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個人的「このBL漫画がすんばらしかった2011」




こんにちはー!やるやる詐欺になりそうになっていましたが前回宣言しておいた個人的な「このBL漫画がすんばらしかった2011」発表会です。


……いやぁ、私のが発表される前にいろんな方のが発表されちゃって、「アレ わたしのとかお呼びでないんでは……(苦笑)」と思ったのですが、私の意見がお呼びでないのはいつものことなので 気にせず個人的なの発表しまーす!

ドラマティックに10位から。



10位



……草間さんの単行本は今年たくさん出ましたが、その中でも私は「真昼の月」とこれがお気に入りでした。
「真昼の月」は去年のランキングで紹介したので、ということで除外して「どこにもない国」がランクインです。
この本は、草間さんの作品の中でもちょっとジットリした……草間さんのフェチ全開の笑 本になっていると思います。
なんたって表題作の舞台設定が第二次世界大戦末期の南国の島(たぶんラバウルとかそんなところをイメージされているんだと思われます)。
軍内で問題児扱いされている早川は上官の竹内に殴られながら「この人に殴られる瞬間が好きだ、彼の手が震えているのも 泣きそうな顔を見るのも俺だけで 不思議と二人しかいない気がする」と思っているのです。
殴られる瞬間が好き、二人きりの気がするから。
たったそれだけの心象描写なのに どれだけ早川が竹内に執着しているのかがわかる。さっすが草間さんだなー!と読んだ瞬間 震えたのを未だに覚えて居ます。
こういうちょっとねじ曲がった「好き」が私は大好きだ!
そういうのが「…?」って人には合わないかもしれませんが、悪い事は言わないので是非読んでみてください。
直接的にエロいわけでないのに、限りなくエロスです。
匂い立つような色気のある作品です。
表題作なのに短めで、続きないんですか?とちょっと涙目になったヨ。



9位



……完結しちゃった……というのがまず最初の感想でした。
楢崎さんの描くチーズ屋オムニバスラブ、最終巻です。
今作はオムニバス、と書いたように3カプの恋模様を交互に描く仕様になってまして、皆さんそれぞれお気に入りのカプがあったと思うのですが、個人的にはそのカプは岩塚×タクローでした*
前巻までで 一応二人は恋人同士にはなっているんですが、根はマジメだけど本来は女好きのドノンケのタクローをゲイの岩塚が押して!押して!土俵際まで押し切って、押し出したー!って感じで付き合い始めているので岩塚としては「……俺のしつこさにタクローさんはほだされたんだ」という気持ちがずっとあって、恋人同士のはずなのにどうにも甘くなりきらないところがあったのですが5巻ではついに!!タクローも岩塚に完全にオチ笑、岩塚に甘えたり、岩塚を想ってひとり○○○したり笑するところまでいきましたよお姉さん!
感涙。
完結は寂しいですが、これからも同人誌でチョコチョコ描いてくださるそうなので、ゆっくりじっくり このシリーズに浸っていたいと思います。とりあえず、完結、お疲れ様でした*



8位



……完結おめでとうございますその2です(3つ中2つ完結という笑)
本物の「このBL〜」ではご祝儀ランクでしたが私はわりあい冷静に……だけどやっぱりご祝儀でランクインさせました←
いや、このシリーズはだいすきなんですけど、和記がらみのカプにはあんま萌えなかったっす…。いや、今までのカプが強すぎて、和記編のハードルが上がりすぎてたんだろうなぁとは思うんですけど。
ドラマCD最終巻の初回オマケのプチコミックスでの守夜×隆成が今年の「是」で一番萌えたかもしれません笑 あ、でもコンプリート全員サービスのペーパーが一番かな(どっちも守夜×隆成というオチ)
いや!だってこのカプめちゃくちゃ好きなんですもん。
悪い事は言わないのでまだ「是」を読んだことない皆さん、最低でも6巻まで一気に買ってきて読んでください。ここまで読んではまらなかったら、私 全力で謝ります。
でも絶対はまると思うので私が全力で謝る日は絶対に来ないですけどねっ(←なんか腹立つこの感じ)
1〜6巻のカプにはBLで萌える要素の殆どが網羅されておりますんで ほんと オススメでございます。
和記ディスりみたいな感想を書きましたが笑、志水先生 長い物語を描ききってくださって本当にありがとうございました!またどこかでチョコチョコ復活もあったら嬉しいなー(ボソ)



7位



……ベテラン・高久さんの久々のスマッシュヒット作が今年の個人的7位です!
これ、本家での紹介のときも書いたんですけど高久さんのちょっとせつなげっぽく見えるこの絡み表紙……サギですね笑!いや、普通 表紙サギって中の絵柄と表紙のカラーで絵のクオリティが違いすぎることを言うじゃないですか。
でも、これはそうじゃなくて「切なげな表紙のくせに中身はアホ!バカ!」、とそういうサギです笑。
でも「どこまで高久さんは本気なのだろう」と息を呑む謎の真剣味があって余計おかしい。
見所はいろいろありますが、背景にチョコチョコ出てくる「ポスター」これに注目することをオススメします。
理由?……それは読んだらわかりますから!
個人的に今年のギャグ大賞です。



