ふと、考えることがある。
もし、今の生活の中に「キミ」がいたら。
どれだけ、たくさんの感情がもてるだろう。
朝起きて、一番に「おはよう」と言いたくて。
寝起きの悪いうちにご飯を作ってくれたら最高だな。
仕事に行こうとすると、キミはきっと寂しそうな顔をするんだろうね。
仕事に行きたくなくなっちゃうね。
それでも、なんとか笑顔で「行ってらっしゃい」って送り出してくれる。
そんなキミを抱きしめて。
キミが待ってくれているのなら、
今以上に仕事も頑張って。
疲れて帰っても、笑顔で「おかえり」って言われたら疲れも吹っ飛ぶよ。
そして、またキミを抱きしめて。
夜ご飯は一緒に作りたいな。
お風呂も一緒に入りたいけど、
なかなか一緒に入ってくれないだろうな。
その後はキミが好きなお笑い番組を観ながらまったり。
必ず手は固くつながっていて。
寝るときは必ずうちの腕枕。
しっかり抱きしめて、キミが眠りにつくまで毎日見届けたい。
キミの寝顔を見てから、うちも目を閉じる。
これが夢にまでみる理想の一日。
そんなに贅沢かな。
そんなに叶いそうにない夢かな。
現実に足りないのは、キミだけ。
「今ならなんでもしてあげられるのに」
それじゃダメなんだよ。
いくら想っても、もう帰ってこないんだよ。
夢でしかもう会えない。
それでも、忘れるつもりはなくて。
苦しいくせに忘れなくて。
ただ、想い続けるよ。
ほんとに大切なのは、キミの心。
キミの笑顔。キミの幸せ。
自分なんかどうでもいいとまで想える人に出会えたうちは幸せなのかな。
だとしたら、なぜこんなに苦しいのかな。
キミの幸せな未来に、うちがいないことが悔しいだけかもね。