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8月31日の拍手コメントへのお返事


08/31 18:25の方へ


・お、面白いですか…! ありがとうございます〜っ 寧ろそんなことを言ってくださるコメ主様のが素敵です* 購読までしてくださったなんて、本当にありがとうございます。

記事アップされるたびにメールなんてきたら迷惑では…?といつも不安な購読機能なのですが(購読機能に対して猜疑心がつよすぎる感じですね)購読した、と報告していただくと励まされますv

この度はコメントありがとうございます(*>ω<*)

よろしければまた構ってやってください〜

リファラ紹介企画 2010.8月



いつも読んでくださっている方も、アンタダレ?と思っている方も、こんばんは!このブログを書いている人・ゆきおです。


最近レビューくらいしかネタがなかったのですが(いや、このブログのメインはレビューなのでそれはそれでいんですけど。むしろオメェの話とか耳くそほどにも興味ないんですけどぉ!って方はこの記事すみません…)、「与太話が好きです」とコメントいただいたので調子に乗って「なにか与太話を書こう!」とこれを書いています。


でもですね、今日は与太話になるようなことが何一つ起こらなかったので、今日は個人的には月末イベント化したい「リファラ」いじりをしてみたいと思います。

皆さんご存知とは思いますが、リファラとは、閲覧者様方がどうやってこのブログにたどりついたのか?リンク元のURLや検索語を知ることができる機能になります(ここで注意していただきたいのは、ダレがどんな検索語でここにたどり着いたのかを知る機能ではないので個人に対する晒し行為等をする企画ではありません)


基本的には話題書きからの訪問が多いリファラですが、面白かったものをいくつか。



・山田 エムブロ

…探されてますよ山田さんー!!!エムブロやってらっしゃる山田さん、至急この方にご連絡ください。とても必死です、この方。なんたって間違ってこんな漫画のことばかりのブログに来てしまってますから。
…って、こんなとこで言っても無意味ですけど。



・攻め受け固定 リバ

…あの…すごくすごくこの方と趣味が合う予感がした、私は変態ですか…そうですか…。でも、なんで攻め受けなんだろう?普通「受け攻め」って言いませんか?え、そうでもない?常識って人それぞれですねv(何かが違う)


・爽やかで癒されるアニメ

…この方は何にそんなに疲れているんだ…。アニメで癒されたいなんて…。個人的にこの方に物凄く哀れみを感じる。
それはそうと、この「癒されるアニメ」って結構難しいですね。まず男女で「癒される」ものは違う気がするし。男子だったら、ピチピチ(死語)のおんなのこがところ狭しと登場するアニメ(とらぶるとかいちご100%とかみなみけとか)で、女子だったらイケメン天国なアニメ…?あ、動物ものって手もありますね。「チーズスウィートホーム」とかいいと思うな!



・ちびまるこ デブキャラ

…まさか…まさかこの「デブキャラ」って小杉くんのことではなかろうか。検索語として覚えてもらえていない小杉くん、元気出せ。君のこと、私は割と好きだよ。男子たるもの、君くらいたくさん食べてくれたほうが気持ちいいもの。山根くんのように胃腸が弱い男は、生命力に欠けて一家の大黒柱としてはどうかと思うもの。私、結婚するなら断然小杉派よ。…って、誰にも聞かれてないことを回答してしまいました。
でも、よかったら皆さん考えてみてください。小杉くんと山根くん、結婚するならドッチ!?



・海帝高校

…なんか、某テニス漫画に出てきそうな校名ねぇ、と思ったのは私だけだろうか。いや、そんなことはないと…!何か元ネタがあるんでしょうか?ご存知の方はぜひ教えてください(ぇ)



・銀魂 生きがい グッズ

…この方、リア終の予感がします。銀魂のグッズが生きがいなんて…!せ、せめて銀魂が生きがい、ならいいと思うのですが「グッズ」!!!!誰か彼女を救ってやってください。神も仏もどこへ行ってしまったんでしょう(あ、立川在住でしたねスミマセン)
そしてなぜこの検索語でここにたどり着いてしまうのか。本当に謎です。



・乳繰り合う

…なんか、一回だけ書いた気がする文字列が残念ながら検索に引っかかるという恐ろしい事実。ネトの世界で不用意なことは書けないね…書けない…よ。
自分的にはなんとなく吐いた軽口に過ぎなくても、「乳繰り合う」ことがこのブログの主成分だとグーグル先生はおっしゃるわけですよ。あぁ、私ほんとグーグル先生には自分をわかってもらえてない気がする。
でも、そういうことを受け入れるのもネットのルールだからね。ふっ… お父さん、お母さん。私少しオトナになりました(そうか?)



