このお話は、「お兄さん暗夜王国行く」短編です。日常のお話です。
2016-6-22 11:00
宝物 前編
紙の上に羽ペンで日記を書く。リョウマが過去に来てから大々気持ちに余裕が出来てから始めた。白夜では、筆記の用具は、筆と墨だけだった。暗夜は、筆記の用具は、羽ペンの先端に墨をつけて書く。しばらくリョウマは、慣れない羽ペンで白夜の文字が書けるようになった。
「ジュン何かいてるの。」
「日記です。覗き見しない。」
「ジュンの文字ミミズが合体しているね」
「漢字というものです。」
「漢字?」
「はい。数字の1を書くとして漢字で書くとこうなります。」
新しい紙を出して「一」と「壱」とも書いた。
「同じ数字の1でも漢字にすると違うんだね。」
「あぁ。漢字には、数種類あるんです。数字の他にも物の名前。職業。生きるもの全てにも漢字がある」
「ジュン。これなんて読むの?」
「これは「王族」です。」
「おうぞくって漢字かっこいいね。ジュンって漢字が書けて読めるなんてすごいね。じゃこれからは、漢字のふりがなジュンに読ませることができるね。」
「カムイ様この文字が読めますか」
「はねじじ」
「これは、習字という文字です。紙の上に墨でつけた筆で文字を正しく美しく意識して書くお勉強の一つです。」
「ねぇねぇこの「はねじ」には、別の読み方にするとどうなるの。」
「ならうです。」
「ならじ?」
「カムイ様は、マークス様から日常的に剣術の訓練されているのでしょ。」
「うん。マークスお兄ちゃんとは、決まった時間と日にちで稽古してもらってる。」
「カムイ様にとってみればマークス様との剣術の稽古を別の読み方をすれば「習慣」というものです。」
「しゅうかん?」
「この文字です。マークス様を通してコミュニケーションする方法の一つにしているでしょ。」
「うん。マークスお兄ちゃんに習って色々まねることが多くなって。たくさん褒められると嬉しくてもっともっとマークスお兄ちゃんを見習うと褒めて欲しくてもっともっと頑張って。」
目の前にいるのがリョウマとも知らず。カムイは、兄としてマークスの尊敬するところを話しを聞くだけでズキズキした。
「あっ。ジュンにしか出来ないことができるね。ちょっとまっててあるものを持ってくよ。」
カムイがジュンに背を向けると部屋を出た。数分後。
「ジュンこれを持って泉の女神様を探してきて。」
カムイがジュン(リョウマ)に花丸のあるテストを差し出した。
「女神様?」
「うん。これは、私の宝物。泉にマークスお兄ちゃんの花丸のテスト用紙を落とすと女神様が現れて。落とした物を正直に言えば黄金の落とし物も貰える。マークスお兄ちゃんの花丸テストの紙を黄金の花丸の板に換えてきてよ。」
「カムイ様は、お金が欲しいのですか。」
「違うよ。紙はほっとくと埃がたまる。汚れやすい。紙を黄金に換えてくれたら埃がつかない。いつまでもマークスお兄ちゃん花丸のインクが消えなくなるでしょ。」
「わかりました。泉の女神様に頼みに行ってきましょ。」
「ジュン頼んだよ。」
後編に続く。
「ジュン何かいてるの。」
「日記です。覗き見しない。」
「ジュンの文字ミミズが合体しているね」
「漢字というものです。」
「漢字?」
「はい。数字の1を書くとして漢字で書くとこうなります。」
新しい紙を出して「一」と「壱」とも書いた。
「同じ数字の1でも漢字にすると違うんだね。」
「あぁ。漢字には、数種類あるんです。数字の他にも物の名前。職業。生きるもの全てにも漢字がある」
「ジュン。これなんて読むの?」
「これは「王族」です。」
「おうぞくって漢字かっこいいね。ジュンって漢字が書けて読めるなんてすごいね。じゃこれからは、漢字のふりがなジュンに読ませることができるね。」
「カムイ様この文字が読めますか」
「はねじじ」
「これは、習字という文字です。紙の上に墨でつけた筆で文字を正しく美しく意識して書くお勉強の一つです。」
「ねぇねぇこの「はねじ」には、別の読み方にするとどうなるの。」
「ならうです。」
「ならじ?」
「カムイ様は、マークス様から日常的に剣術の訓練されているのでしょ。」
「うん。マークスお兄ちゃんとは、決まった時間と日にちで稽古してもらってる。」
「カムイ様にとってみればマークス様との剣術の稽古を別の読み方をすれば「習慣」というものです。」
「しゅうかん?」
「この文字です。マークス様を通してコミュニケーションする方法の一つにしているでしょ。」
「うん。マークスお兄ちゃんに習って色々まねることが多くなって。たくさん褒められると嬉しくてもっともっとマークスお兄ちゃんを見習うと褒めて欲しくてもっともっと頑張って。」
目の前にいるのがリョウマとも知らず。カムイは、兄としてマークスの尊敬するところを話しを聞くだけでズキズキした。
「あっ。ジュンにしか出来ないことができるね。ちょっとまっててあるものを持ってくよ。」
カムイがジュンに背を向けると部屋を出た。数分後。
「ジュンこれを持って泉の女神様を探してきて。」
カムイがジュン(リョウマ)に花丸のあるテストを差し出した。
「女神様?」
「うん。これは、私の宝物。泉にマークスお兄ちゃんの花丸のテスト用紙を落とすと女神様が現れて。落とした物を正直に言えば黄金の落とし物も貰える。マークスお兄ちゃんの花丸テストの紙を黄金の花丸の板に換えてきてよ。」
「カムイ様は、お金が欲しいのですか。」
「違うよ。紙はほっとくと埃がたまる。汚れやすい。紙を黄金に換えてくれたら埃がつかない。いつまでもマークスお兄ちゃん花丸のインクが消えなくなるでしょ。」
「わかりました。泉の女神様に頼みに行ってきましょ。」
「ジュン頼んだよ。」
後編に続く。
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プロフィール
性 別 | 女性 |
誕生日 | 7月20日 |
地 域 | 埼玉県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | その他 |
血液型 | A型 |