「黒の誓い」で色々書きたいのがあるものの。なかなか書ける範囲で書くことと書きたい範囲を書くのが大変。

さぁ「黒の誓い」スタート。

ベスターは、欠伸をして鏡に写る姿を見た。鏡には、白いふわふわした体をした紅い眼の子猫が写っていた。昨日の出来事は、ベスターの夢だったのか?現実だったのか?ベスターは、子猫の姿じゃない。本当は、ライガーなのにこんな屈辱的な姿にされ運よく天界の門番ボンゴレの屋敷にいる。そして偶然か天界の英雄でベスターの主に関わっているスクアーロが人間界に来て帰れると思ったのに。

「寄るな!!カス猫」
スクアーロは、子猫になったベスターに気付かない。でも神獣の姿をした時には、気付いてくれた。天界に帰ったら、スクアーロも子猫にさせた科学者も引っ掻き回してやる!!

「ベスターちゃんおはようございます。」

ハルが和牛肉を持って来た。口に人差し指を当てる。こっそり持ってきてくれたんだ。思わずベスターは、和牛肉に食いついた。

「いい食べっぷりです。瓜ちゃんといい勝負です」

「では、本当なのか?」

「えぇ。餓獣(がじゅう)…………現実になってしまったからボンゴレは、滅ぶわ」
天界の巫女アリアが9代目と話しをしていた。あれは、まだユニが三歳の時。

娘のユニがうなされていた。それをアリアが起こすとユニは、泣きながらアリアに飛びついた。震えながらうわごとのように言った。

「くろいおにいさんたちがこわいかおでけんかしてた」

アリアは、幼い娘を抱きし耳元で落ち着かせた。

天界の巫女には、予知能力が使える。歴代の巫女は、遠くない未来を見れば、その内容をアルバレーノに相談して決めることが昔からあった。ユニの場合は、夢で未来をほんの少し見ることが出来るけどまだ年が幼いユニには、恐くて伝えようも

「ユニ話してごらんなさい。最初に見た夢は、何」

「黒い髪した女の子がベスターを使って餓獣を食い散らかしていた。二番目に見えたのは、月明かりのいい所に人間が二人いった。最後に見たのが教会で結婚式を挙げていた顔が見えなかったけど花嫁が泣いてた。」

自分が見た夢と予知夢がごちゃごちゃでどれが現実になるかわからない。未だにどうやれば予知夢の区別が出来るかが現在の天界の巫女の課題でもある。予知夢の夢が現実になれば、良くも悪くもなる。

「君の娘の予言は、現実のものになったよ。天界から人間界に飛んでボンゴレに起きることを見てくれた。」

「あなたの息子が急にボンゴレにクーデターを起こしボンゴレは、半壊状態になった」

「そしてアルコバレーノでスクアーロ達を無理矢理天界に迎えさせるために処刑した」

過去のことを思い出して9代目テイモシーは、表情を曇らせた。

「アラ猫飼っていたの」
ニャーと鳴きながらベスターは、入ってきた。

「綺麗な猫ねぇ。」
アリアがベスターを抱き上げた。気づけ天界の巫女アリア俺だベスターだ!アルコバレーノの娘なら気づいてくれるはずだ行方不明になった神獣のことを。

「孫が飼っている猫だ。」

「あら。側室の子供の子?」

「いや。「旦那様アリア様お茶のご用意が出来ました」

ベスターを抱いてアリアは、お茶を飲みに行った