ショートショートストーリー。
タイトル適当後で決めます。
興味ない方スルーして下さいねー。
「何ですかこの様は?」
その問いに正しく答えられる者が何処に居ようか。
「仕方ありませんね…
下がっていなさい、邪魔だ」
そう言い切った我等が隊長は
あまりにも冷酷に敵を見据え
「死人が出ればあなた方の主が哀しむでしょう」
振り向き様に生きる理由を投げつける。勿論それを言われれば退かない訳にはいかないのを知りながら。
最も彼に逆らう者が下にそうそう居る筈もない。後はただ少しの自尊心から動けない者が数名残っただけである。
「誰か手を貸してやりなさい」
それは訳すれば強制的に引きずり降ろせという意味で、比較的近くに居た者がそれを実行した。
漸く彼の前には敵のみになり準備は整った。
「…さて、覚悟なさい」
相変わらずの笑みを敵陣営に向け、風のように舞う。
ああ。
あの方に敵対するなんて
無駄なのに。
部下目線とある隊長殿のある日の任務なお話でした。