早くも一週間 間が空いちゃいましたが、来月買う漫画紹介企画その2です。
その前にちょっとだけ私の近況をば。
1.田村由美さんの「BASARA」を読み返しています。少女漫画がこういう壮大なスケールの物語を描いていた時代が終わってしまったのはやっぱり哀しいことだよなぁ…
田村由美さんはじめとして吉田秋生さんとか、篠原千絵さんとか樹なつみさんとか ほんとに好きだ。
2.ドラマCD「花は咲くか」買ってしまった…!8pのブックレット目当てにお布施を行いました笑 森川さんの演技はいつも私の脳内に再生されていた桜井さんそのもので鳥肌。この方はほんと、台詞の吐き出し方が好きです。
3.音楽のマイブームは現在いろんなものを一回りしてpillowsに帰ってきました。いま聴き込んでいるのは「PIED PIPER」です。お気に入りの曲はぜんぶだけどあえて挙げるなら「Poison Rock'n roll」と「Last holiday」かなぁ。このアルバムじゃないけど「come on ghost」も今すごく気に入っている。
意外にながく近況書いてしまいましたが、こっから買う漫画の話ですー。
…ついに20巻です今さんの代表作。
最近 不思議モノブームが私の中に来ていて、「蟲師」を読みかえしたのですが、「蟲師」を読んだら余計に今さんの「百鬼〜」が楽しみになってきました。
不思議モノは数あれど、今さんほど美しくそら恐ろしく…でもちょっと抜けている妖怪話を書く方を他に知りません。
今さんはほんとに絵が綺麗でうまいのですが、ちょっと硬質な…温度のない絵を描かれるのがうまくて、その絵柄とつくられるお話の温度、みたいのがすごく心地よく面白いのです。
不思議モノの例に漏れず1話完結ものですので、ちょっと不思議なお話を読みたいなってときに好きな巻から手にとっていただいてもきっと楽しめると思います。
ソノラマコミック版は大き目の版でお高いのですが、文庫も11巻くらいまで出てますし、こちらも素敵な装丁です。
…だいすきなびっけさんの新作!
私がびっけさんを知ったのは「真空融接」で、その後「あめのちはれ」も読んですっかりファンになってしまいました。
びっけさんはトーン多めのアニメっぽい画面作りの可愛い漫画を描かれる方で、この絵が好きでびっけさんのファン!という方も多いと思うのですが、私は絵ももちろん好きなのですが びっけさんの作品で一番好きなポイントはキャラクターだったりします。
世に媚を売るような「ツンデレ」だとか「ヤンデレ」だとかいう紋切り型のキャラづくりじゃなくて、ふとした台詞やしぐさ、キャラ同士の関係性にそのキャラがどういう人に囲まれて育ったのか、どんなことに価値を置き、どんなものを得たいと願うのか…そんな人間性が滲みつつも、どのキャラクターも優しく、本当の意味での強さをもった人間として描かれているのが ほんとうにすてき!
「真空融接」はちょびとだけボーイズラブ的要素のある作品ではあるのですが、普段少女漫画しか読まない方にもほんとおすすめです*特に「下」に収録されているアレクシの出生にまつわるエピソードはボーイズラブと少女漫画の架け橋となるような名エピソードで、BL好きとして「ボーイズラブにおける女性キャラのあり方」について深く盲を開かれたような思いがします笑
ああレビュー書きたいなぁ…!(じゃあ書けよ、と思いつつ)
赤の世界も非常に楽しみだ!
…「MAJOR」の満田さんの最新作!
表紙でわかっちゃうと思いますが、ボクシングものです。
…そして私が今作について知っている前情報はそれだけです苦笑
満田さんの漫画は「健太やります」からずっとそうですが、一本気に「夢に向かう強さ」とは何か ということを描き続けているように思います。
主人公のキャラクターや生い立ち、才能の有無などスポーツものとしての味付けの部分はいろいろ変化していますが、そこだけはずっと一貫して変わらない幹のような気がしています。
私はそんな真っ直ぐな満田さんの漫画がとても好きです。
…ついに「capeta」も25巻まできました!
毎回言ってる気がしますが、曽田さんの漫画はほんっと面白いです。
窒息しそうなくらい熱くて、なのに軽快です。
ドラマチックな夢をいつだって見せてくれます。
曽田さんの描かれる作品の主人公は一貫して「天武の才をもった天才」なのですが、天才がいかにしてその才を発揮するのか…原石を磨き、真の天才として名を世に刻むのかを描いているのです。
私はこの「天才主人公のスポーツもの」漫画が死ぬほど好きで、もー腐るくらい読んでいるのですが中でも曽田さんの漫画は天下一品の展開、キャラクター、説得力です。
こんな面白いのはズルイ!
…かの名作「鋼の錬金術師」で世を席巻し、今もその興奮はさめやらず、今夏ロードショー予定のアニメ最終章「嘆きの丘」が話題沸騰している荒川さんがなんとサンデーで繰り出す新連載第1巻。
気になって仕方なかったので、私は新連載1話の載ったサンデーを購入して読んだのですが、銀の匙は「鋼の〜」のファンタジーのイメージを覆す(?)農業高校コメディでした!
…さっき「イメージを覆す」と書いたのですが、これは荒川さんが鋼の〜の裏でコソコソと(かは知らないが鋼の、に比べるとマイナーに)かかれていた「百姓貴族」でにじみ出ていた農家の娘としての「荒川弘」が遺憾なく発揮されただけですね笑
というわけで、ディープな荒川ファンの皆様には「おっ 荒川さん次は自分のシュミできたね!」という感じ。
1話ではドタバタと農業高校という知っているようでなんも知らない摩訶不思議な学校について「ほうほう」「ぎゃははっ」と頷きつつ笑っていたら終わってしまったので、1巻のボリュームの中では何がどこまで描かれるのか非常に楽しみです。
荒川さんはギャグセンスがすごくある方なので、何を描かせても楽しくなりますね。ほんとずるい!
……あれ、まだ15日までの分しかかけていないというのにやたら文章が長くなってきたので今日のところはこのへんで。