蓮の実、蓮華の香。

死ね。生きている価値のないあたし。

あなたを追いこんだのはあたし。
いつだって迷惑かけて、責めて。
守られたのはあたし。

あなたは優し過ぎた。
もう、壊れているのかもしれない。
それでも、あたしのことを励ましてくれる。

でもそれは遠回しの厭味。

あたしはいつもきれいごと。

大切なのはいつだって自分。
あたしは自分を犠牲にしたことがある？


いつだって守ってた。


しんどいと小さくいえば構ってくれるのも知ってる

それができないあなた。
あなたの分まで苦しいと言った。

本とは苦しくないのかもしれない。



あたしはあなたが怖いの。
ほんとは怖いの
しぬほどこわいの。

でももしあなたが壊れたとしたらあたしのせい。
だから怖いの。


あなたは こんなにもぐちゃぐちゃなのに人の話をきこうとするの。
あたしはきこうとして話すの。

あなたが苦しいと知っているのに。自分の苦しみしか訴えることのできない人間です。
いさぎよく殺されろ。首のカッター刺してしまえ。死ね。
逃げるな。死ね。死ね。
悲劇のヒロイン気取ってんじゃねぇ。
臆病。
刺せないくせに。
逃げてばがり
自分だけ助かろうとする
あんたの大切なものってなんだよ？
全部傷つけてばっかじゃねぇか
死ね。
死んでも足りない。
死んで逃げれるてオモウナ。死ね。させ。ふかく。

そんなもんじゃねーぞ。あいつの痛みは。
まだまだ足りねえ。
跳びおりて、ほねおれて、くいとかささって、肉飛び散って、それでも生きてるような痛み
それでも足りない。
だから、死ね。
一瞬じゃなくて、
長い時間かけて、
死ぬよりも苦しんで、
何回も、何十回も死ぬ思いして死ね。
消えろ
あたしが殺してやる
死ね
死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

殺される殺される殺される殺される

あの子が恨んでるのはあたし
あの子は命の恩人。感謝してる

でも殺される
近くにいて
知っていたのに助けられなかった
学校やめたことも後悔してる
近くにいるふりして逃げた
痛みのわかるふりして逃げた

あたしは本当に助けたかった
わかってあげたかった

でもできなかった
途中なんか関係ない

結局あたしはあたしが大切で、
自分が壊れることを恐れた

あなたが怖かった
一緒にいることで、
あたしが傷つく
どんどんおかしくなる

あなたがあたしを信用しようとしたとき、
あたしは逃げた。
無理しなくていい、あたしはそう言いたかったけどあなたには裏切りだった。
あなたは絶望した

あなたを一人にしたのはあたし

あなたに助けられたのに、壊したのはあたし。許されない。
殺されてもおかしくない。

大切な時にあたしは逃げた。あたしのために。
言い訳ばっかり。

あなたはあたしが憎かったに違いない。
あたしはいつだってしんどいときに しんどいんだって言う。
きっと態度にも出る。

あなたのほうがずっと苦しいのに。
あなたの苦しみに向けられる目はあたしに向けられ、あなたは苦しみを堪え、一人強くなるしかなかった。

そうさせたのは あたし。
あたしの苦しみなんて、比じゃない。

それでも あなたはあたしに小さなＳＯＳを送る。そこまで追い詰められていた。
それなのに あたしはどうする事もできない。



助けてあげたいのは山々なんだ。でも見てよ、あたしだってあたしなりに精一杯。あなたのことまで手が回らないの。助けてあげたい、あなたの事は大切だよ、あたしを助けてくれたんだもの、あなたの気持ち、わかる気がするよ。こんな感じでしょ、ほらね。


…でもどうすることもできないの




応えてあげられないんだ。





あたしは側にいるふりして他人行儀。誰よりもタチ悪い。
あたしが誰よりも口ばかり、嘘ばかり。
自分が可愛いくてしょうがないんだろ？
お前は悲劇のヒロイン気取りか？
価値もない、人の痛みもわからないくせに。失せろ。自分が１番信用できない。

殺してって言って、いざ殺されそうになると助けて？最低。最低。死ね、消えろ。