6位



……今年一番 大人のエロスだったで賞、です!
いやー「大人の」エロスでした!
いつもの井上佐藤さんの作品のエロ度を考えると直接的なエロ度は少し下がったかもしれないんですが、キャラの心情・すれ違い・もつれる恋愛感情の屈折ぶりが本当に「エロス!」だったのです。
大人だから簡単には好きな人に「好き」とは言えないのです。
好きと言えない、というか自分が真っ直ぐに相手を「好き」と言う資格があるのか、この気持ちを「恋」と呼ぶのか それすらもよくわかっていない面倒くさくてややこしい大人達がとにかく せつなくてかわいくてエロス。
「それを恋といわずになんと言う!!」と終始叫びながら読んでいました。
個人的なシュミで僭越ですが、「恋を素直に恋と言えない大人」が私、三度のメシより大好きです。
お前ら美味しすぎるだろうっ!!
どうやらシリーズとしてはまだ「続く」みたいなので本当に嬉しいです。
来年 単行本になるのかな〜*



5位



……今年もう一冊出ました「恋まで百輪」のスピンオフ…なんですけど、個人的に断然こっち派!!
「恋まで〜」読んでなくても普通に読めます。私、「恋まで〜」内容すっかり忘れてたんですけど 普通に読めました(ちゃんと恋まで〜も読み返して記憶は取り戻しました大丈夫です)
ちょっと今作のあらすじを書いてみますと
ちょっぴり過保護な家に育った譲は中学の頃 怪我でボロボロの高校生・鷹尾に一目ぼれして彼を家庭教師にするのだが、いろいろな行き違いがあって程なく二人は会えなくなってしまう。
しかし、お金が大好きだった鷹尾のことがどこか呪いのようにあったお陰?で譲は株で成功。預金60億円の億万長者に。
そんな折、譲は ひょんなことから十年近くぶりに初恋の鷹尾と再会し……というお話。
初恋の鷹尾をどこか呪縛のように引きずり続けていた譲とそんな譲に突然 粘着され、困惑するお金大好き 性格ひねくれの妻帯者・鷹尾という一風変わったカップリングなのですが、二人が自分の中のトラウマや問題と向き合っていく過程が二人の恋模様と絡まって描かれていて、「どうしてこの二人が恋に落ちるのか」という、ぼーいずらぶで一番重要な部分がガッチリシッカリ描かれているのが本当に素晴らしい作品です。
「どうしてこの二人が恋に落ちるのか」……そこさえちゃんとしてくれれば、どれだけ突拍子もない設定でも大掛かりなことがあってもリアリティがあるんだよなぁ、と再確認した次第です。
ギドさんは一般のほうが活動の中心みたいなので寡作気味ですが、これからが非常に楽しみな作家さんです。来年も単行本いっぱい出ないかなー



4位



……いやーこれ最初に読んだときに「夏水さんの漫画でいちばんすきかもー!」とハシャいだのです。
それくらい好き!
というわけで今年の4位。
今作は「仕事のデキる営業マン・林は みんなの間で"あの人はホモだ"とほぼ確信的に語られていた 清潔な雰囲気のある美丈夫・篠原となんやらわからないが、酒の勢いで"間違い"をおかしてしまった。ドノンケの林はその事実に真っ青になるのだが……」というお話。
林は動揺しながらもちゃんと篠原に気を遣ったり、心配したりしていて ノンケのモテ男だけあって、人間関係のいろはをよく心得てるなぁ〜と思わず頷いてしまった。
私、ノンケ攻めの「男相手のことは不慣れ感丸出しだけど 人間関係の調整には高いスキルを発揮する」瞬間がものすごく好きだ!!(……なんたるピンポイント萌え)
……まぁ、なんやかんやあって「間違いをおかしてしまった」事件は誤解だったことが判明するんですが、林は自分の事が好きだ、と健気な篠原に対して「俺はホモじゃないが悪い気はしないな〜でも時々 この人可愛いから困る」とお前なんてズルイ……いいとこ取りしようとしてんだ!という微妙に性格の悪いことをずっと考えていて そこが確かに性格悪いんですけど、Sくさくて妙に好きです。
性格悪い攻め萌え。(私は結構攻め萌えです笑)
受けの篠原さんはいつもの夏水さんらしく、仕事はデキルが妙な色気と可愛さを兼ね備える「BL最終兵器」受けです笑 乙女が萌える受け要素全部盛り。おまけでスーツ。
ほんと、健気でかわいいのでドノンケがおちるのも納得です笑。
しかしさりげなく林の「胸板が厚くて素敵だな」と思うなど、ドゲイなことを滲ませていて、笑ってしまいました笑 
夏水さんの作品はところどころパンチの効いた「笑える」シーンがあって、そこも大好き。
あざとい笑いじゃなくて、物語に沿ったカタチの自然なシーンなんだけど、妙におかしい。
とにかくおもしろいのでノンケゲイ好きさんには自信を持ってオススメ!ドラマCDも出るんだって!私もちょっと聞きたい。