・誘いを断ると怒る友達

…だからね、そういう友達は君のことが好きで仕方ない可愛い奴なんだってこの前説得したじゃない、もうなんでわかんないかなぁ〜ってこの検索語前も似たようなやつあったんですけど!
この方はなんだ、毎日この検索語句で検索してんのか?謎っす…



・バンドの追っかけあがりました

…「おう、お疲れさん。好きなものを失うなんて…辛かったな。でも、また好きなものができるから心配すんな。もう追っかけしなくても、そのバンドのことは細々とでも応援してやれよ。一回好きになった人ってのは、もう一番じゃなくてもやっぱり特別だからよぉ…」
あ、初恋の人について語るちょいシブのおっさんをイメージしつつ回答してみました。
バンドのおっかけ、懐かしいですね。私も昔してましたよ!バンギャさん。今はバンギャっていうほどでもないですけど。



ふう、いつの間にか2000字超えてました。


毎度毎度、読書感想文より長くてすみません。あ…読書感想文といえば昔、読書感想文の代筆でひと夏に2万くらい稼いだのを思い出します。ひとり2000円で×10 こんなチョロイ商売はないと思ったのを覚えてます。悪い学生です。

読書感想文が好きだったのが高じて、今はこんなブログをやってます。

リファラいじりなんて底意地悪い企画やっておいて難ですが、いつもこんなブログを読んでくださってありがとうございます。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします(^^)

「野球天国」麻々原絵里依 レビュー



※BL漫画のレビューです。ご注意。





「茅島氏」シリーズで知った麻々原絵里依さんの作品。

「茅島氏」は原作つきの作品だったので、絵が素敵なことはわかってるけどお話が微妙だったらどうしよう…と迷っていたのですが、私の好きな野球ネタだし!と思い購入。いやいや。ほんと買って良かったです。これを機会に麻々原さんの作品を全部揃えようかと画策中。


では早速レビューでも。





■あらすじ■

プロ野球球団・エレファンツで球団一の人気を誇る主力の4番打者・緒方。
そんな緒方には最近ちょっとした悩みがある。
今年入団した天才肌の投手・宇野が緒方にだけ妙に冷たい態度をとるのだ。
同じチームメイトとして仲よくやりたいのに…。
酒の席をきっかけに、緒方が宇野に「どうして俺にだけ冷たいんだ?」と尋ねると、宇野はなんと「ずっとあなたが好きだった」と告白。困惑した緒方は思わず「完全試合をしたら恋人になってやる」とムチャな条件を出して…?


■レビュー■

先輩で四番打者の緒方さんは大人っぽくて真面目そうなタイプ、投手で後輩の宇野はちょっとお馬鹿でやんちゃなタイプ。

個人的にはこのカップリングだけでもう「ありがとうございます!」って感じなのですが、そんな二人がプロ野球選手!
野球大好き人間の私としてはこんな嬉しいことはありません…って個人的な感情が入りすぎてますね。
いやいや、でもこの「野球天国」 野球好きじゃなくても是非に、と薦めたくなる要素がたくさんあります。具体的に3つくらいあげて語ってみますと、


1.受けの緒方さんが死ぬほどかわいい。

…もうね、年下攻め好きの方には最高のカップリングなのではないかと思います。
少々強引に「好き!」と言ってくる宇野に、緒方はいつもタジタジ。でも満更ではない。
少しずつ気持ちが宇野に寄ってきた頃には、いままであんなにつれなくしてきたのにイキナリ俺も好き、とか言えるワケないだろ、と過去の自分の行動が自分の首をしめる。
見てるこっちとしては、「もーう貴方が素直になってくれれば万事解決なのにっ」と歯がゆいんですが、この歯がゆさがたまりません。キュンキュンします。素直になれないオトナほどかわいいものはこの世にありませんね〜v


2.寸止めの妙

…ちょっと視点が変わりましてお話的な部分のことを。
1話目で二人はなんとかキスまでこぎつけるのですが、その先なっかなか進展しません(それは上述した緒方さんのツンデレ笑もあるんですが)
お話のラストでちょっといい雰囲気になるんだけど…最後まではオアズケ!を食らうこと数回…。
でも、だからこそ寸止めを乗り越えた「ラブラブ」にニヤニヤが止まらないですよ、おねいさん!
麻々原さんの描かれるエロスはどっちかというとサラリと、雰囲気的なものだけを描いた感じなのですが、数ページに渡って繰り広げられる濃厚なエロス以上の満足感があります。寸止めってすごい。


