たった一つの希望
それだけが願いでした
それだけが私の祈りでした
本当に本当の欲しいものでした
ギアスR2を借りてきて最後まで観ました!
リアルではチラホラとしか見れなかったので、楽しみにしてました。
慎姫と一緒に観ていた記憶があります。
暑い中、ずっと離れずに彼女はいました。
凄く暑がりなのにね。
ラストの話なのでネタバレ。
見てない人はバックプリーズ☆
さて、ラストシーん。
実はルルが死んじゃうのはネタバレをうっかり見て(ネタバレって事前に書いてないのは困るよね)知ってました。
反逆のルルーシュという題名の通り彼は反逆者なので、正直題名見てすぐに彼は死ぬなと想像出来ました。
何故なら反逆はあってはならないものだからです。
それをアニメが認めてはならないと確信していたので(特に、後半は夕方の番組でもありましたし)きっと彼は殺されてしまうか何かだろうと思ってました。
う〜ん…半分当たりですが、半分は真逆でしたね。
彼のシナリオ通り進んだのだけが救いかな。
前半は深夜だったこともあり、たまに見てました。
深夜でしっかり見れる時間だったのに観なかった私の馬鹿!!
夕方になると仕事でなかなか観れなくて悔しかったなぁ。
兎に角前半はスザクが好きでした。
後半のスザクはあまり好きじゃありません。
作中でも言われてましたが、裏切ってばかりで。
信念があった者が、信念を捨て行くのはあまり好きではないのですが、捨て方が身勝手な描写で更に好感度がダウン。
でも言い訳をしない日本人らしい…と言えばそうかもしれませんね。
ユフィを亡くしてからの彼は、心に影を落としたのでしょう。
でも一番辛い思いをしてこれからを生きていかねばならないのは間違いなく彼だと思います。
生かされた命を最後まで使いきらなければならない。
呪いのように託された祈りでもって。
孤独なのは王の力を持ったルルではなく、最終的には彼になってしまった気がします。
ルルはルルでどんどん覚悟をしていく感じがして可哀相でした。
彼は逆に好きになっていったキャラです。
ただ、やっぱり凄く身勝手なのは変わりないですね。
それを象徴しているのがラストシーン。
ナナリーが泣いてるあの姿。
ある意味で彼は願いを果たせず、ある意味で彼は願いのままナナリーのそばに行ったのかな〜と。
だって死に様をナナリーに見せたら泣くに決まってるじゃん。
ナナリーに笑顔でいて貰いたいはずなら、きっと彼は彼女を遠ざけたはず。
でも最後に見たかったのは最愛の妹の姿だったんでしょうね。
人は矛盾した生き物です。
ナナリーが泣いているのを見て、思い出したことがあります。
全てを手に入れたけれど、たった一つの本当の願いだけは一生叶えられない辛さ。
ちっぽけな願いだけれど、絶対にもう叶えられない。
何でも手に入る未来だけど、一番大切なものだけは奪われる世界。
これは幸せなんでしょうか?
望みのままにこれからを生きていける自分への代償は、あまりにも大きすぎて。
全てを与えられた世界で、生きていくための燃料を奪われるのは、本当に幸福なのでしょうか?
私は未だにこれを幸福と呼びたくありません。
だから、私を幸せだという人は、私をちっとも分かってないと嘆いたものですw
でもだからこそ思うのです。
人の痛みに触れるときは、自らの痛みに触れる行為と同意だと。
その覚悟があるものだけが許されるのだと。
と、自分に戒めてます。
唯一無二の大切なものを失う喪失感。
それに比例して、自分が幸せとやらに無理矢理なっていく悲しみ。
たった一つの願いも叶えられない苦しみ。
ナナリーがルルの妹なんだって漸くラストで分かりました。
全然似てない兄妹でしたが、ラストで「やっぱり血は水より濃いな」と思わせてくれました。
行動力と覚悟はブリタニアの皆さんは凄まじいよね。
欲の強さは各々だけど。
フレイヤをぽちぽち押す彼女。
もう死ぬ覚悟だったんですね〜…。
彼は仮面をかぶりましたが「私のためですか?」と聞いた彼女は実際は答えを求めていたのではなかった気がします。
どこかで確信していたのだと。
最後の彼等の交わす言葉が外国人さんらしくていいなぁと思いました。
愛してる!って、日本人はああいう時に出てきませんからね。
一番伝えたいことが物凄くストレートだ。
わんわん泣いてるナナリーを見て、種運命の妹(と家族)を亡くしたシンが泣いてるのがかぶりました。
あの時も耳を塞ぎたくなるような悲鳴のような泣き声で、悲痛な叫びが痛々しかったです。
ナナリーの声優さん上手い…。
兎に角やっぱり悲しい終わり方で、結局CCはど〜なんのとか、色々思うところもありますが、楽しめましたvV
次はOOみるのかなぁ?
こちらは全く見てないので(つまらなかったから)どうしようか考え中。
それよりひぐらしがみたい!