3位



……もしかしたら今年最も読み返したBL本かも。
それくらい読み返してニッタニタしてました。
常に本棚の最前列だったなぁ〜(あ、現在進行形だった)
今作は「営業マンの榛名の使命は小規模な酒蔵ながら、知る人ぞ知る絶品の日本酒を作る酒造との取引を取りつけること。しかし、頑固な蔵元は全く取り合ってくれない。そんなある日、会社にシステムのメンテナンスに来る業者の男・中川が蔵元の孫であることを知る。前から中川のことを「いいな」と思っていた榛名はこれをキッカケに中川と距離を縮めたい、と思うのだが……」というお話。
今作はとにかく主人公で受けの榛名が非常に可愛くてでも男前で真っ直ぐで、すごく気持ちのいいキャラクターなのが本当にいい!です。
中川のつれなさにへこんでみたりも確かにするんですが、それでも七転び八起きの精神で「でも俺はやっぱり中川さんが好きだから」と立ち上がる姿に思わず「榛名がんばれーっ」と思いながら読んでました。
対する榛名のお相手の中川もいろいろしちめんどくさい性格ではあるのですが、本当にいい男で 簡単には榛名を受け入れないのは「自分は好きな相手を縛ってしまう、遊びで付き合うとか軽い気持ちから始める なんてことは出来ない、だから」というところに「コイツ……っクールに見せかけて本当はめちゃくちゃ熱い男じゃねぇか…!」とものすごくたぎります笑
クールな男が実は独占欲が強いの、凄くすき!
いま今作は2巻まで出てまして、今年でたのは2巻なのですが1巻でくっついた二人の甘くて酸っぱい「その後」となっております〜。いやぁ、1巻の内容が素晴らしいカタチで深化していて、これには私 禿げるかと思いました!笑
いろいろ見所はあるんですが、2巻の最初のお話で中川が「お前はどこの高飛車な女だよ」と言いながら榛名のある部分を叩くのがミョーに色っぽくてだいすきです!
え、それはどこだって?……そんなの読んだときのお楽しみに決まってるじゃないか!!



2位



……はい!イサクさんの最新作がランクインです〜!
これ、私雑誌派なので単行本出る前からずっと「いいぞぉ、飴パラは萌えるぞー」と布教を続けていたんですが、考えてみたら殆どの人はイサクさんは作家買いですヨネー(ダヨネー)
いや、でも今までのイサク作品の中でも飴パラは最萌えでした。
あらすじとしましては、「週刊誌の記者の尾上は政治班から突然張り込み班にまわされてしまう。張り込み班、とは雑誌の中でもパパラッチ的な要素が強い、スキャンダル関係のスクープを掴む事を仕事にしている取材班。しかも張り込み班には尾上と同期でずっとライバル視し続けていた男・蕪木がいるのだ。
絶対アイツとだけは相容れない!と思っていた尾上だが、なんと尾上は蕪木とコンビを組むはめになってしまう。尾上以外にはミョーに外面が良いのに蕪木は尾上の前では何故か傍若無人の無愛想。まともに仕事の段取りも教えようとしない。死ぬほどムカツクのに、蕪木の新しい面を見るたびに、尾上の頭の中は蕪木に占拠されてしまうようになって……」という感じ。
とにかく喧嘩の多い二人です笑
だいたい喋ってるときは喧嘩をしている、それくらい喧嘩!
でも、お互いにお互いの本音を100パーセント出している、という意味では二人は信じられないほど呼吸が合う二人なんでしょうね。
二人のこの喧嘩ぶりが非常に可愛くほほえましいです。
加えて、二人がどう恋に落ちていくのか、というのがケンカップル成立においてすごく難しいところだと思うのですが、そこはイサクさん まったくぬかりなく!自然でものすごくときめくカタチで描かれおります。
蕪木の知らない部分を見て どうにもいつもと感じが違う反応をしてしまう尾上、その顔に不覚にも驚き 心を動かされる蕪木 という双方向的「なんだそれ、いつもと違う」。
ケンカばっかりだったからこそ、いつもと違う戸惑いの表情に驚き、心が動いてしまうんだろうなー。
これはほんとときめきますから、読んだ事のない方いましたら是非是非!ケンカできるっていいなーとニッタニタしました。



1位



……はいっ!バレバレでしたがこれです。
今年の最後の最後にクリプレで出た「花は咲くか」もあったんですけど、あまりに年末すぎたので除外 ということで。
最近の日高さんの作品のレベルはBL漫画の中でも「別格!?」ってくらい高くて、こういうランキングに入れちゃダメかもしれない とすら思うんですがでも好きだし語りたいので気にせず入れてしまうのでした。
2巻に好きなシーンはたっくさんあるんですけど、3つだけチョイスして語ります。

