近頃では、一般的な話ではなくなってきてしまいましたが、引っ越しソバという言葉もありまして、引っ越しをするとソバを食べるという習慣が、一昔前からありました。


どういった由来があるのかというと、ソバの形からどうか細く長くお付き合いできますようにと縁起をかついだのと、この度、お側(ソバ)に越してきた者ですなんてシャレも効かせて引っ越し先のご近所に配ったとされており、江戸時代あたりから見られる習慣のようです。


いよいよ明日は引っ越し、という日には、引っ越しのタイムスケジュールを確かめてください。


引っ越し業者の人が来るのは何時か、何時に作業を終わらせて荷物を運び出さなければならないかといった時間を確かめて、それに合わせて動けるようにしておきます。


できるだけ荷物は運び出しやすい場所に持っていき、当日の関係者のために冷たい飲み物の準備をしておきましょう。


作業が終わったところで、飲み物を出せば特に暑いときなら、みんなが嬉しくなるでしょう。


コート類、スーツなどハンガーに吊してある衣類の荷造りをする時に大抵の引っ越し業者からレンタルすることができる衣装ケースが存在しますから、これを用いるとハンガーにかけられている衣服の荷造りが、格段に楽になります。


通常のダンボールを利用すると一着ずつ衣類を重ねて梱包することになるのですがこうした運送専用の衣装ケースを使うことができればハンガーのままケースにかけていって、荷造りを完了させられます。


運搬先でも、今度は衣装ケースからハンガーのまま取り出して、クローゼットなどに収納していくことができて便利です。


就職や転勤、あるいは一人暮らしを始めるなどで新しい住居が決まったら、今度は是非おおまかに、自分の引っ越しの日までの、作業プランを作っておくと役に立ちます。


荷物の梱包などを極端に早く開始すると生活を送るのに不便を感じるようになりそうですし、遅すぎる場合は後から忙しくなってしまいます。


ですから、セオリーとしては今の生活で使用しないもの、蔵書や衣服などから片付けていけば無駄なく進めていけるはずです。


プロの業者から何らかのサービスを受けた時にチップを渡す習慣は、日本にはまったくありませんが、しかしながら、引っ越しの時には、そうしたお金を渡す人が多いです。


素早く丁寧に、引っ越し作業をこなしてくれるスタッフ達に労りや感謝の気持ちにかえて、お金を包むとか、さらに飲み物や軽い食べ物、お菓子などを準備する人もいます。


これらは、全く必要ないことではありますが、作業スタッフからすると、もらえるとやはり嬉しい、というのが本当のところのようです。