胃か十二指腸の何かでのたうち回ってました。

朝に痛みで目が覚め、市販の薬を飲んで大人しくしても一向に回復せず。
息も絶え絶えにネットで当番病院を調べ(祝日)、歩行もままならない生まれたての小鹿みたいにプルプル震えながら内科へ。
何で震えるかと言うと、痛みに耐えようと力を入れるからです。
あと絶え間ない痛みに全神経が持っていかれるのを防ぐため、常にどこかを動かしていなければならないのもあります。

病院に行き着いた折には、長時間に渡る痛みとの戦いにより衰弱しすぎ、カメラも飲めない状態(何せじっとしていられない)
胃はそのままレントゲン撮っても判断難しいからバリウム飲むんであって、当然そんなものを飲める状態でもなく、他の部位の異常の有無を調べてからの消去法で判断するしかなかったのでしょう。
盲腸炎でも腸閉塞でもないから〜と。
従って病名の明言はされず、対胃潰瘍の薬出しとくねの処置で終わりました。
呼吸がぜいぜいと荒かったから、肺炎を疑われたのには後で笑いました。
呼吸器は至って普通ですので……逃れようもない痛みを与える拷問をされ続けたら呼吸が乱れるのが道理、そう言うことです。
散々絶え間なく凄く痛いと訴えたのに、伝わってなかった感が最後までありました。

藁にもすがる思いで数時間おきに飲む(痛み止めを含む)薬も痛みを治めることは全くなく、24時間以上休むことも叶わず、激しい痛みにのたうち回る羽目になりました。
罪人かな?
スポーツドリンク飲まないと熱中症になるよと警告を受けるも、液体の摂取さえも胃への刺激となり、苦痛が上乗せされます。
液体摂取の他、咳など僅かな胃への刺激も吐き気へ繋がり、下痢もしてないのに割とトイレが第二の居住地でした。
ただ吐瀉物特有の酸味が殆ど感じられず、そこは胃液を抑制する薬が効いてるんだなと嫌な確認が。
呼吸を止めるとほんの少しだけ痛みの度合いが下がると分り(肺の動きが消化器に伝わるためかと)、無駄に息を止めてみたり。
このまま治らなかったら気が狂うとぼんやり確信しながら。

しかし収束は呆気なく。
発症翌日外が明るくなった頃から(眠れてない)、痛みに空腹感が被さってきて、今なら何か食えるんじゃ……と数時間後に重湯とお粥の中間みたいなものを苦痛と戦いつつ食べたら、痛みはほぼ収まりました。
半固形物が入ることにより、刺激から粘膜を守ったのだと思います。
その後は倦怠感や腹部の違和感、物を摂る際の重労働感、立つと内蔵が引っ張られるような鈍痛はありましたが、派手な絶え間ない痛みには襲われてません。
薬が効いてるだけかもですが。
食物を経口摂取するたびに胃腸に重りが加えられていく感覚が如実に伝わり、暫くはその負担との戦いでした。
お粥にチーズ入れるとおいしい。

夏目漱石は胃潰瘍持ちで、耐え難い痛みに腹かっさばいて胃を取り出したくなる衝動に駆られたそうですが、同じことを私も考えたので、やはりそっち系なのかなと。
今回これは流石にまずいと家族にSOSを出し大変お世話になったため、心から感謝の意を表明したく。
あと声を出すことすら辛いと言う苦痛を身をもって知り、今後の何かに生かせればいいなと思いました。
今回の記事は主に自分用のメモです。悪しからずご容赦ください。

ところで丸一週間何も描いていなかったら、画力がどうの以前に手指の力が明らかに弱っていて、リハビリはそこからのようです。
寝てたから……。