1.11話「深夜、桂木の部屋を訪ねた暁人が"絶対に誰にも渡さない"と桂木を抱きしめるシーン
…いやぁ〜、もうぶるぶるしました。
「絶対に」という一言を噛み締めるように言った暁人の気持ち、触れた場所から伝わってきたいろいろなものに思わず頬を染めた桂木に「うわぁぁぁ」ってなりましたよ!(だめ!うわぁぁ、とか叫び声で話をまとめたくないのだけど うわぁぁとしか言いようがない!とにかく震えた。そういうことです)さりげないけど、桂木の気持ちが変化していることがこの「頬を染める」ひとコマでわかる。
日高さんかみさまやー……。日高さんの心理描写の細やかさにはいつもうっとりします。


2.13話「僕の一部が死んでも 残りがお前の側にあればいいんだ」「……いいわけがない。暁人様は私などとは違う」
少し離れたシーンなんですが、その後の「わかってるんだ あいつがこんな古い家に縛られているのはおかしいって。わかっているけど だけど…それでも側に居て欲しいって思うんだ」まで含めて机をバンバン叩いた!
二人はお互いがお互いを想うゆえに、「自分が相手の側にいるのは本当は相手のためにならない」と思い合っているのです。
そのすれ違いのせつなさに、本当に震えました。
なんだよぉ、結局 暁人も桂木も大切なのはお互いだけなんじゃないか!
自分自身が幸せだったり心地よかったりってことよりも相手がどうなのか相手が自分のことによって何か損なうようなことがないか そればかりを気にして、「相手が一番望むこと」が見えなくなっている。
ああーなんてせつない!
しかし、二人がそう思うこともわかるのです。
それほどまでに旧華族のしがらみは深く、根を張っている。
どうしたら二人が幸せになれるんだろう……と読むたびそればかりを考えてしまいます。


3.「お前たちは矛盾の塊だな。言っている事とやていることがいつもバラバラだ」
「声を出したら 全部 溢れてしまう 全ての感情が溢れ出して きっと最後に本音を言ってしまうのかもしれない」
もうなんと言えばいいのかわかんないほどときめきました。
桂木の脳裏に過ぎった石崎の言葉と、言えなかった言葉。
本当は「声を聞かせて」という暁人に応えたかったけれど、声を出したら ただ声だけじゃなくて、心の中の言ってはいけないことまで溢れる気がして 言えない。
この部分は多分 泉鏡花の「外科室」という短編のオマージュだと思うんですが(ちなみに「外科室」は明治時代、と医師の高峰は ある伯爵夫人の外科手術を行うことになったのだが、伯爵夫人は頑なに"麻酔をかけることを拒否する。その理由は、麻酔をかけられれば心に秘めた想いを言ってしまう気がする、だから嫌だ"というものだった……というお話)
考えてみれば、「憂鬱な朝」での桂木の心情 というのはこの「外科室」の伯爵夫人のものとよく似ていて、日高さんがいつこのシーンを入れる事を決められたのかはわからないんですが ものすごくセンスのいい、素晴らしいオマージュだなぁ と本当に感動しました。
「外科室」もロマンティックで切ない素晴らしい短編ですので未読の方は是非!
とにかく、言葉は吐き出せないまま暁人を受け入れる桂木がせつなくて痛々しくて、震えました。
人間って、最大限にときめくと震えるんですよ!それを「憂鬱な朝」3巻で知りました。


えー、アホほど長くなりましたがこれで今年のこの漫画が素晴らしかったおしまいです!
あまりに多い候補の中からなんとか10コに絞るのが本当にたいへんでした。
年明けくらいにはトップテンには惜しくも入らなかったお勧めについて書きたい……んですけど書けるカナ。
でも「花は咲くか」3巻のことも書きたいなぁ。


書きたい事はあるんですが時間がたりないー。というわけで今年も一年 本当にありがとうございました!素敵な新年を!(気が早いな)




 

このBLがやばい!2012年 11〜20位発表


さてさて。深夜に申し訳ないと思いつつも昨日に引き続き結果発表編その2ですー!
あ、昨日拍手くださった方 ありがとうございました!
めったに更新されないブログになっちゃいましたが 購読していただいたり拍手いただいたりすると本当にうれしいですー!
ちょっとくらいは楽しんでいただけるものかけているでしょうか?ドキドキ。

とまぁ、戯言はおいておきまして11位〜20位です!



