話題:近況報告
同棲2年を迎え、きっかけがあり、話し合いがあり、別れと別居を迎え、新しい彼氏……?ができた。
まさか自分がにーさんと別れるなんて微塵も思ってなかったのは事実です。
中学生や高校生の頃は同級生が何とか夫婦〜なんてプリクラに書くのを心の底から馬鹿にしていた。
にーさんという彼氏ができた高2の夏から世界でとは言わずとも少なくとも日本で一番仲の良いカップルなりアベックであると自負していた。
高校生の頃は言わずもがな楽しい毎日を送っていたし、私が大学生になって会える時間がへったと言っても無理矢理時間は作っていたし余所より本当に会ってたと思う。
お父さんが死んで、大人になる事を焦っていたにーさんとタイミングもよろしく同棲を始めて、私はわがままだけれども好きになれなかった定位家族と離れることができて、本当にという単語を繰り返したくなるほどに幸せな日常生活を送ることができた。
何もかも許せる相手と毎日顔を合わせられて、私の思い通りに家の中がレイアウトされてゆく様は本当に本当に楽しかった。
他の誰からもチヤホヤされなくてもにーさんが私の事しか好きならそれで死ぬまで、残り60年なり70年なりを費やして生きていけるのが幸せで今までしたわずかな苦労なんてこの幸せな日々のためにあったんだなーなんて考えていたんだけれど。
私の好きっていうのはすごーく独占欲の強いもので、私以外と遊ばないでよ、なんていうものであり、それは20代前半から後半に差し掛かる男性には難しかった。
私は他に異性はいらなかったけれど、にーさんは職場の影響か本能の成せる業なのか、はたまた私のせいなのか、他に女性経験が欲しいと考えた事がつもり積もって、同棲2年満了日を迎えた日、にーさんの出会い系利用3回目が私に知れてしまったり。
その時点ではまだ私にもにーさんに対しての好意はあったんだけれども、1ヶ月悩ん別れ話して、一週間に渡る話し合いによって溝は決定的なものになり、1週間で部屋を決めて、1週間と数日で引っ越して現在人生初の一人暮らし満喫中。
私は幸せを感じた分の反対の振り幅くらい嫌な思いもしたなーと思うけれども全体的には楽しかったし、結婚するんだろうと本気で思ってた。
にーさんは結婚願望強かったし、婚約指輪と結婚指輪も一緒に何軒も見に行った。
にーさんが本当に私のことを好いてくれているのは分かっていたんだけれど、理解していたんだけれども〜。
とにかく今は同棲は解消になり、別れていて、新しい彼氏であろう人もいるけれど。
お付き合いするという段階に至るにはどういった好きだという感情が必要なのか、お付き合いするのはそもそも1人でなくてはならないのかとかくだらないことを、にーさんと付き合って浮気が微塵も許すことができなかった私がいろいろ考えている。
今の彼氏?が私のことがすきだ、付き合ってーなんて初めに言った頃にはにーさんに相談したくなったほどに人生を今までにーさんに丸投げしてきていた。
私はなんでも自分の意志で決めているように思っていたけれど実際は全てにおいてにーさんの意志で回っていたのかもしれないということに四年半をこえて気づいた。
今更何を、今から何を、自分で決めていかなきゃいけないんだろう〜。
就職先だって、自分が住みやすい地元付近で決めるのか、今の彼氏の近くに行くべきなのか、分からずにいる。
あまりに保守的で先のこと考えすぎなのか、そもそも先のこと考えていないから割と高収入で自分を好いてくれていたにーさんと別れることができたのだろうか。
脳内はノンストップで悩んでいてかわいそう。
体は夜勤もあるから寝ちゃう。
難しい。
今の彼氏の、私のことが好きだ、大事にするという発言は本当だろうか。
本心から思っていたとしてもにーさんみたいにいなくなるんじゃないかな。
いなくなったわけじゃないけれども。
なーやましーい。

以上