人間界で生きるのが大変だった。生きていくために他の猫が食べている餌と大きな看板の掛かった家から餌を横取りして飢えんを凌いでいた。目の前が暗くなったら身体に力が出ないでベスターは倒れた。

「ウーワンワン」

「どうしたのな次郎」
山本の次郎が吠えるのは珍しいってぼんやり思っていたら握っていた手がゆるかったのか次郎が走り出したを。

「あっ次郎!」

「追い掛けようぜ」

次郎を追い掛けて山本と走った。

「ワンワンワンワン」

やっと次郎を見つけるた

「次郎 お嬢様から離れるのが珍しいのな。どうした?」

「クゥーン」
次郎が鼻先を後ろに向けた。見えたのは。

「仔猫」

白い子猫だった。眼が閉じていてボロボロ。ふいに生きているのか確かめたくて手で触ると温かいし微かだけど息をしてた

「山本。この子猫連れて帰りたい。」

「いいぜ。ただし瓜に気づかれないようにな。見つかったらそいつは、引っ掻かれるな」

「うん。次郎よく見つけてくれたね」

エライ エライと次郎の頭を撫でると次郎は、〇〇の白いワンピースから出ている脚をスリスリした

それから屋敷に帰りすぐ専属医に見せると栄養失調だと診断された。

「安静と適度な栄養与えとけば元気になるから安心しろぃ。」

「よかった」

「〇〇〇ちゃんたまには俺を朝の散歩に連れてさせろよ。まだまだガキと小動物連れと散歩じゃ〇〇〇ちゃん可愛いから喰われしまうぜ」

「シャマル先生は、朝弱いから無理だよ」

「そうゆう時は、前から約束してくれりゃ俺は、日の出でも深夜でもいつでもデートの出来るぜ」

「もぅ。この間は、おねえさんに大怪我されて行けなかったじゃない。」

「あれは…「女に付けられた愛の罰って奴だよね。」

専属医の言葉を遮った。

「ねぇシャマル先生ゲームしよう。」

「ゲーム?」

そうだよっていうと私は子猫をそぅぅーと撫でた。ふわふわと羽のように柔らかい白い毛に覆われている体温が温かい。

「この子猫の眼の色を当てるゲーム。色を言い当てたらシャマル先生のおやつか私のおやつをどったらか貰う」

「そいつがメスなら乗るが」

「ぶー。おやつ」

「ウソウソ。〇〇〇ちゃんは、甘えん坊だな〜。じゃそいつは、青を」

「理由?」

「昨日のデートした女の子のドレスの色」

シャマル先生鼻の下伸ばしてニヤニヤ。

「この子猫は、ルビーみたいに紅だと思う。」

「理由は?」

「この子猫が眼が開いてから見る眼の色がルビーのような紅なら名前をバリー語でルビーの星って意味でベスターって呼びたいの」

朝の散歩っで見つけた天使の落とし物と思わせる子猫は、白くて弱い。

白い子猫(子猫にされたベスター)を拾ちゃいました。

次回〇〇〇ちゃんがベスターと遊びます。