十一位



……マッチ売りに続いてランクインした草間作品二作品目。
こっちもマッチ売りと甲乙つけがたいくらいだいすきです!!
なぜって。この作品のカップリングが年下ヘタレ攻め×ツンデレ年上美人受けだからだよ!!
しかも年下は作業着で年上はスーツ! もう、なにこれ美味しすぎる。
個人的な趣向で僭越ですが、私 年下攻めだいすきだ!
……前はそうでもなかったんですけど、最近年下ってすごいいいなぁーと思っている次第です。

あ、話がずれた。

今作品は小説雑誌に掲載されていた、ということもあって、一話完結型で かつ幸せな空気が終始あって 読んでいてとても幸せになれる一作です。
年下攻め好きの方にはもちろん、草間作品は初めて という方にもすごくお勧め!
王道かつBLのいいところがたっぷり盛り込まれていますのでBL初心者にもいいと思います〜



十二位



……一位の「鮫島くん〜」に続き、堂々ランクインした腰乃作品ふたつめ。
煙草を吸っているところを教師に見つかり 高校の花壇手入れをさせられることになってしまった高校生の中島くんと、そんな彼とフェンス越しに出会うさえないリーマン・松坂さんのどうしようもないくらい乙女な恋物語です。
腰乃作品の中ではエロ度はすくないんですけど、その分乙女要素がすごくあがっていて 個人的にこっちも大好き!
特に、中島くんが料理上手の世話好き というところが腰乃さんのゆるぎなき萌えすぎて好きです笑
受けに対してかいがいしい攻めがすごい好きですよね笑!
今度CD付で発刊になる「部活の後輩に迫られています」もそういうお話なので 受けを世話する年下オカン攻め(乙女仕様)が好きな皆さんはぜひぜひ!



十三位



……依田さんの作品は好きで結構持ってるんですがこれはノーマークだった…!
というわけで、くわしくは全然知りませんorz

個人的に思う依田さんの良さは透明なキャラクターづくりだと思います。
リアルなところがありつつも、皆 透明な、純粋な部分を持っている。そこにすごく惹かれます。
大人の恋愛を描いていても、どこか青春っぽいというか、初恋のような甘酸っぱさがどこかあるんですよねー。
依田さんにしか描けないその空気感は一見の価値ありですので、未読の方はぜひぜひ。
私も「よろめき番長」読んでみようっと。



同率十三位



……ああー!これも作者さんは大好きなんですが未読!まだ読んでない作品だった!
それにしても雲田さんはここ数年の「このBL」ではランキング常連化していて、雲田ファンが着々と増えているのを感じますね。
最近ではBLのみならず一般向けでもご活躍されているようで(この漫画がすごい!の女編に雲田さんが落語界を描いた連載作「昭和元禄落語心中」がランクインしてますし!)、近年のBL界のレベルの高さを感じます。
私が思う雲田作品の素敵さはその柔らかく、優しい空気感。
ツイッター等から垣間見えるご本人の雰囲気そのままの どこまでも優しい包み込むような雰囲気が本当に素敵です。
そういう空気感を持った雲田さんだからこそ、どんなに切ない物語が描かれていても、柔らかな救いが胸に残るんですよね。
だいすき!
多分、山中ヒコさんとか好きな方は好きな作家さんなんじゃないかなぁ。
……それはいいとして、私は早く「いとしの猫っ毛」読まないと!



ここからわかんないの続くので一気にタイトルだけ(雑ですみませんorz)

十五位



十六位



十七位





十八位



……あ、やっとわかるのきた笑!
昨年たしかニューカマー紹介で出てきていたララ子さんの短編集がランクイン。
この作品、私何が好きって「表紙」とオビが最高に好きです!
オビには「愛は奇跡を起こす」って書いてあったんですが、もうほんと そのオビ含めて綺麗で。
HertzとかCRAFTのコミックスはほんと オビのセンスいいですよね。
とても好みです。この切ない感じがたまらない。
表紙買いしたのを思い出します。
内容は、さえない高校生の幸春の前に幼いころであった猫のどらすけが人間になって現れて……というちょっぴりファンタジーなお話。
ララ子さんの繊細で可愛らしい絵柄が物語にピッタリと合って、物語としてはそこまで深くないんですが 思わずほっこりする作品になっています。
……とてもどうでもいいんですが、ララ子さんって、乙女ゲーのキャラデザとかも出来そうな今いちばん流行の流麗な絵柄ですよね。
誰か、ララ子さんキャラデザの乙女ゲー作ったらいいのに!笑 そのときは学園ものとかがいいじゃないかなぁ。あとはバンドものとか……。
バンドメンバーに加入する女の子って設定の乙女ゲー、どうですか。うたプリよかもうちょっとロックな曲を歌うんだ。
バンド活動と学校生活の2パート制とか(ペルソナみたいに←)
無駄なアイディアでした笑