3.脇役の魅力

…BLものは基本的に「二人の世界」を描くジャンルなので、魅力的な脇役を創り出すのはなかなか難しいと思うのですが、「野球天国」に登場する脇役は皆キャラが立っていて、とても素敵。
麻々原さん、ぜひこの脇役さんたちで何か描いてくれませんかと頼みたくなる感じです。
個人的なお気に入りは関西弁のチビッコ・コバ。彼と助っ人外国人のボビーは怪しい、と私は思うのですがいかがでしょう…?(笑)こんな感じで「香る」CPがあるのもポイントです。



プロ野球の世界を舞台に繰り広げられるドタバタラブ「野球天国」

こんなに胸キュン(死語)したのは久しぶりでした!全力でオススメしますので、未読の方はぜひぜひ〜

「蝶々雲」芦原妃名子 レビュー



久しぶりに少女漫画のレビューでも。

いつもいつも腐ったことばかり考えているわけじゃないのよ、皆さん知っておいて頂戴!というね、叫びです(なんだそりゃ)

+こんなところで難ですが、今日拍手くださった貴方様!ほんとうにほんとうにありがとうございます〜



あ、なんか本題が遅れました。


「蝶々雲」は「砂時計」で有名な芦原妃名子さんの短編集。

青春期特有のヒリヒリと焼け焦げそうな空気感が芦原さんの最大の魅力だと思うのですが、その辺りが本当にうまく描かれていて芦原さんの匠っぷりを感じます。


では早速一作づつレビュー!






■蝶々雲

…表題作。兵庫の田舎町で二人の幼馴染の男の子、完太とゴマに囲まれ、おてんばに成長した主人公・清。
そんな清の前に真っ白な肌にお人形のような大きな目をした東京からの転校生・六花が現れる。
都会育ちの六花はなかなか村特有の人間関係や遊びになれないのだが、いつしか清と完太、ゴマの関係に入り込んでくる。完太のことが好きな清は六花に複雑な感情を抱き始め…というお話。


芦原さんによりますと、この作品は「砂時計」の原型になった作品とのこと。
舞台設定や視点となるキャラの立ち位置は少々異なりますが、確かに「砂時計」を思い起こさせる設定がチラホラとあります。
いつもながら、芦原さんの描かれるぶっきらぼうな男の子像が秀逸。
また、一抹の寂しさも含みながら…でも「これでよかったんだ」と素直に思えるラストシーンが私はとてもお気に入りだったりします。少女漫画的王道とはいえないけど、こういうラストもいいんじゃないでしょうか。



■中学1ねんせい〜恋未満〜

ここから「ちゅうがく●年生」シリーズです。
このシリーズは…シリーズではないみたいなもので、全部中学生の女の子が主人公っていうだけで、内容的つながりは特にありません。あえていえば、その歳ならではの空気感がそれぞれある、というくらいでしょうか。

ちゅうがくいちねんせいは、恋に恋するお年頃。主人公の可菜にも好きな人がいる。可菜は大好きな藤本君が他の誰かと話してるだけで胸がキュンとしちゃったり、藤本くんのもちものに少し触れただけで大暴走しそうになるような、妄想系。もう好きでいられるだけでマンゾク…!と思っていたのに、ひょんなことから藤本君に可菜の気持ちがバレ、もうだめだ…と思ったのに、なんと藤本くんは可菜に「付き合ってもいいよ」と言って…というお話。

あらすじの続きを少しバラしてしまいと、恋に恋していた可菜はいざ付き合ってみた藤本くんが可菜の理想の王子様でないことを知る。裏切られたー!と思うのに、でもやっぱり藤本君を見つめている自分に気づく…このコメディから切ないお話に切り替わるタイミングが本当に絶妙で、「あ、アタシうまいこと芦原さんに誘導されとるわー!」と思いました。ラスト4pがものすごく好きです。



■ちゅうがく2ねんせい〜男嫌い〜

…ちゅうがくせいなのに発育がよい阿部は通学途中の電車でいつもチカンに遭ってしまう。今日こそは大声出して犯人を捕まえてやる、とチカンの手を掴んだはずなのに、阿部が掴んだその手は同級生の鳥井の手だった。チカンと間違えてしまったことをキッカケに鳥井と阿部の距離は少しづつ近づいていき…というお話。

