lainのスタッフが2004年に再結集して作ったと言うアニメ、テクノなライズを最近知り、利き手の休息にちまちま観ています。
こ れ は
以下あまりネタバレしてない感想(視聴話数3分の1現在)


視聴率が微妙すぎて放送を打ち切られたって理由が分りすぎる。
エンタメと状況説明を極限まで排除した序盤、嫌いじゃない。
こんな毒にも薬にもならない「俺の趣味について来れる奴だけついて来いやァ!」って漫画描きたい(既に描いてる)
背景萌えアニメとして楽しめるならよかろうなのだ。路地好きにはたまりません。
バロックの背景の雰囲気が好きな人にはいいんじゃないかな。
ハイテクとローテクの混ざり方が妙味です。

ただ主人公(???)が…………。
大体ゼハゼハ息切れしてるか、うめくか、わめくか、ヒスるかと言う有様。
キャラの好きになれる要素までことごとく排除せんでいいのに、ってくらい何もない。
寡黙キャラだってもう少しうまくやれたろ……?
目下受け男って以外においしいところがない(よく女に乗られる)
残り3分の2くらいでこのモヤりは解消されるのだろうか。解消されるにしても遅すぎると思うが。
大西さん(極道)が窮地に陥るとハラハラするのに、主人公()がピンチになるとイライラする(概ね自業自得だから)
もう大西さん(鳴海と同年代)が主役で竜が如くでいいよってなる。

なけなしに視聴者を意識した幼女(デザインはミステリアスでいい感じ、ただそれをキャラに生かしきれてるとは言い難い)以外の女勢が、大人ばかりでよい。どこか壊れていて地味に怖いし。
無関係な他の作品を引き合いに出すのは良くないと思いますけど、彩度が同系統のエルゴなプラクシーのヒロインに若干落胆したので、そこは嬉しい。
エルゴのヒロイン、パッと見クールな大人だと思うじゃないですか。職業も相俟って少佐系(攻機)だと思うじゃないですか。まさか論理性や打算を欠いた感情で突っ走る19才とは思わないじゃないですか……。
しかし双方10年前くらいの作品なんですね、攻殻と言い私はゼロ年代前半付近の作風が好みなのかも。

閑話休題。
テコ入れとして新顔のシュッとしたイケメンが投入された所まで視聴済。いや当初からの予定ではあるのでしょうが。
でも大西さん(白スーツ)のきっちりオールバックをたまに崩すくらいで女性視聴者はついてくると思う。電波だけど。
人格者過ぎて面白みがないのが弱点と言えば弱点(やくざです)
あと足が機械化されてる設定が、今の今まで殺陣で生かされてないような。

上記じゃ未見の方にはサッパリだと思うので、雑に説明すると、
スラムで、人間のサイボーグ化を巡ってのあれこれで、外部からテロリストが来てて、やくざと宗教団体とチーマーが抗争を仕組まれる話です。今のところ。
主人公は大体適当に暴れるか彷徨うかです。ひどい。

今の任務終わったら、またちまちま観ます。これから追い込みです。