十九位



……まっまさかでりこ作品がここに名を連ねる日がくるとはーー!!
発刊レーベルが「ジュネット ピアスシリーズ」ということでエロ!めたくそエロい作品になっています笑!
普段は「もう なんでこんなにマニアックなのでりこさん…!」と叫びたくなる逆っプルを得意とする(要するにカプ趣向がマイナー)でりこさんですが、今回は 天性の俺様どS×メガネツンデレ という割合わかりやすい王道カプでいってくれて、そういうところも支持を増やした理由なのでは。
とりあえず言えることは、今回ランクインした作品で 明らかに!圧倒的に!直接的にエロいです笑
近年せつないやわらかいお話がブームなこともあって、エロ作品のランクインは少なめですが エロをお探しの皆さんは「純愛えろ期」で間違いないです笑
そうそう。実はこのお話、コミックスのその後のお話が同人誌で書かれていまして、それもとても面白かったです。
リバになりたいけどなれないっていいですよねー!本編を楽しく読めた という方は同人誌のほうもおすすめですv



二十位



……いやー私 この作品買ったとき「どんなせつない話なんだろう」って思ったんですよ。
すっかりだまされましたね。
ええ、騙されましたとも!まさか こんなに「チ○コ チ○コ」言ってる漫画だったなんて……!(抱腹絶倒)

今作品の筋書きは「凄腕の包茎専門科医の犀川は日々 酷い病巣を見続けてノイローゼ気味だった。ああ、美しいチ○コがこの世にあることを確かめたい…!そう思う犀川はある日、偶然 奇跡の美チンを持つ人・浅野に出会い その美しい美チンに一目ぼれしてしまう…!」という「どこの世界のギャグ漫画だ!!」笑 と言いたくなる感じなのですが、これが高久さんのどこか上品な絵柄で描かれると 下品な感じがしなくて いいんですよね。
犀川先生はどう考えても変態というかちょっとおかしい人なんですが、ときどき「あれっ 犀川先生ってイケメ…ン…?」と思わされるのは本当に不思議です笑
お相手の浅野も清楚な美人系で、王道のBL漫画の雰囲気を感じつつも、真面目なんだかギャグなんだかわからない不思議な魅力のある物語にグイグイ引っ張られて最後まで読まされるのがとても楽しかったです。
2巻もそんな雰囲気はまったく衰えず、細かい下ネタも楽しい一冊になってますので是非 1巻と併せてどうぞ〜



ふう。いろいろ書きましたが、これにて20位まで発表おわります。
途中読んでないのありすぎてちょっと雑でしたが、少しでも楽しいBL探しの助けになれれば幸いですv

今度は個人的に今年良かったBL漫画やりますのでよかったそっちも参考にしてやってください。
今年は個人的になかなか豊作だった気がするなぁ。






このBLがやばい!2012年版1位〜10位 紹介



こんにちは、毎日 寒いですねー!

そんな中でも毎日BLを読み漁っている皆さん……私もです。

このクソ寒い世界にあったかいものなんてBLくらいですよ!

毎日読んでも 読んでも素敵作品が発売されるこの日本のBL界、素晴らしいですね。

一日が48時間くらいあればいいのに といつも願っています。

さて、戯言が長くなりましたが つい先日 毎年恒例の「このBLがやばい!2012年版」が発売されましたねー!

「このランキングを作るに当たって 意見を聞く人間の幅の狭さひどいな!」とか言いつつも毎年読んでいるのですが(そういう人多そう)例にもれず私も文句言いながら買いました、「このBL」


というわけで 今日は ランキングをざーっと見ながら私のしょうもない感想なんかものっけていきます。とりあえず10位まで。11〜20位まではまた次回。

しかし今年は結構読んだことないのが入っていたのでちょっと穴ぼこ多めです すみません。

ランキングに入った作品は新年くらいに読んでおこうかなぁ。




一位



……これはすごぉぉぃ納得した!けど、同時に意外でした。
ついに我らが腰乃さんがこんなBLオブザイヤーみたいな賞で一位とる日がくるとは……。
いや、私の中で腰乃さんってどこかBL界の中でも異端って気がしてたので。
無冠のキング、みたいな。
でも 思ったより腰乃さんのすんばらしさはBL界に知れ渡ってたんですね。
個人的には「すんごい好き!」って人と「無理」って人と分かれる気がするんですが、私の取り越し苦労だったのか?

あ、それはもういいとして今作が今まで数冊出てきた腰乃さんの商業作品の中でとりわけ支持を得たのは一口に言って、腰乃さんのあの濃ゆい会話劇が「コンビニで働く大学生同士」という私たちにとってわりと近い世界の中で繰り広げられたことによって、敷居が下がり 濃ゆさがうまい具合に中和された、ということが大きかったように思います。

コンビニって毎日どっかで関わる場所で(買い物しなくても会社帰りに前を通ったりするじゃない!)、でも内部事情は中にいないとわからない ちょっとだけ不思議な場所。

近くて、だけどほんの少し遠いその距離が「ありそうでなさそうでありそう」な鮫島くんと笹原くんのキャラクターとピッタリ呼応して、これ以外ありえない!という設定にまで昇華されているように思います。

+最後にこの作品の個人的押しポイントをもうひとつ。
この二人は、リバです(きっぱり!)
まじですよ!コミックス収録分にはないですが、コミックスが出た前後にBE×BOYに載ったお話は笹原攻めでしたvvvv