気が強いように見える阿部の弱さ、それを自然と「守ってやりたい」と鳥井が思う心の動きが非常に自然で、短編とは思えないほどいろんなことが描かれています。さっきも似たようなことを書いた気がしますが、こちらもラストが秀逸です。キュンキュンします。



■ちゅうがく3ねんせい〜サクラチル。〜

…教育実習のため母校にやってきた菅野。若すぎる中学生を前にして、少々ノスタルジーを感じていたのもつかの間、生徒のひとり・山瀬に「死んだ魚の目!」と罵声をあびせられてしまう。
以後も山瀬は菅野の授業では堂々と内職するなど、これ見よがしな態度をとってくる。
そんなある日、菅野は山瀬が中学時代に菅野がバスケットボールで全国大会に行ったときの写真を持っているのを見つけ…というお話。

オトナになりたい、誰にも自分を傷つけさせないように、大切な人を守れるように

コドモ特有の、無力な自分となりたい自分のギャップにもがく様子が胸にせまる一作。
子供だというだけで、どうして心無い大人に傷つけられていなければならないのか…世の中って不条理にできているなぁと思う。
でも、いつか子供は大人になれる。そう思うと、子供だったせいで受けた傷は、いつか癒えて消えてくものなんじゃないかな、と
読みながらそんなことを考えさせられました。

主人公の山瀬の「泣き笑い」の表情が印象的な一作です。



主人公の年代が中学生〜高校生ということで非常に甘酸っぱい短編集。

恋をして高鳴った胸も、コドモだからと傷つけられた記憶も、その時々…青春の一瞬にだけ感じられる感情が触れると切れそうなくらいせつせつと切り取られています。

読みながら何度も胸をつかまれました。胸がきゅっとなるお話をお探しの方に特にオススメです。ぜひぜひ〜


「リトル・バタフライ」高永ひなこ レビュー




「恋する暴君」で有名な高永ひなこさんのわりと初期?連載作品。


高永さんをご存知の方ならわかってもらえると思うのですが、高永さんの作品は「ベタ甘、ちょい切」といった感じで、基本ラブラブなお話なのですが、今作は攻めキャラの仲原くんがトラウマ持ちの複雑家庭…ということで割とシリアス度が高い一作になっています。


では早速レビューでも。






■あらすじ■


受験を控えた中学三年生の小島。
小島には最近気になる人がいる。
冷たいような、他人に無関心なような…そんな独特の雰囲気のせいでクラスから少し浮いた存在の仲原くんだ。
小島が思い切って話しかけてみてもいつも気のない様子の仲原くん。
それでもどうしても仲原くんが気になる小島は、修学旅行でのグループづくりで一人あぶれた仲原くんを強引に誘い、修学旅行で行動をともにすることに成功するが、自由行動の最中に仲原くんはひとり姿を消してしまい…?



■レビュー■

シリーズは全3巻。

まず始めに、個人的感想を言わせていただくと、読み終わった後なんだか胸がきゅっとなりました。

この「きゅっ」は切ないのと幸せなのと…いろんな感情が均等に混じりあった感情で。

高永さんの画や描き方は割とそこまで暗くならないようにバランスがとられていますが、さりげなく「こんなことBLで描いちゃって大丈夫?」と思うような深いことに切り込んでいる作品です。


親子であることの意味、親子の愛情とは?そして、誰かに救われるということとは何か。


読みながらとても考えさせられました。


具体的にどんなことを考えさせられたかというと、親子って、少し残酷な関係だなぁってこと。


子供は親に愛されるのが当たり前で、それが普通。

でも、うまく子供を愛せない親がいるのも紛れもない事実で。

じゃあ、うまく親に愛してもらえなかった子供は子供自身が悪いのか?

たぶんそうじゃない。たぶん、子供は何も悪くないんだけど…どうしようもない。

でも、親だから子供も結局は親を憎みきれないし、どこかで自分を愛さなかった親を許すしかない。

まだ中学生で、そういう「世の中の残酷な現実」を突きつけられた仲原くんは本当に可哀想な子だな…と思います。


しかしながら、このお話にはそんな可哀想な仲原くんを照らす太陽のような子・小島くんがいますのでここで私が暗く語ったほどには作品全体の雰囲気は暗くありません。

高永さんってこんなお話も描けるんだ!と私の中の高永さん観(?)が少し変化しました←


オトナに傷つけられながらも懸命に恋していくふたりの姿が切ない「リトル・バタフライ」

一読の価値があると思いますので、ぜひぜひ。






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