あの日から1年が経つと同時に

わたしは

またひとつ新しくなろうとした

この1年は

離婚ということがらについて

しっかり向き合って

こころのせいりをした

今でもよくわからない

結婚とか、離婚とか

だれかと一緒になる、とか

一生懸命見つめてみた

誰に何を言っても言われても

附に落ちないのはなぜだろうって

抜け出せない場所でもがいて

たくさんのひとに会って話をして

自分なりに考えた

いろんなことがよくわからなくなってた

みんなみんな同じに見えた

何もおもしろくなかった

信じられなかった

だけど

たしかなものがあるってことを

どこかで信じていたかった

平気なふりや気にしてないふりが

できていたかもわからない

わからないけど

何もしっくりこないなかで

いつかきっとわかるときが

来るような気がしてた

逃げているのか

向き合っているのかも

常にわからなかった

何かとたたかっていたのが

おそらく自分自身だった



あの1年もこの1年も

真っ当に生きたんだと思う

誰に何と言われたって

自信をもってそう思っていいと思う

この2年くらいで

見たことないところまで走ってきた

誰にも届かないけれど

いつかの弱かったわたし自身を

追い抜かしたと思う

勢いをつけてたくさん走ったから

やっとここまで来れたんだと思う

34年間のこの

とても重くて長い人生は

きっと誰にもわかりっこない

つらくてしあわせな人生だった

これからもきっと

不器用にまっすぐに生きては

自分だけの確かなものを

探していくのかな

失っても見えなくなっても

また信じようとできるのかな

最後に見た景色が

あざやかな夕焼け色の空が

とても綺麗で

最高の人生だったよって

終われたらいいな




自分で見つけたものは

最後まで信じて

たくさん抱きしめたい

こんなわたしと

出逢ってくれてありがとうって

その目を見て言いたい