転勤が多いので、他の人より引っ越しの経験は多いのですが、経験を重ねてきた者として、一つ言っておきたいです。
「壊れる心配のある大事なものは、他人に任せたりしないこと」。
まだ引っ越し経験の浅かった頃、荷運びが済んで開梱していると、気付いてみると、一つの箱のいくつかの食器が欠けていました。
それらが、自分で作った陶器だったため、かなりショックを受けました。
ただ、お気に入りのものではありましたが、高価なものではなかったので、文句をつけるために電話したりなどはしませんでした。
そんなことがあってからは、工芸品や貴重品、割れるものは自分で運ぶように心がけています。
私たちが引っ越し業者を決める際、日本通運(日通)が「引っ越しは、日通」のキャッチコピーとともに、引っ越し事業が広く知られるようになっています。
昔から引っ越しサービスを行ってきた業者であれば、何とか引越社や、どこどこ引越センターなどの名前がついていたというのがどこの地域でもみられました。
ところが、運送会社は近年、一般家庭の引っ越しに目をつけ、事業に参入しているのです。
日通のように、運送会社の中でも大手の会社だったら、引っ越しサービスも充実しているでしょう。
マンションやアパートですと、今では隣人はどんな人なのか、ほとんどはっきりしなくても何とかなるというのがごく普通になっています。
そうは言っても、日頃から挨拶を交わし、災害など、大変なことがあれば助け合えるようなつながりがあった方が良いでしょう。
お隣さんといい関係を作るために、取りかかりとしては引っ越しから間を開けずに、手土産を持って、お隣に挨拶に行くことがまず必要です。
毎日快適に生活するために必要な環境は、住居の中だけだと思ったら大間違いです。
良好なご近所関係も住環境の一部です。
よりよい関係づくりの手始めとして、引っ越し時の挨拶は欠かさず行ってください。
挨拶の品を準備してから訪問することを忘れないでください。
簡単な挨拶と、ご近所に伝えなければならないことが言えれば良いので、好印象を与えるようにしてください。
出会った時の印象は、お互いに強く残るものです。
単身世帯でも、大家族でも引っ越しの際にはダンボールを使うわけで、サービスとして、業者がくれることもありますが、有料の業者もいるので注意が必要です。
上手く入手できなければ、スーパーなどに行けば、無料でダンボールを分けてもらえます。
サイズが整わないのは仕方ありません。
荷物が入ったダンボールを縦横に積み重ねるので、同一サイズでない場合、よく考えて崩れないよう積んでいってください。
いざ引っ越そうという時に、自分の家のエアコンをどう取り扱えばいいのかわからない、といった類の問題にお困りではないでしょうか。
専門の知識がないと、なかなか取り外しも取り付けも困難で、だったら、電気屋さんにがベストなのか、それとも、とりあえず引っ越し当日に業者に外してもらうようにするか、また、転居先での取り付けはどうするのか等々、不明点が多いので、延々考えあぐねることになります。
餅は餅屋と言いますから、エアコンの事はエアコン専門の「エアコンサポートセンター」に相談し、利用を考えてみるのも良いですね。
引っ越しの前にすることとして、最優先しなければいけないのは市区町村役場への、転出届の提出です。
これは、今住んでいる市区町村で手続きします。
役所に行けば手続きできますし、郵送でも手続きできます。
受付時間に本人が役所に行けない場合、委任状を持参した代理人が提出することもできます。
この手続きは、転居する2週間前くらいから多くの自治体で可能になっています。
この度、住宅ローンを組んで家を買うことにした訳ですが、契約締結をするためには印鑑証明書(及び実印)がいるのを知らずにいたので、少々驚きました。
以前、印鑑登録だけは親が代理で済ませておいてくれましたけれど、違う市から転入することになる今回の場合は、新しい引っ越し先の役場で新しく印鑑登録の手続きが必要になります。
仕方がないのでバタバタと登録しに行ってとても気忙しい思いをしたものです。
業者にあらかじめ予約を入れて、引っ越し作業を依頼していると、前日や当日という直近になって、急にキャンセルすることによって、キャンセル料を支払う羽目になってしまうことがあります。
引っ越し業者は見積もりを作る時点で、業者はキャンセル料のことについても客に説明をする義務があります。
ですがこれを、書面だけで説明されてしまうとキャンセル料についての記載に気付けないこともあります。
ですから、予約を入れたらそのタイミングで、キャンセル料について詳しく質問しておく方が良いかもしれません。
住民票を動かすと、絶対しなければならない手続きの代表が運転免許証の住所変更届です。
運転免許証は幅広く使える写真付き身分証明書なので、引っ越して住民票を動かしたら、できるだけ早く手続きに行きましょう。
転入した先の警察署で、交通課に運転免許証と新しい本人分の住民票(写しで良い。
住所変更してあれば、健康保険証、公共料金領収書などでも良い)を所定の窓口に提出し、届を書き、少し待っていればすぐ変更できます。