『マークス兄さんクッキー作って見ました。』

リボンで結んだラッピングを渡された。

『カムイ私にくれるのかありがとう』

チョコチップの入ったクッキー。色々な形をしたのが袋にいっぱい入っていた。
食べると暖かいクッキーの甘さが口にいっぱい広がった。

『美味しかったぞ。イチゴのジャムを塗ったクッキーカムイが作ったのだろう。』

『あれ?マークス兄さん私の作ったクッキーがどれなのかわかるのですか。』

『あぁカミラとエリーゼで作ったのだろう。』

『じゃこの兎は誰が作ったかわかりますか』

『エリーゼ』

『チョコチップ』

『カミラ』

『マークス兄さんすごい誰か作ったのか当てられる。』

カムイは目をキラキラ輝かされた。カミラが妹とクッキーを作ったことが目に浮かんでくる。なんとも微笑ましい光景だ。