この鳥居は独特。

普通の鳥居の上に、合掌の形。神仏合祀を表す。
ここの神馬。
残念ながら、生きている馬ではない。

その隣に、二匹の猿がいる。

魔が去る、何よりも勝るということで、
ここでは神様の使い。
ちょうど今年は申年なので、ぴったり。

楼門。

この4つの軒下の四方には、
姿形が違う猿が支えている。

楼門の右隣りには、山王大権現の大きな絵馬。
顔が、お猿さん。

お参りを済ませて外に出たら、
白砂利の所に囲みを発見。
何を祀っているのかと下ばかり見ていた。
囲われていたのは、木になっている柿。
山王神使の神猿が、好んで食べる豆柿(渋柿)。
樹齢500年で、柿の原種ともいわれているそうだ。

日吉大社と猿については、
いろんな信仰が混ざりあっていて複雑。
猿はお釈迦様の前世の姿とも。
また、神の文字の示すへんを取ると、
申(さる)になるのも、興味深い。

戦国武将の豊臣秀吉は、幼名を日吉丸と呼ばれ、
織田信長から猿と呼ばれていたところから、
この日吉大社を大切にしたという。