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わたしが、「女の子」のコスプレから逃れられるのは、恋愛面で安定しているときだけだ。
案の定、いまはキャンキャンに載っている服を全て買い占めて、モデルのコーディネート通りに着たい気分でいっぱい。
肩にも届かないくらいの髪を一気に伸ばして、ゆるくカールさせて、ヘアアレンジを施したい。
安定している状態で、そういう風になりたいって思うんならいいんだけど。
お金が手元にあったら見境なくお買い物してしまいそうだ…貧乏でよかった。

田辺聖子の本がとてもおもしろい。
いまは「言い寄る」を読んでいるんだけど、とても40年前に書かれたものとは思えない。
いつの世も、みんな考えることは同じということなのかな。
最近たくさんたくさん小説を読んでいるんだけど、子どもの頃読んでいた頃よりも遥かに楽しく読めるようになった。
世界が広がったからか、読みながら頭に流れる映像の、なんとリアルなこと。
主人公の目線になって読む癖があるから(みんなそんなもんか)、この頃は、高校生になったり、OLになったり、デザイナーになったりと、忙しい。
本が好きだな。
精神がガタガタではあるけれど、そのおかげでのめり込むように本が読めて嬉しい。
今日も一冊読み切ってしまおう。

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わたしの心があまりにも暗いので、体すべてが暗さで埋めつくされてしまったように感じられます。
何も見えない、静かで、何もかも呑み込んでしまうような、重苦しい暗闇。
当たり前のように、目を通して入ってくる光が、いちいち眩しく感じられて、ここ数日は、毎日夢を見ているようです。
ちかちかと、世界が変な輝き方をする。



もう大丈夫、と、消えてしまいたい、気が狂ってしまうんじゃないか、を、繰り返して、昨日は本当にどうにかなってしまうかと思った。
寝不足で、そんな日に限ってしっかりと授業があって、それに加えて生々しい小説なんて読んでしまったものだから、夜ご飯のとき唐突に泣き出してしまって母親に驚かれた。
「あんたにそんな想像力なんてあるの?」と言われた。暴言だ。
「何よ、そんな泣くことでもないでしょ。」あなたにとってはね。
悪い方向への想像力がたくましいから、いまこんなに苦しい思いをしているのだ。
彼が、他の女の子と笑っているところを想像すると、悲しいを通り越して吐きそうになる。
ふつうの顔するように心がけているし、だましだまし落ち着くように自分に言い聞かせてはいるけれど、そんなことをするから変な形で崩壊する。
もういまのわたしに出来ることは早くに寝て、早くに起きて、気を紛らわすためのあれこれをすることだけ。
他者に振り回されたくないとか言っておいてこれなんて、情けないよなあ。
わたしはずっと恋愛が大好きなんだ、と思っていたけれど、案外そんなことはないのかもしれない。
ないほうがよっぽどらくだし毎日が楽しい気がする。
恋愛になり切らない、遠いようで近い間柄で、誰とでもいられたらいいのに。
そうすれば、気持ちにかんづかれて、相手に距離をとられることだってないのに。
友達として、信用し切って、完全に心がほどけ切っていたから、突然わたしの日常から彼が消えてしまったことが、まるで心をえぐられたことのように、わたしの傷になっている。傷というか、穴。
夢を見ているみたいだ。本当にこれって現実なのかな、って、一日一回は思ってしまう。

大好きで仕方なかった人とさよならしたあとにそっくりだ。
早くいまを振り返って、辛かったなあって言いたい。
そのためにがんばって生きる。
(もともと死ぬ気なんてないけど)

寝よう。おやすみなさい。




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