我らが腰乃さんがついにやってくれましたよぉぉぉぉ!リバ大好きな私としては感無量でした。
……というわけで、こっちのお話のコミックス化も今から非常に!楽しみです。



二位



……もはやランキングの常連、最近はもうリブレの顔 という感じもするツタさんの「メリーチェッカ」が二位!
これも個人的にはここまで高い順位になるのか!?とビックリしました笑
ツタファンの多さには目を見張るばかりです。

今作は「辛口人物評で有名な大手ブロガー塩」という顔を持つサラリーマンの潮見が癒し系で正体は美少女女子高生、と噂されているブロガー・みやたん とオフ会を開くことになるのだが、そこに現れたみやたんは皆の予想を裏切るクマのような大男で……」というお話。

このクマ系大男・中身乙女要素持ち天然のみやたん×ツンツンデレ男前誘い受け 潮見というカップリングがもうツタさん!という感じですねー!
なぜにここでクマ系なのだ笑という。
けれど、絶妙なリアル具合で書かれたネット上の人間模様や潮見の一筋縄ではいかない、どこか捻くれた可愛さ などマイナーと王道の間を絶妙に縫うツタさんの手腕により、最後は「萌え!」と言わされるこの感じがものすごく好きなお話です。

一応、「三軒先の遠い人」のスピンオフ という位置づけですが 「メリーチェッカ」単品で全く問題ないお話ですので ツタさんの本一冊読んでみたいなーという方にもいいと思います*



同票二位



……今年は「是」完結 ということで このBLでも「是」特集として数ページのカプ紹介が載ってましたね!(中身はファンブックに載ってるのよりもさらに雑な紹介で、あんまり見るべきところはないんですが←)
その割には同率二位、といまいち票が奮わなかったなぁ というのが個人的印象です。
理由は和記編が恋愛ものとしてはちょっと煮え切らない展開だったから、というのに他ならないんじゃないか という予想ですが、このBL史に輝く名作の完結を祝って票を入れた人は多そうです。
私としても 和記編単体なら入賞はないかなぁ。正直、ほかのどの巻よりも読み返さない率が高いかも。和記の恒久の孤独、やっと出会った自分のすべてを捧げても構わないと思った男・力一、和記の中に残った唯一の希望・真鉄 とキャラ配置は好きなんですが。
……何はともあれ、完結おめでとうございます!
BL漫画という枠の中でこんなに続く骨太の作品を描いてくださった志水先生に尊敬と感謝を。



四位



……これがこの順位かぁぁぁ!というのが個人的大ショックです。
まじか!私の身の回りの感想は2巻まではあまりの桂木のデレなさとお話の複雑さで「花は咲くか」派が多かったんですが、3巻で一気に「憂鬱な朝」厨が急増した気がしていたのに……!

実際、この3巻の展開はせつない内容が続きながらも、やっと二人の心が近づき 重なる という最高のカタルシスを味わえるものとなっています。
簡単に言うと、桂木デレた笑!!!!
個人的に、あの3巻ラスト付近のあのデレ場面の頭で石崎が以前 桂木に言った「お前たちは矛盾の塊だな 言っていることとやっていることが いつもバラバラだ」のセリフがモノローグとして重なるのが非常に心憎い!!と悶えました(え、そこ?という声が聞こえてきそうですが)
……もっと語りたいところですが このお話のことは個人的年間ベスト10で語りたいので今のところはここまでで!(雑なしめかた)



五位



……BL小説界には疎い私でも知っているカリスマ・木原音瀬さん×可愛らしくも美しい絵柄で知られる小椋ムクさんという奇跡のタッグで描かれる東京漫画社の最終兵器、ランクイン!
あ、私ちょっと自慢なんですけど この作品の時間軸前夜の十亀の青春の日々を描いた「リバーズエンド」の小冊子を持ってるんですよ!(今では手に入らないレアものですぜ)
……そして時々読み返して 「あ BL小説ってこう書くのか」って確認させていただいてます笑
普段 漫画しか読まないと小説の書き方わからなくなるんですよね……

あ、どうでもいいことを書いてしまった。

そうそう。今作品は原作・木原さんということですが いつものように小説原作があって、という形ではなく この「キャッスルマンゴー」用に木原さんがシナリオを描き下ろす という形の原作となっていまして、小説では描けないような 視覚にうったえる表現、ロケーションが数多く登場します。
その最たるものがタイトルにもなっている万の実家で城のような豪奢なつくりの時代遅れのラブホテル・キャッスルマンゴー。
木原さんのリアルな人物描写と夢の中のようなすこしフワフワしたロケーションが奇跡の融合を果たしていて、「これがコラボの魅力だなぁ」と思った次第です。
ムクさん一人じゃ、絶対ありえないお話ですよね。
ムクさんの絵もお話もフワフワした砂糖菓子のような世界観も好きですが、毒を持ったこの感じも素晴らしい。
お話はスローテンポな進行なのでまだ煮え切らない感じですが今後の展開次第では来年ランクアップもありえるかも!



