凄く幸せ者だな〜って思う。
こんな幸せ者ってなかなかいないと思う。
でもそれはやっぱり見た目だって、それが悲しくて死にたくなるって、分かる人は少ないって、そんなことも思ったりした。
でも今私はやっぱり幸せ者だと心から思うよ。
分かってくれない苦しさは、消えることはないけれど。
でも仕方ないかもしれないって思える強さを身につけたから。
全てを否定するんじゃなくて少しだけ寄り添う心を持って、足りないと嘆いて膝を抱える前に前を見て耳を傾けてみたらと。
ただ私は少しずつ汚れていくことや、我慢をしていくことが『大人』になることだとは思わないから。
子供が怖いものなしで歩いてるときに、情けない顔して傷ついた心抱えて弱くなるのも大人だし、子供が呆然としてどうしようもないときに、激しい怒りを見せて動くのも大人。
大人って、子供より生きてきた時間が長いから、傷だらけなんだよ。
だから子供からみたら異常に守りに入るし、時として子供がついていけないほどの行動力を見せる。
深い悲しみと、激しい怒りを持ってるのが大人。
けれど子供はもっと感受性があるから、一つ一つ傷ついてしまう。
それを楽に捌くのも大人。
要は経験値だね。
大人は汚い。
それは事実だよ。
子供の純粋な世界とは違う、大人の世界で戦わなければならないからね。
汚くなっちゃうんだよね。
言い訳にはしないけど、それは事実。
子供の世界は綺麗だって言ってるわけじゃない。
ある意味大人の世界よりも怖い世界。
逃げ場はなかなか見つからないしね。
大人なんかよりよっぽど戦ってるのが子供の世界。
でも子供は守るものがない。
その責任も、その重圧も、その思いも、大人とは比較にならない。
だから守りに入るんだよね。
攻めない。
我慢しすぎて体壊す。
でも逃げようと思えば子供より逃げ場はあるんだ。
ただ、簡単に逃げられないのは誰もが一緒。
私は大人に早くなりたかった。
子供の残虐性が嫌だったから。
でも大人の汚いところを見たら、分からなくなった。
本当に汚いんだもん。
でも大人にならなきゃ分からないことを沢山知ったよ。
それを踏まえた上で、私は大人って凄いなって思う。
私はもう大人だけど、大人になりきれてないから、その大人ってのになりたい。
私は凄く幸せ者だよ。
その幸せに気付いた不幸も、全部抱き締めて、やっぱり幸せだって、そう思うよ。
幸せであればあるほど、平和であればあるほど、死にたくなる気持ちも私には分かるけど、でも、やっぱりその幸せに私は笑ってもいいんだよって、それを誰かにも伝えたい。
大丈夫だよ。
私はそれを知ってる。
だからきっと、あなたの側にもその思いを理解できる人がいる。
必ずいるよ。
会えるから。
きっと未来に会えるから。
だから大丈夫。
その幸せは、平和は、あなたが噛み締めて抱き締めて、良いものだよ。
あなたが一人で泣かなくていいんだよ。
私も一緒に泣いてあげる。
誰かもきっと泣いてくれる。
孤独に慣れ過ぎて孤独に気付かずに、孤独だと自覚しても動けずに、それでも誰かを想うなら、あなたはきっと優しい人なんだ。
酷く傷ついた日は孤独になりたいのも、きっと優しいからだよ。
その優しさは、誰かを救って、誰かを癒して、誰かを幸福にしてる。
ありがとう。
生まれてきてくれて、ありがとう。
あなたが泣いた日に、私は幸せをもらいました。
あなたが笑った日に、私は悲しくなりました。
その気持ちが分かるなら、きっとあなたは私を知り得る人なんだと思います。
矛盾してるようで、それの真価を見つめてるそれを、私は愛しく思います。
悲しみから生まれる喜びも、幸せから生まれる怒りも、私には当たり前だから。
その線引きを私はしません。
幸せなんだから笑えばいい。
それはそう思う。
けれどそれが出来ないこともある。
幸せなのに悲しいことが、確かにある。
それをおかしいとは思わない。