明日は休みだからと名古屋へ来て
24時ごろ友達の家でお風呂に入って

部屋へ戻ると友達はもう寝ていて
ごめんね、と思いながら
座り込んで
仕事のチェックをしてた

ら、とんでもないことに気づく

わたし明日休みじゃない
出勤日だ

わざとみたい
だけどわざとじゃなくて

どうして間違えたのかも全然わからなくて
何かあるといつも
頭がおかしくなって
ダブルブッキングをよくするのですが
またか、しかもこれは絶体絶命なやつだと
絶望感に苛まれました

そして目の前が真っ暗になって
そのまま床へぺしゃんと倒れる
友達がびっくりして起きてきて
熱をはからされる

39度

え、いつから?

ベッドへ潜り込み職場へ連絡
結局そのまま休みをいただきました

わたし、何してるんだろう

ここまでどうやってきたんだろう

新幹線も、知らない地下鉄も
知らないこの場所も
こんなわたしにとても優しくする

久々に会った友達の
はにかみ笑いも
子供っぽさも
飾り気のない部屋も

友達が仕事へ行った後の
窓からの日差しさえ
こんなわたしにとても優しかった
どうして眩しくないんだろう
ただあったかい光の色をしてる

今は
非日常であることがすべて
わたしに優しいのかな

わたしの勘違いみたいなやつかな

いつもこうして逃げては
おしまいにしてきたけど

だけどここでこれ以上
迷惑をかけられるわけもなく

また明日から現実世界に
帰らなければならないって思うと
脈打つ心臓がどんどんはやくなる

わたしはもう逃げないから
どうかあのこに
優しくて幸せな光があたりますように