間として

いちばん信用できたりする



そしてそんな君にわたし

結局依存しちゃってるのでは?










来月の末をもって

離婚から1年を迎えるわたしは

いいかげん

あらゆることへの危機感を持って

生きなくてはいけない



なにを

探しているか

それは最初からとても明確なのに

なかなか見つからなくて




自分が小さすぎたころ

こだわりが強くないふりを

していたのがそもそも間違ってたかな



ひとりで生きていくのも

悪くはないけど

ほんとは寂しがりだから

くそみたいな男のひとの手に

髪を撫でられたって

その手が優しかったら

泣きそうになるんだね



くそみたいな男のひとも

ほんとはただの優しいひとなんだろうか




よのなかがすべて

もっと単純でハッピーならいいのに

そしたら誰も

かなしくて泣いたり

しなくて済むのに



だけどあのひとのことは当然

やっぱり好きになれないよ

知らない女の化粧ポーチを

隠しているつもりのあの部屋は

居るだけで吐き気がするよ




もしも君が寂しい時は

こんなわたしが

裏表のない愛情だけをのせて

君がねむりにつくまで

頭なでているからね



来月なんてすぐなの

会いたいけど

どこで最後にしようね