でもこれはたぶん
ほんとのすきとはちがうんだ
わたしはほんとのすきを知らないし
きみはほんとのすきを求めてない
だからきっとちょうどいいんだ
でもね
4月から毎週1、2回だけど
9月になった今も
欠かさず会ってる
君の実家かわたしの家で
毎週お泊まりもする
わたしも会いたいし
君も会いたくて連絡をくれる
やりとりは毎日してる
四六時中じゃないけど
仕事がおわる決まった時間には
毎日すぐ返事をくれる
そんなこんなで
いろんなことのすべての頻度と熱量が
すごくここちよくて
お互いが一途なことも
わかっていて安心してる
もう5ヶ月もこうしていることに
今、気づいてびっくりしたけど
この関係が
いつか終わってしまうのかなぁと
かんがえるとさびしくなる
一方的なすき
一方的な会いたい
そんなのばかりで
鬱陶しくなったりなられたりで
疲れてたから
君には甘えてこられても甘えても
ちゃんといとしくなることが
心地いいなぁとおもうの
セックスなんてなくても
抱きしめあって
じゃあまたねってさよならでも
全然さびしくならないよ
ふざけ気味に手を振る君もかわいくて
それだけでも満たされるのは
どうしてなんだろうなぁ
だけど
一生このままでも
居られないよなぁ
このまま浸っていたいなぁ
今が幸せだなぁ
だって
さよならしても
なにかしあわせが
降ってくるわけじゃない
今よりもおだやかなしあわせが
どこにあるというんだろう
痛いかもしれないけど
真面目に
そう思ってしまうの
これは遊びじゃないよ
真面目に
きみのことを
男の子としても
人間としても
愛しているとおもう