転居するのが好き、という方でなければ、引っ越しは生活の中でも転換期になり得るわけですが、思いもよらないトラブルに巻き込まれることもあっておかしくありません。


とりわけ、ただでさえ大変な引っ越し当日、仕事が重なってしまったときにどこかに番狂わせが起きると、予定が大きく狂ってしまい、引っ越しが上手くいかないことも考えられます。


前日までの準備は万端にしておくことが必要です。


引っ越し経験は割と多い方だと思いますが、その上で、一つだけ多くの人に聞いて欲しいことがあります。


「引っ越し業者に壊れものを運ばせるな」ということなのですが、これは心からの警告です。


ちょっと大手の引っ越し業者に運んでもらった荷物のうち、気付いてみると、一つの箱のいくつかの食器が欠けていました。


それが実は自作の皿で、大事にしてきたものでしたら、かなりショックを受けました。


とはいえ、お金にすると二束三文にもならないようなものですから、もうクレームをつける気にはなれませんでした。


そんなことがあってからは、工芸品や貴重品、割れるものは自分で運ぶように心がけています。


業者を利用しないで、できるだけ自分で引っ越し作業を進めたい場合は荷造りにおいて、荷物の数を少なくする工夫をした方が良いです。


なぜなら、あまり大きな荷物の載せられない、自家用車で荷物を運びますから、狭い所に詰め込んでいきやすいように、適度な大きさのダンボールを使用して要領よく梱包していく、食器などの割れ物は、Tシャツなどの衣類にくるんで梱包する、こんな風にして、包み紙の使用を防いで、その結果、荷物の嵩が減って割れ物と一緒に衣類も梱包することで、破損の危険も減らします。


万事このように、荷物を減らす努力をしましょう。


賃貸住宅から引っ越すと、原状回復が義務になっていますが、しかし入居中に経年劣化することも確かです。


どう見ても破壊や破損だと判断できるところは修理費用は入居者持ちとなる可能性が非常に大きくなりますが、経年劣化と見なされる日焼けなどは回復義務は生じないことが多いです。


何にしても、余計な傷や変化を生じないように暮らすのが無難な道だと言って良いでしょう。


転居に必要な手続きの一つは、ネット回線を使えるように手続き、場合によっては工事をしておくことです。


引っ越し先の状況によって対応も違ってきますが、引っ越しを終えて、いろいろ連絡を取ろうと思ったところで、肝心のネット回線が通じていなかった、ということになりかねません。


年度替わりの時期には、数週間待たないと工事ができないということもありますので、引っ越しの日程が決まり次第、プロバイダーへの問い合わせは早めにしておくのが鉄則です。