出かけたついでに
今ミニストップのイートインにいる。
水分補給しつつ、ちょっと考える……母親のこと。
怒りに任せて『アパート探せば?』なんて言ってしまって、それが実現しようとしてるんだけど、
これで良かったのかなぁ……って。
後悔とは違う、複雑な気持ち。
私がやってきたことを、あっさりバッサリ切り捨てて、否定したことは本当に許せない。
思えば昔からそうだった。
小学4年の時、漢字のテストで1人だけ100点を取ったことがあった。
嬉しくて嬉しくて、これで褒めてもらえる!と思ったのに、テストを見せて返ってきた言葉は、
『ふ〜ん……こんなの1回100点取っただけじゃダメなんだよ、次も100点を取らないと』
だった。
え……あ……(´・д・`)私は言葉が出なかった。
ただ褒めてもらえなかったことが悲しかった。
近所の同級生や上級生達に仲間はずれや嫌がらせされていた時期もあって、
『近所の友達に嫌がらせされてる』と母親に言ったこともあった。
その子達を叱ってくれとか、やっつけてくれとか、そういう思いではなくて、
ただただ私は嫌な思いをしている、ということをわかってほしかっただけだった。
でも返ってきた言葉は、
『そんなことに負けてどうするのッッ!!』
……怒鳴られた。
えぇ〜〜……(´;д;`)
私って……認めてもらえないんだ……。
何をやってもダメな子なんだ……。
そう思ったけど、子供の愚かさっていうのかな、なんとしてでも親に認められたいって思っちゃったんだね。
それからは以前にも増して親の言うこと聞いて、
勉強も頑張って、
休日も家の手伝いをして、
いつも明るく元気に、笑顔で過ごして。
俗に言う『いい子ちゃん症候群』ってやつだったんじゃないかと思う。
家にいたって気は休まらない。
学校だって楽しくない。
私はいつまで『いい子』しなきゃなんだろう……と思った中学1年の頃、
朝の支度をしながら、涙が自然とこぼれてきて止まらなかった。
それを見た母親は、
『何泣いてんの!?そんなんで学校行けるの!?』
……怒鳴ってきた。
泣きたくて泣いてたんじゃなくて、自然に涙がこぼれただけだったのに。
『ごめんなさい、行ってきます』
急いで涙を拭いて、登校したけど、何で謝らなくちゃならなかったのか……。
その頃から『親に自分の気持ちを言う』っていうのが苦手になっていたから、
何も言えずに、いうことを聞いてるだけだったな……。
それは大人になっても変わらなくて、気を使ってばっかりで。
そんなことも知らず、私のことを否定してきた母親が嫌になっちゃったんだ。
この人も昔から変わらないなぁ……って。
私も悪かったのかな、反抗らしい反抗もしないで。
もっと自分の意見を言えば良かったんだ。
でも当時は怖くてできなかった。
親を怒らせたら嫌われる、嫌われたら捨てられる。
ずっとそう思っていたから。
そんな私が今、母親を捨てようとしてる。
……これで良かったのかなぁ?
世間からみたら、ヒドイ娘だよね。
70歳のお婆ちゃんを放り出すんだから。
……そう思っちゃってる時点で、私はまだ『いい子ちゃん症候群』なのかな。
もう49歳で、親の呪縛からは逃れていいはずなのに、まだまだ捕らわれているのかな。
母親のことは許せない。
でも捨てていいのかな?
そのバランスがうまく取れなくて、モヤモヤしてる。
私、心はまだ子供なんだな……情けないな(´;ω;`)