六位



……このお話 すごい好きなんですがまさかランクに入るとは思わなかった!
BL界の芸術担当と勝手に思っているえすとえむさんの「ケンタウロス」ラブ。
もともと、同人誌に描かれていた作品のようですが 今年新創刊になった雑誌・「on blue」レーベルから晴れて商業発刊となりました。
今作品の魅力は何と言っても「あたらしすぎる存在・ケンタウロス」に対するえすとえむさんの飽くなき萌えと考察です。
漫画というのは想像の世界なので 「こういう二人がいたら」「こういう事情を持った人がいたら」というifの世界だと私は思うのですが、今作でえすとえむさんが打ち立てたifは「もしもケンタウロスがいたら」というあまりに突拍子もないif。
普通考えないよ「ケンタウロスがいたら」なんて笑。
でも、それをえすとえむさんは脳内で構築し、こうして美しい恋と生の物語として描き切ってくださいました。感無量です……。
ヒトと違う時間軸を生きる彼らとヒトが交わり、言葉に尽くせぬ愛と哀を生む のが せつなくもうつくしい!
BLではないですが、えすとえむさんが同じくケンタウロスを描いた「はたけ!ケンタウロス」は人とケンタウロスが交わって生まれた幸福の日々が描かれていて、こちらもおすすめです。
異種族の邂逅って素晴らしいですよねー。ケンタウロスシリーズ、まだまだ続いてほしいなぁ。



七位



……食わず嫌いの方も多そうな個性派・井上佐藤さんの最新短編集がランクイン!
個人的にこのお話だいっすきです。
めちゃくちゃ読み返した。

タイトル通り、今作のテーマは「煙草」
4人の「スモーカー」の男たちの恋を描いた連作短編集となっています。
もう、どれが好きっていうのも野暮なくらい全部いいんですが 全部に共通する良さに「素直になれない大人」という要素があります。
「好き」という気持ちを自覚しても、それを素直に真っ直ぐに口に出せない。
だから「知らないフリをする」「だからあきらめたフリをする」「だから執着してないフリをする」「だから気まぐれを装う」。
もう「どうしてこう素直じゃないのー!」と叫びたくなるんですが、それがいいのです!
同時収録の「愛しのメインクーン」も不思議だけど可愛らしいお話になっていて、最後まで満足できる一冊です。



八位



……このお話も私だいすき!!!
正直言ってランキング低くないか!?とちょい怒り気味です。それくらい好きです笑
イサクさんの作品は受けは可愛げがあって、攻めは男前で 王道カプながら、いろいろ奇をてらったカップリングに疲れたときに読むと王道の良さを再確認できる良作ぞろいです。
しかも今回は週刊誌の記者同士、ということでお仕事ものとしての部分もなかなか良く掘り下げて書かれてて、秀逸。
ケンカしながら、お互いの相容れない部分にいらつきながらも確実に近づいていく二人の距離にキュンキュンが止まりません!
本誌読者なのでこの1巻以降のお話も知っている身としては早く続きもみんなに読んでもらって語らいたい気持ちでいっぱいです笑



九位



……すみません、正直言って全く存じませんでした!
まったくわからないので「このBL」によるあらすじを引用。
「舞台は平成なのに昭和の雰囲気漂う初天町。高校生の飴宮はじめは、夏祭りでヤンキーに絡まれているところを、同じ学校に通うコワモテ先輩・二宮三郎に助けられ、一瞬で恋に落ちてしまいます。自称・愛のハゲタカ(!?)はじめの猛アタックにウンザリ気味の二宮も心を傾け始め…」

……なんとなく、王道っぽいお話ですが 絵柄がすんごい変わってる感じがする!!
小さい画像で見ているのであんまり自信ないですが 個性派な作品のようです。私も読んでみよーっと。



同率9位



……個人的に去年のこのBLが好きリストに入れた一作だったので入っていてうれしいなー!(去年のおすすめをまとめた記事のこと。遡ったら読めます)
草間さんもなかなか好き嫌い分かれるかな?と思う作家さんの一人ですが、ときどき 書いてくださる割合わかりやすいお話から入ってファンになった、という人が多い気がします(あ、ちなみにわたしもそのクチです笑)
今作の魅力は何と言っても 「謎めいたところのあるストーリー」「わかりやすい恋愛要素」「大正時代あたりを思わせる和洋折衷の世界観」でしょう!

草間さんのつくるお話はむずかしめの……ひねりのきいたものも多いのですが、今回はその「むずかしめ」の部分は恋愛要素でなくてミステリー要素にかかっているおかげで恋愛部分が非常にストレートになっており、そこがとても読みやすいです。
さらに、そんな作品の世界観が「和洋折衷な大正時代風」、という 草間さんの真骨頂ともいえる世界観なんだから もう文句のつけようがない!

続きがいつになるのかわかりませんが、今から首を長くして待っている私です笑



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